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カンボジアの小学校「みらいスクール」開校から一年を終えようとしている今思うこと

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2016年11月に開校したカンボジアの小さな村の小学校「みらいスクール」。

おかげさまでもう間も無く1年目のシーズンを終えることになります。

「まだ一年か〜」って気持ちと「もうあれから一年か〜」という両方の気持ちが混在しています。

建設して開校したら、もう少しカンボジアへ来るペースは少なくなるかと思いきや、その真逆でカンボジアにいる時間が圧倒的に増えてきた今、この1年間を振り返って見て感じることを素直に書いておこうと思います。

もうカンボジアに来ないの?と言われた開校式

待ち時間

開校する数日前、建設に関わってくれた方々に声をかけ、村の人たちも読んで開校式なるセレモニーを開催した。

>>>参考記事:みらいスクール開校式

>>>参考記事:本当は言いたかったけど言えなかった言葉

 

この時、子ども達はどこかでぼくがもう来なくなるかもしれないって感じていたらしい。

 

「学校ができたから、ユスケはもう来ないの?日本に帰っちゃうの?」

「このまま私たちはずっと学校に通えるの?」

 

これで終わりじゃない。

ここからだ。

 

ぼくはそう思った。

 

学校を建てることがゴールなんじゃない。

 

この学校から生まれる子ども達の未来を少しでも明るいものにして、初めて一つ結果が出ると。

 

子ども達と約束した未来のために

そうは言っても、学校で何か必要なものがある時に、また募金やクラウドファンディングをしてお金を募る。

なんかこれは違うなって思った。

>>>参考記事:カンボジアの小学校建設費用はクラウドファンディングを活用したよ

 

だからと言ってぼくがお金を出し続けるのも限界があるし、村やコミュニティだけでは賄えないこともある。

 

子ども達の未来を守るために、子ども達と手を取り合うことにした。

支援でもボランティアでもない形を目指して。

それがMIRAIブランド。

「私たちに何ができる?」という子ども達に、最初は好きに絵を描かせた。

 

その絵がネックレスになって、今は商品として販売されている。

>>>MIRAI公式オンラインストア

 

最近は、パワーストーンやビーズを用いたブレスレットも展開している。

「ものづくり」という手法を用いることで、進学したり、働いたりする時に「お金がないからあきらめる」って言わせないための未来の資金を共につくることにした。

 

現状

1年間を見てきて感じること。

 

率直に、思っていた以上に学校の施設設備にお金がかかるということ。

 

特に最近は、雨期真っ只中のカンボジアにも関わらず、みらいスクールの貯水タンクは枯渇し、貯水タンクからパイプを接続しているトイレの水を流せない状態。

 

学校の先生が給料の一部で水を買ってくれていたけど、消耗品を自己負担でまかなっていては金銭的に大きな負担になる。

 

その水の費用をぼくが払うようにしたら、ぼくにお金を使わせまいと今度はため池の水を組んできて使うようになった。

 

これはこれで毎朝すごく手間がかかるし、女性が水を汲み上げて何往復も運ぶのはとてつもなく身体的労力がかかる。

そして、それは時に危険との隣り合わせでもある。

 

学校に井戸がない、雨水だけでは予想以上に水が確保できない。

 

この現状を1年間見てきて、2年目が始まる前には水源をきちんと確保すると共に、衛生面の向上を目指して「手洗い場」の設置をしようという話を進めている。

 

課題

この問題を解決するために、ぼくは一刻も早く動きたい。

 

幸いなことに8月31日からみらいスクールは夏休みに突入し、2ヶ月間子ども達の授業はない。

 

その2ヶ月間の休みが明けたら新年度。

 

新入生も増え、ますます学校は賑やかになるし、必要なコトやモノも増える。

 

子ども達が学校に来ない間に新年度に向けて、いろんな準備を進めておきたいが課題ももちろん山積みだ。

 

その一つが資金調達。

 

子ども達の未来のために始めたMIRAIブランドとしての収益は、現在毎月学校にかかる費用に消えてしまっているということ。

 

まだまだ商品数も少なく、売上も爆発的に伸びたわけではない。これが現実。

 

その中で解決策として考えなくてはいけないこと。

 

それはもっと「知ってもらう」ということ。

 

通常ここでの発想は大概

「水源がない→水源を確保したい→募金お願いします」

がほとんどかもしれないが、ぼくが今求めているものは「認知度」だ。

 

だって、ものづくりにプライドもってやっているから。

 

知ってもらいたい。

 

MIRAIってブランドを。

 

そこから届くアイテムには、物語が詰まっているということを。

参考:MIRAIのFacebookで物語を公開しています。(いいねしてね)

 

世界の一片の小さな村で起こっているリアルを。

 

「カンボジアの子ども達のために・・」って悲しい叫びの商品ではなく、「身に付けたい」と思ってもらえる商品をお届けする絶対的な自信があるから。

 

自分たちの運命を恨むことなく、絶望することなく、自分たちができることで少しでも運命に抗おうとする子ども達の強さを。

 

そして、そこから生まれる明るい未来を一緒に見届けてほしい。

 

心からそう思っている。

 

2年目に向けて

この1年間、本当にいろんなことを見て、感じてきました。

 

きっと2年目以降はもっともっと感じることが増えると思います。

 

だからこそ、自分の発信力をもっと身に付けて、伝えていくことがぼくの仕事でもあると考えています。

 

「困ったら募金」。

そんな乏しい想像力にならないよう、自分で決めたことくらい自分の力で人を巻き込んでやっていきたいと思います。

 

「拡散」

ものすごく力になります。

このブログや各SNSで発信する情報を、みなさんの力で多くの人に届けてください。

 

それが今、ぼくらにとって一番の応援です。

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