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コラム 地元のこと 生きること

3年間のご褒美

更新日:

本日6月25日は第98回全国高等学校野球選手権静岡大会の組み合わせ抽選会。

僕も12年前に出場し、涙で終わった高校野球。

 

12年の中でガラッと変わった選手の育成方法。

「常識」は常に覆されていくものだと見ていて実感する。

 

僕は今になって、この夏の選手権は特に高校3年生にとって3年間のご褒美の日々の始まりだな〜って感じる。

好きな野球でスポット浴びて、取材来て、新聞載って。

なんてキラキラした時間なんでしょう〜ってくらい最高に輝き出す瞬間。

 

僕は指導者の時にこういうことをわかってあげてればな〜って後悔する。

教えるべきことは教える。

叱るべき時は叱る。

ダメなものはダメという。

 

ほんでも、その叱りやダメの定義にどうしても個人感情が入ってしまって、選手を萎縮させていたのかな〜と反省する日もある。

今でも、選手の頃より指導者になってから味わった負けの習慣の方が夢に見る。

 

教育者としての使命は、自分の言うことに忠実なイエスマンを作ることではなく、世の中に飛び出した時に自分で考えて、決断して、行動して、受容できて、責任がとれる人材を育てることだと思ってるのに、たった4年間でイエスマン作りすぎてしまった。反省。

 

野球の指導者としての使命は、思い通りに動いてくれるプレーヤーを育てることでなく、緊張するかもしれん場面で持っているだけのパフォーマンスを最大限に出させてあげることと、野球から離れてどんな分野に行っても通用する人間力(体力や精神力含め)を養うことだと思っているのに、たった4年で勝利至上主義を押し込みすぎたわ。反省。

 

つまり、自分の力で輝ける人を育てることが大切なんだって、今になって気づいたわ。

甲子園はおまけ。甲子園は球場名。(これは先輩の受け売り)

出てもない奴がいうと負け惜しみみたいになるけど、本当にそう思う。

出れたら出たでハッピーだろうけど、甲子園でたから人生うまくいくわけじゃないんだから。

ただ、目標の一つとして見据えて、目標が達成できんかった時にエネルギーの使い道を違う方向に向けて自分の人生を豊かにすることはできる。

 

どんだけ大好きなことしてても3年間で嫌になってしまうこともある。

レギュラー争いで悔しい思いをすることもある。

先輩の無茶振りや監督の一言が本当に耐えられん時もある。

 

好きなことでもこんだけ悩むのよ。

好きなことしてたら毎日ハッピーとは限らんのよ。

 

そんなん全て乗り越えてきた仲間たちと一緒に野球ができるのは、もうあと数試合なんだってことに自分は何を感じるのか。

厳しいからって、悔しいからって逃げてたら沸かなかった感情がやりきった人には残っているはず。

 

 

これって結局スポーツとかを通じて相手に負けないように負けないようにもがく中で、自分から逃げなかった人が感じる成長なんだと思う。

一番何と戦わんといかんかって自分自身との戦いなんだと思う。

結局。

 

それを「あいつのせいで負けた」とか「監督の指導が悪かった」とか「グラウンドが最悪だった」とか他人とか環境のせいにしていると、しんどいこと何年もやってたって心が育まれてないと思う。

 

確かに、誰かがミスをするかもしらん。

監督だって人間だから間違えるかもしらん。

グラウンドはデコボコしていたのかもしらん。

 

それをカバーできるのも自分だし、自分のミスをカバーできるのも監督であり仲間なんだわ。

 

もちろん僕が高校生の時にそんなん感じたかって言ったら皆無。

指導者になって実践できたかって言ったら、ごめんなさい。

 

でも、その背中にエースナンバーがついていようと、二桁だろうと、見えない番号だろうと。

思いはひとつだろうね。

 

自分の今持っているパフォーマンスを最大限に出しきるときがきたよ〜。

本気癖が身についていれば、どんな役割だってやりきれるはず。

 

アマチュアでこんなに注目集まるなんて、すごいことですよ〜。

 

一人一人の本気に期待。

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