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「カンボジアでボランティアしたい」って言うけど、本当にボランティアしているのは誰?

更新日:

merumaganew

大学生の春休みということもあってでしょうか?

 

今滞在しているゲストハウスにも、カンボジアでボランティア(?)活動をする学生団体を多く見るような気がします。

 

学生時代に海外に目を向けて、実際に動く姿勢はとても素晴らしいと思いますが、その前に考えなくてはいけないこともあるんじゃないかってことで、ちょっと記事にしました。

 





 

自分たちだけでやれるならやりなよ。ぼくは絶対誰かの力を借りなきゃできないけど。

隠すことでもないので金額まで正直に書きますが、ぼくが関わっている「みらいスクール」を訪れたいという人には、各自で交通費を負担してもらっています。

 

それは、ぼくが滞在しているゲストハウスのドライバーにお願いをして、距離や時間から話し合いで決めた価格です。

 

バイタク(ドライバーの後ろに乗って二人乗り)なら$20、4人までならトゥクトゥクで一台$35、5人以上は車で一台$55。

 

これが現状です。

 

当たり前ですが、ぼくにキャッシュバックはありません。

 

全てゲストハウスの収益であり、ドライバーの給料でもあります。

 

 

ぼくの行っている村までは、車で大体1時間くらいかかります。道のりにしておよそ60km。

 

ドライバーは、その名の通り、バイク・トゥクトゥク・車にお客さんを乗せて目的地まで行くことで収入がもらえます。

 

更に当たり前のこと書きますが、ドライバーにも生活があります。

 

お客さん乗せなかったら、飯食えないし家族も養えません。

 

そして、ぼくの所へ来たいと言ってくれた人を連れて行くのも、ぼくはカンボジア人のドライバーに頼まないとできないんです。

 

カンボジアに限らずですが、何かしようと思ったら誰かの協力なしにはできないんです。

 

その「当たり前」が見えなくて、カンボジアで何ができるの?

目的の活動場所がどこにあるのか、そこで何をしているのかわかりませんが、自分たちが行きたい場所へ行くのに、ドライバーが提示した金額を値切っている人たちを見ました。

 

それも4人乗りのトゥクトゥクに5人で乗り込んでおきながら。

 

自分たちは、カンボジアで売っているお土産物のカバンを身につけながら。

 

そのカバンは買わなくてはいけないものでしょうか?

 

いや、別に買いたいもの我慢して活動しろなんていいません。

 

欲しいものは買ったらいいと思います。

 

ただ、欲しいものは買う余裕はあるのに、何でトゥクトゥク代は値切るんでしょう。

 

そこで浮いた数ドルで何をしますか?

 

ビールかシェイクにでも変わって、自分たちで美味しくいただくんじゃないんでしょうか?(知らんけど)

 

何を守りたくて、誰のためになりたくて活動しているのか知りませんが、そこでどんなことしているのかわかりませんが、ドライバーの生活はどうなりますか?

 

平均月収が$100程度(やや変動しますが)と言われているカンボジア。

 

そこで値切る数ドルが、どれだけ彼らの生活に響くか考えたことありますか?

 

$2値切ったとしたら、給料2%カットです。($100の場合)

 

社会人経験のない学生であっても、給料2%カットの恐怖はわかると思います。

 

それが積み重なった時、彼は食べたいものを我慢しなくてはいけないかもしれません。

 

もし彼に家族がいたら、生活は少しずつ困窮して行くかもしれません。

 

「カンボジアの子ども達のために」って言いながら(言ってるか知らないけど)、乗せてくれたドライバーやその家族は大切にしないんですか?

 

それで、活動先で何かして写真撮ってSNS載せて、いいねもらって、何か知っている風に語って満足ですか?

 

ボランティアしているのは誰?

そう考えると、このようなケースの場合、ボランティアしているのはカンボジア人のドライバーじゃないか?とぼくは思うわけです。

 

特に何か信頼関係や恩があるわけでもないお客さんに、急に値切られて、その人たちは自分ではなく別のカンボジア人を助けに行くというわけですから。

 

ぼくだったら、「何で自分の手取りを減らしてまで誰かの元へ連れて行かなきゃいけないんだ」ってグレてしまうかもしれません。

 

いいことしようとしている人たちによって、自分の生活下げなきゃいけなくなるかもしれないわけですから。

 

確かに素晴らしい体験は待っているかもしれないけど

最初に書いた通り、学生の頃に海外に目を向けて、自分でやってみたいと思ったこと、興味のあることへ取り組む実践力は素晴らしいと思います。

 

人種も文化も気候も風習も宗教も、何もかも違う国での生活は刺激もいっぱいあるし、考えさせられることがいっぱいあって、いいものかもしれません。

 

でも、それで自分がすごいことしているとか、誰かの役に立っているとか、そんな満足感に溺れる前に考えなくてはいけないことがあります。

 

例えどれだけ社会的価値のあることをしていても、やり方を間違えたらその価値は大きく下がると言うこと。

 

そして、どこで何をやるにも必ず誰かの力を借りていると言うことです。

 

カンボジア人のためになりたいと思っているぼくたちのような日本人のために、動いてくれているカンボジア人の存在がいることを忘れてはいけません。

 

どこまで関わってもできないことばかり、そして与えられてばかりです。

 

「してあげている」と言うどこか斜め上からの目線、与えて(やって)満足の支援の形、自分が働いたこともないのに「将来の可能性を広げてあげたい」という謎の発言。

 

これって、親切なようで、大きなお世話だとぼくは思います。

 

「自分が何かした」っていう実績より、自分が何かしたことで「どうなった」っていう成果をいろんな角度から見てもらえたら、もっともっとお互いにとって価値のある時間や体験になると思います。

 

どこまで関わっても本当に課題の連続です。

 

でも、大好きな人たちがいるから、うまくいかないことくらいでぼくは離れません。

 

って。なんか読み返すと、ぼくもどこか斜め上目線っぽくなってしまいましたが、ぼくもお世話になっているドライバーが、食べたいもの食べられなくなったら嫌だって思ってしまったので、記事にしました。

 

その値切ろうとしている数ドルの使い道、もう少し考えて見ませんか?

 

せっかく自分のお金と時間使っていいことしようって思うなら、もっとかっこよくお金使いませんか?って話。

 

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