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ぼくが移動生活を好む理由。移動すればするほど研ぎ澄まされていく大切なものとは?

更新日:

merumaganew

旅だ、ノマドだ、自由なライフスタイルだと言われていますが。

 

大切なのは、旅をすることでも、自由なライフスタイルを送ることでもなく、その先に何を見ているのか、が大切だとぼくは感じます。

 

例えば旅。

 

同じような経路や交通手段でやってきて、旅立っていく人を多く見かけます。

 

ガイドブック通りの旅。

 

決してそれがダメだということではなく、同じような体験が多い分、自分はその中で何を見て、何を感じているか?が求められて来るはずなんです。人との会話も含めた「発信」をしていくのならなおさら。

 

それなのに「アンコールワットどうでしたか?」という質問に、「すごかった」「大きかった」という小学生級の感想や「いい写真が撮れました」というSNSアップ用の目的。

 

もちろん、旅の理由なんて、それぞれで構わないんだろうけど、せっかくお金と時間を使って飛び出した国や地域で感じたことは、たったそれだけだったんだろうか?って思ってしまいます

 





カンボジア生活5ヶ月目

初めての街、シソポン

今、ぼくはカンボジアのシェムリアップという街で生活をして5ヶ月目になります。

 

そして、この記事を書いている今日3月1日は、シェムリアップから100kmほど離れたシソポンという街にいます。

 

観光客はほとんどいません。

 

夜7時にもなればOPENしている飲食店も少なく、街灯そのものも少ないため周囲は暗くて静かな街になります。

 

どこに何があるのかさえわからない。

そこが何屋なのかさえよくわからない。

 

シソポンには何がありますか?

シェムリアップで出会う旅人にどっから来たのか聞かれて「シソポン」と答えたら、大概こう聞かれるだろうと思います。

 

「行った方がいいですか?」

 

知らないよ。

 

答えの見えている旅はおもしろいのか?

何かあるから行くの?

人が勧めるから行くの?

ガイドブックに載っているから行くの?

 

自分で感じた方へ足を進める気にはならないの?

自分で楽しみを生み出そうとは思わないの?

ガイドブックにも載っていないような場所を冒険してみたいとは思わないの?

 

自由な生き方を謳う人が増える一方で、自由な旅のスタイルさえも、いつの間にかみんなと同じ旅路を歩んで満足するような時代になってしまったような気がします。

 

誤解のないように言っておくと、人のおすすめに行くことや、ガイドブックにも載っている観光地へ行くことを批判している訳ではありません。

 

情報収集は、旅の楽しみでもある訳なので。

 

ただ、人の情報に依存した行き先の決め方はしたくないっていうのが、ぼくの本音です。

 

自分の心がときめけば行けばいいし、ときめかないなら行かなくていい。

 

何か観光して、SNSにあげて、いいねしてもらうことが旅の醍醐味じゃないんだから。

 

ぼくが知らない街へ行く理由

ぼくが移動生活をする理由の一つは、感性を鈍らせず、研ぎ澄ましているため。

 

今回のシソポン滞在も、別に無理して泊まる必要はない日程でした。

 

ですが、5ヶ月ほど生活しているシェムリアップはもはや外国にいる気がしなくなって来ているんです。

 

それでもたまにこうして行動範囲を広げてみると、何もしなくても何でもある感覚になります。

 

観光客で溢れるシェムリアップよりはるかに通じない英語。

ちょっと現地の言葉を話してしまったがために広がる話題。

 

関わらないで!と言わんばかりの視線の逸らし方。

何を企んでいるのかわからない目つき。

 

おいしそうなのに売ってくれない謎の屋台。

謎のおまけをたくさんつけてくれたパン屋さん。

 

あれ?ここさっきも通らなかった?っていうほど似たような景色。

 

街の景色が、匂いが、明るさが、人の様子が全て新鮮で、ワクワクもあれば、ドキドキもあります。

 

感じるものが溢れてくる。

 

いつもと違う部屋、いつもと違うベッド、いつもと違う窓からの景色。

 

そんな環境の中に時より身を置くと、いろんな感情が溢れて来ます。

 

その感情を丁寧に言葉にできると、頭の中がすっとリセットされて思考がクリアになる感覚があります。

 

そうやって研ぎ澄まされた感覚の中で、頭の中から、カバンの中まで、本当に必要なものを取捨選択していく生き方が心地いんです。

 

時には、目に見えるものを手放すこともあれば、目に見えないものを捨てていくこともあります。

 

思考がクリアになれば、視界もクリアになる。

荷物が軽くなれば、足取りも軽くなる。

 

旅をすることは異文化の中で生活をすることです。

 

いつもと違う街、いつもと違う人、いつもと違う部屋。

 

馴れ合いの中では生まれない大切なもののかけらが、旅先ではあっさり見つけることができたりもします。

 

非日常に身を置くことで、ワクワクもドキドキもハラハラも全部が何割り増しにもなる。

 

だから移動はやめられないなと思っています。

 

不安定で居心地が悪い場所の中で、自分なりに生きてみる。

 

そして居心地のいい場所へ戻ると、気にしていたことがどうでもよくなったり、悩みが小さく思えてきたりもするんです。

 

そうやって自分の器を大きくしてくれるのが、ぼくにとっては移動という手段であって、自分の心や体を鈍らせない方法なのだと思います。

 

今日が終わるのが惜しい、明日が来るのが待ち遠しい毎日を。

明日はどんなドラマが待っているのか?

明日はどんな人と会話するのか?

 

明日が待ち遠しいという感覚が、次第にその人の人生を豊かにしていくのかもしれない。

 

今回のシソポンは、もっとゆっくり見て回ったらおもしろい街かもって思いました。

 

タイとの国境の街、ポイペトのカオス感も好きだけど、シソポンの雰囲気も割と好き。

 

ドキドキしすぎて写真が一枚もない・・・。

 

観光客がほとんどいないシソポンやポイペトも
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