バックパック一つで旅をする。
旅をするように暮らす。
以前とある本と出会ってから、そのようなライフスタイルの実現を目指して行動してきました。
日本と海外で仕事を創り、どこにいても生活が成り立つように。
そして、必要なものは全てカバンの中に詰め込んできました。
この本を読んでから、ライフスタイルもワークスタイルも大きく変化させてきたけれど、やっぱりぼくにはバックパック一つの生活は無理でした。
だって必要なものは、人それぞれだから。
試行錯誤を重ねて4年ほど取り組んで、少しずつ荷物を減らしてきたけれど、現時点でぼくが行き着いたのはカバン2個(+1個補欠)というスタイルだったんです。
関連記事:ライフワークバランスを考え抜いたミニマリストバックパッカーのカバン・持ち物選び
ものを減らすことが目的になってはいけない
ものを減らすという取り組みを始めたての人にありがちなのが、ものを減らすことに満足を覚えること。
これは、ものが増えていく人と同じ現象が起きています。
何か余分なものを買う人は、買うと言う行為に満足を得ます。
買っても買っても足りなさを感じて、次に買うものを探し始める。
それと同じで、減らすことに執着しすぎると、減らしたことに満足するだけで、得るものがなくなってしまいます。
減らす目的がわかっていないと、空いたスペースに寂しさを感じ、そのスペースさを埋めるためにまた余分なものが増えていく。
無理なダイエットでよく見かける「リバウンド」と同じようなことが起こりかねません。
そして、その「増えていくもの」は単純に物質的なものに限らず、ストレスとか不安とかそう言ったものも含まれます。
必要なものは人それぞれ
ミニマリストとかノマドワーカーの言葉やブログを見て、「自分も必要ないものを抱えていたな」って感じるのこと自体はいいことだと思います。
ですが、減らす目的がわかっていないと、減らすことに期待してしまいます。
「ものを減らしたら豊かなになった」という人の言葉に期待をして、ものを減らして見たものの、思った通りの成果は得られないと言う話もよく聞きます。
他人や言葉に期待して、自分がその価値や意味を理解していなければ、同じ取り組みしたところで、同じ成果は決して得られません。
ものを減らすことの目的は、「ものの少なさ大会」で勝つことを目指しているのではないし、少なければ少ない方がいいかってそんなことはないんです。
ミニマリストという言葉とともに、そのライフスタイルも徐々に注目を集め、取り組む人が増えた一方で、批判的な意見も多いです。
自分に必要なもの、余分なもの、不要なものは何か?
これを見極めることが本当の断捨離であって、減らすことがすごいのではないという頭はぼくも常に持っていたいと考えています。
仕事が増えれば変わるものもある
これはちょっとぼくの私情になりますが、仕事のスタイルが変わっていくと当然大切なものも変わるし、以前であれば不要だったものが今では必要になることがあります。
例えば、印鑑や領収書などは以前はそんな気にしていなかったけど、現在では必要なものだし、急な販売にも対応できるようにスマホやタブレットでカード決済が可能なスクエア(Square)というものも持つようにもなりました。
余談ですが、これは超便利なので、ぼくのようなフリーランスには絶対オススメの一品です。
関連記事>>>【Square(スクエア)リーダー】クレジットカード決済がご利用いただけるようになりました。
個人事業主でもOK!事業の業種、形態、規模、または法人・個人にかかわらず、カード決済が導入できます!
このように、持たなくてよかったものを持つようになることもあるので、一概に減らすことが正しいわけではないということがわかります。
そして、持たなくてはいけないものが増えるので、持たなくてもいいものをいかに増やさないかと言うことが大切です。
余分なものを増やさければいい
フラフラと服屋に入ったり、雑貨を目にしたり、おしゃれな靴を見かけると、ついつい買ってしまうということも以前はありました。
そして、そう言う時にもともと欲しくもなかったものを、「金額」で判断して買ってしまいがちでした。
例えば、百均とはその最たるもので、別になくてもいいものにまで手が伸びやすいですよね。
それは「100円」という、誰もが手を出しやすい価格設定になっているからです。
どうしても欲しいもの、必要なものがお金が理由で悩むのであれば、ぼくは買った方がいいと考えています。
でも、「安いから」という理由だけで買おうか悩むものは、大概は「あったらいいな」って思える大していらないものばかりです。
目的もなく買ったTシャツは、それに合わせるデニムを欲しくさせるし、そこでデニムを買ってもそれに合うベルトが欲しくなるように、次から次を求めてしまうようになる。
同じ金額でも「高い」「安い」と感じ方は人それぞれだし、もちろん使える金額には個人差があります。
だからこそ、自分は何に価値を感じるのか?
自分が本当に望んでいるものは何か?
見極めて生きることが、本当の豊かさだと考えるようになったんです。
結果どうなった?
そんなことを考えていたら、ぼくのライフワークに見合う形は「カバン二つ」という結論になりました。
それ以外は全て処分します。
75Lのバックパックだけは補欠でキープしてありますが、これは南極とかカナダとか北欧とか寒そうな地域を探検する時用に。
この辺はネクスト・ネクスト・ステージかもしれないけれど、とりあえず今思い描いているネクスト・ステージのために、家の中を毎日片付けて、仕事と遊びの垣根をもっともっと無くしていくために、家に帰ってこなくてもいいように、身の回りの管理に気を配っています。
大好きなグレゴリーのカバンを二つ、「ライフスタイル」「ワークスタイル」と分別して。
関連記事>>>これさえあればどこでもぼくのオフィスになる仕事セット
「全然仕事と遊びの垣根なくなってねーーー!!」っていうツッコミに関しては、また別で記事にします。
関連記事:バックパック一つは無理だったぼくのパッキング最新版はこちらです。
そんな感じで、次のステージへ。