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デザインすることは社会問題を解決すること

投稿日:

カンボジアで同じようにものづくりを行なっている人たちがいて、その中でもぼくが特に注目をしていて尊敬している人が、以前その人のFacebookの投稿で「日本やタイであれば一瞬でできることがカンボジアではできない」って書いていました。

 

並べて、「じゃなんでタイでやらないの?」という周囲の声があることも。

 

ぼくはこの記事に非常に共感ができて、こんな言い方するとカンボジアの産業を低く見ているように思われるかもしれないけど、決してそんなことはなくて。

 

自分たちがやろうとしていることを、適切に伝えられないもどかしさがあるのだということです。

 

それは言葉とかコミュニケーションではなくて、スキルを含めたデザイン力の問題として。

 

今日はデザインとはそもそもなんぞや?ってことを書いてみます。





デザインとは社会問題を解決すること

ぼくが考えている「デザイン」とは、単純におしゃれとかかっこいいとかかわいいとか、そんな見た目重視のものではなくて、社会にはびこる問題を解決することが、「デザインをする」ということ。

 

例えば食事の際に使用するスプーン。

 

なぜ、スプーンはあのような形をしているのか。

 

ぼくらが知っているようなスプーンの形は、お箸ではつかめず、フォークでは刺せない食べ物をこぼさずに口へ運ぶためには?という課題を見事に解決してくれています。

 

今や当たり前に存在するスプーンですら、それがなかった時代にいきなりそれを作ろうとした人が、どのような言葉で周囲にイメージをさせて普賢化するに至ったのか。

 

その根本を探ろうとすればするほど、今自分たちが作ろうとしているものは、どのような形で社会の課題と向き合おうとしているのか?ということを考えさせられます。

 

流行りは廃れる

誰かがつくった流行の元に、今流行っているものを追いかけることにしんどくなってしまった数年前。

 

ぼくは、既製品の中から「今年売れそうなもの」を探して、仕入れて、販売することを辞めてしまいました。

 

今年は売れても、来年は廃れている。

 

その社会の風潮に合わせて仕事をすることが、非常に疲れてしまった感覚。

 

めまぐるしく流行の波が押し寄せる中、特にファッションに関しては「流行りを身につける」という発想から「自分が好きなものを身につける」という自身の考えが移行し、自分が好きなものは「手に取りたくなるようなストーリーがあるもの」であったり「長く使いたくなるもの」であることに気付きました。

 

ストーリーはつくるものではなく生まれるもの

ストーリーを大事に、というと誤解されがちなのが、特にぼくらの場合は「カンボジア人と共にやっている」という事実。

 

貧しい人たちのためにみたいなイメージは未だにもたれるし、それを見世物にして搾取しているというイメージは簡単には消えない。

 

ぼくらは、貧しそうというイメージがあるカンボジア人を見せて同情で品物を買ってもらおうなんて思っているはずもない。

 

でも、ぼくらが知っている彼らには、彼らの力だけではどうすることもできない人生の課題のようなものがあって、ぼくらが施しているのはお金や知識やスキルではなく、挑戦の場であること、ただそれだけなんです。

 

だって、彼らはぼくらがいなくてもきっと生きていくし。

 

それなのに、カンボジアに残るのはやっぱりほっておけないっていう自分主体の感情論がそこにはあるわけで、少なくとも関わりを持ったカンボジア人には、ぼくと出会ってよかったと思ってもらえるものを残したいのだと考えています。

 

関わったからこそ知っている彼らの人生のストーリーがあって、その事実はぼくらが作るものでもないし、誇張表現するものでもないです。

 

自分がやりたい何かに、カンボジア人を重ねるのではなく、カンボジア人の人生に自分ができることでちょびっとだけ人生に影響を与えることができればいいなと。

 

そんな彼らと共に生活することで、ぼくらにしかないストーリーは作らなくとも自然と生まれてくるのです。

 

「これが売れるんじゃないか」ではなくて「なぜそれが生み出されたのか?」の方がよっぽど価値があるし、課題に向き合っているからです。

 

挑戦の先をイメージさせることが第一歩

今までにない価値観をいきなり持ち込まれたら、愚直に信じて取り入れて生活の一部にすることは簡単でしょうか?

 

ぼくは簡単ではないし、疑いの目を持ってしまうと思います。

 

たとえ、それがどれだけ成功確率の高いスキームやノウハウだったとしても。

 

こう考えると、こちらがどれだけスタッフやメンバーのことを思って提供することも、いきなり響くなんてことはなくて、彼らの心を動かしたければ、付いてきてくれた未来をイメージさせることが必要だし、取り入れたことに対する成果を確実に証明しなくては信頼は勝ち取れないのだということです。

 

カンボジア人たちは簡単に仕事を辞めてしまうと言われますが、ぼくはこの仕事から、この場所から、この人たちから離れたくないって思われる関係性の構築が一歩目であって全部でもあると思っていて。

 

だから、どれだけ正しいことやっていても人がついてこないのは、その先の未来が希望より不安で溢れてしまうからだと感じるのです。

 

まとめ

そもそもカンボジア人とは、みたいなくくりをすることすらナンセンスかもしれませんが、ぼくはカンボジアには元来よりものづくりやアートに関する感性が非常に備わっていると感じています。

 

自己表現することが許されなかったポル・ポトの時代に失われた想像力・創造力が現代の課題としてまだまだ残っていることも事実です。

 

だからこそ、ぼくらは挑戦する場というきっかけづくりにこだわり、そのイメージに便乗してくれた人たちと共に笑いあえる日々を作る。

 

そして、自信を持って「次はこんなことしたい」っていう一歩を見届けることこそが、ぼくがカンボジアにこだわり続ける理由の一つなのかなと思います。

 

ブレスレット一つ、コーヒー一杯とってもそうで、自分が作ったものが売れた。

 

そして、それが誰かを喜ばせたという事実の積み重ねこそがチームメンバーたちの確実な自信を生むし、その自信が次のステージへの原動力にもなる。

 

結果として、事業は継続できて商品も自分たちもより一層レベルアップしていく。

 

そうなればカンボジア人のために「買ってあげる必要」も「売ってあげる必要」もないし、手に取りたい、誰かに届けたい・教えたいと思ってもらえるモノが増えていく。

 

これがぼくの描く理想。

 

まだまだ伝わらないこと、形にならないことは山ほどあります。

 

すごくもどかしいです。

 

ですが、それは決して言葉や文化のせいでも、彼ら・彼女らのせいでもなく、自分自身のこと。

 

だからこそ、挑戦の場を与えたいとか言っているぼくが、一番挑戦する場をもらっているのだと感じるこの頃です。

 

BORDERLESSという名前の通り、あらゆるジャンルの垣根を超えて、世の中をほんの少しでも明るくできる要素を詰め込んだものをこれからも世の中に出していきます。

 

子どもの頃のように、世の中のいろんなことに疑問を持ち続け、そこに課題を見出せるのであれば、どうしたら解決できるのかを考え続けること。

 

これこそデザインの本質ではないのかなと思うわけです。

 

大人になっていくと「なぜ〜なのか?」を考えず「まぁそんなもんだろ」ってなりがちです。

 

だからこそ、デザインが課題を解決するのであればそこに理由が必要になります。

 

その疑問と課題解決に対して向き合っていくことが、他の誰でもない自分の価値を高めていくことはいわば普通といえば普通のこと。

 

これからどんなデザインをしていくのか、ご期待いただければと思います。

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