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みらいスクール 小学校建設日記

【番外編】カンボジア小学校建設日記 建設開始から50日

更新日:

小学校建設活動が実際に始まってから、実働50日目を終えた。

 

これまで現場に足を運んでくれた人は、総勢63名(2016年1月20日現在)

 

平均すると1日1人以上は誰かいてくれることになる。

 

これまで「すごいですね」とか「尊敬します」とか言ってくれる人いたけど、実際には何もすごいことはしていなくて、尊敬されることも何もない。

 

ただぼくは僕が思ったことをしているだけ。

 

当然、褒めてくれる人ばかりではない。

 

「これをして何になるの?」とか「村人はどう思ってるの?」とかハッキリ言って答える気力がほんの少しもわかないようなつまらない質問をしてくる人もいる。

 

これをして何になるか?

 

答えは簡単で、学校に通えない子ども達が学校に通えるようになる。

 

村人がどう思っているか?

 

ぼくは自分のエゴで小学校を建てているわけではない。

 

学校が必要な地域を見極めて、望まれる場所に建設をしている。

 

村人や子ども達に感謝されるためにやっているわけではないし、何か見返りを求めてやっているわけではない。

 

これでお金儲けをしているわけでもないし(むしろ出費しかしてない)、ぼくは大富豪の息子でも何でもない。

 

学校建設経験のある人がいろいろとアドバイスをくれたり、前例を教えてくれたりする。

 

実にありがたい。

 

学校建設に興味のある人がやってきて、自ら仕事を探して活動してくれる。

 

実にありがたい。

 

何のために来たのか意味わからない人がやってきて「あれがダメだ」とか「こうしたほうがいい」とか言いたい放題言って去っていく。

 

本当に来なくていい。

 

村を「何もなくてかわいそう」という目線で見下して、何かしてあげたいって上っ面な気持ちだけでやってきて、何かモノを与えて満足している人がいる。

 

本当に来なくていい。
ぼくはカンボジアの全部なんてとても理解できていないけど、少なくとも今出入りさせてもらっている村は、貧しくもないしかわいそうでもない。

 

ただ小学校がないだけ。

ただ学校に通えないだけ。

 

村人が望みもしない産業を起こして無理やりお金稼ぎさせる気もないし、村人が望んでいない農業の方法を伝える気もない。

 

ここはここで成り立っている。

 

ぼくらが手出しできることなんてないし、ぼくらの手出しは望んでいない。
もちろんぼくらが生まれ育った街並みとは随分違う。

 

でも違って当然だし、違うことが悪いことじゃない。
ぼくらが持っているものがいいもので、村人が持っているものが悪いものなわけない。

ぼくらが住んでいる国がいい国で、村人が住んでいる国が良くない国なわけない。
ぼくがカンボジアに出入りするようになって、3年目が終わろうとしている。

 

ぼくが見てきただけでもこの3年で随分と変わった気がするし、わからないことは増えていくばかり。
「俺が初めて来たカンボジアの20年前はな・・」って話をされても知らないものは知らない。

 

「あ、何年か前に来たことあるんでカンボジアのこと大体わかりますよ」って言われても何をわかってるんだろうと思う。
たくさんの応援と、たくさんのアドバイス、そして時に聞こえてくる雑音と批判の声。

 

ぼくはどれも耳を塞ぐことなく聞いてますよ。

 

ぼくがやっていることが正解かどうかもわからないし、もしかしたら何か間違えているかもしれない。

 

でもね。

 

中身のない言葉や、言動一致しない人の話は右から左っす。

 

ごめんなさい。

 

 

この50日間。

 

手だけは一丁前に高校球児並みに鍛えられ。

足袋は日に日に臭くなる。

この3年間。

 

目を背け続けたクメール語が今になって覚えたくなって。

3年かけて打ち解けた今の村人との関係が有る。
もっといいやり方があるのかな、なんて思いながら。

 

ポッときた人につべこべ言われる筋合いないって突っ張って。

 

自分が正しいとは思わないけど。

 

現場見てきてないやつに言われたくないなんて葛藤しながら。

 

そんな小さな世界でぼくは生きている。

 

結局学校が建ったところでぼくの知名度は少しも上がらないし、上げる気もない。

 

世界が動くかって言ったら、世界のほんの一部の小さな村で、なかったものがちょびっと生まれただけ。

 

赤ん坊が産声をあげたって、その近くでしか聞こえないのと同じくらい。

 

ぼくがしていることも、見てくれている人の眼の前でリアルが起こっている。

 

ただそれだけ。
言うならやれ。

 

思うならやれ。

 

正解なんて誰にもわからない。

 

ぼくはぼくができること、そして、誰にもできる当たり前のことを、誰にもできないくらいやる。

 

本当それだけ。

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