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その買い物は正しいか?「物価が安い」と言われる国で生まれる見えない犠牲

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merumaganew

海外で仕事を作り出して働いています、というと「すごいですね」とか言われることもありますが、仕事を始めるってすごいことはなくて、どちらかといえば簡単なことだと思います。

 

やると決めて動き出せばあとはもう始まってしまうので。

 

ですが、安易にそう言ってしまうと途上国と呼ばれる国で仕事をすることが、誰でもできてしまうと思われることも事実です。

 

難しいのは「物価が安いと言われる国」で日本と同じような生活基準で、生き続けること。

 

物価が安いから切り詰めたら安月給でも働けるのかもしれません。

 

でも、それで生活基準を落としてまで海外にしがみついていても、仕方ないのかなって思っています。

 

だからこそ、ぼくは生活の質は下げたくないし、そのために何をしたらいいか?は常々考えて行動しています。





「高いですね」のその基準はなんですか?

東南アジアに来たことがある人はわかると思いますが、マーケットなどで買い物をしようとすると値段交渉から始まります。

 

最初は「5ドル」と言われたTシャツが、交渉次第では値下げをして買うことができるのです。

 

この値段交渉も旅の楽しみだったりしますが、値下げをすることが必須ではないし、そもそも自分が納得をした値段で買えたのであればそこには「ぼったくり」は発生していないわけです。

 

「Tシャツが1ドルで買えた!」という人もいれば、「え?私3ドルで買っちゃった。まじぼったくり!」とかなんだか訳のわからない会話をしている人たちがいますが、今回はそのような人たちのことは置いておいて。

 

ぼくらが扱っているTシャツは1枚10〜15ドル程度で販売をしています。(値下げ幅ではなく、シリーズによって値段の差があります)

 

一枚数ドルで買えることを知っている人たちからは「高いですね」と言われます。

 

ぼくらが作っているものに価値を感じてもらえないのであれば、どんな価格でもお金を払いたくないかもしれません。

 

ですが、1ドルには1ドルの、10ドルには10ドルの理由があります。

 

そもそも1ドルのTシャツで利益が出ているからくり

お店側が最終的に1ドルでもTシャツを販売するのは、それでも利益が出るからです。

 

でも1ドルで売って出る利益では、1日何枚Tシャツを売ったらいいのでしょうか。

 

そして、1ドルにも満たない原価の商品を作っている人たちは、どのくらいの数を制作したらお金をもらえるのでしょうか?

 

あらゆる可能性を考えても、1ドルでTシャツを販売して成り立つ商売の裏には犠牲になっている人たちがいるとしかぼくは思えません。

 

そこで犠牲になっている人たちは働く「選択肢がない・知らない人たち」です。

 

どこの店を見渡しても同じような商品が、山のように連なっているあの景色は異常さすら覚えます。

 

「選択肢がない」という話をすると「選択肢を広げたい」という人も出る

カンボジアを含め、途上国と呼ばれる国々では、現状抱えている課題を解決しようと非常に多くの個人・団体が活動をしています。

 

「選択肢がないから仕事を選ぶことができない人もいる」という話をする人がいれば、「選択肢を広げてあげたい」という人が出るのも当然の摂理ではあります。

 

ですが「選択肢広げっぱなしの放置プレー」も同じように異常さを感じてしまう訳です。

 

選択肢がない・知らない人がいるという現状に対して、選択肢だけを教えても何も変わっていないし、むしろ夢だけ見させて残酷だなとも思います。

 

だったら知らない方がよかったと思うことだってあるかもしれません。

 

そうならないためにも選択肢を見せるのであれば、その先の方法とか未来とかを教えないとただのお節介どころか嫌味な行為で終わってしまうので、選択肢を広げる活動ってとても難しいのだと思います。

 

良かれと思ってやったことが却って負のスパイラルを生むことだってあるんです。

 

仕事を通じて共に未来を描く

与えられることを当たり前にせず、共に未来を切り拓くためにぼくらは日々もがきながら、なるべく同じ目線に立って仕事をしています。

 

本当に価値のあるものを、一緒になってつくって一緒になって販売をする。

 

そして少し儲かったら次のチャレンジにつなげたり、たまにはみんなで揃ってご飯を食べる。

 

それが今の喜びの一つでもあります。

 

ぼくらはカンボジア全部の課題なんてとても解決できません。

 

ですが、関わってくれているカンボジア人が身近に感じている課題は一緒に乗り越えて生きたいと思っています。

 

そして、もし一緒にいてくれる彼ら・彼女らの中に、それまでにはなかった何かを育むことができれば、今度はその人たちが別の人の身の回りの課題を一緒に越えようとして、結果として抱えている課題を乗り越える人たちの母数が増えていくことにも繋がります。

 

物価を安いとさせている原因は、ぼくら外国人がもつイメージから来ているのかもしれません。

 

商品の価格設定も、スタッフの給与設定も。

 

カンボジアに来始めた頃には何も感じなかった、1ドルのTシャツの裏側を最近は考えています。

 

目に見えていることが全部ではなく、むしろ目に見えない部分にこそいろいろな問題や理由がある。

 

そして、目につきにくい裏側だからこそそこにはヒントやきっかけが溢れているのだとも思うのです。

 

自分の生活のためなら、わざわざリスク冒してまでカンボジアで仕事しません。

 

日本で働いてみらいスクールに関わっていきます。

 

そうじゃない部分すらも見過ごすことができないから、カンボジアにいさせてもらっている自分のあり方は崩したくない。

 

そして自分や身の回りの生活を守りながら、カンボジアで仕事をしたことでもう一つ何かカンボジアのためにできたのなら、しがみついてでもなんでもここにいる責任を少しは果たせるのかなって思います。

 

 

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