買い物をする時は値段より10年使いたいと思うかどうか。
こんにちは、北川勇介(@yusukeworld_)です。
比較的少ない物で暮らしているのですが、最近気づいたことがあります。数少ないものが使えなくなった(使えなくなりそうな)時、マジピンチ!ということです。
代用品が何でも良ければピンチはピンチではないのかもしれませんが、こだわりのもの、愛しているものがすぐに買い換えられない、修理できないという状況はマジでピンチです。
基本的に何か買う時は値段よりも「長くそれを愛して使いたいか?」が判断基準なので、こう言った状況に陥ります。
移動生活、海外生活の鉄則は「いかに物を持たないか」かもしれませんが、だからと言って「むやみにものを持たなければいいか」と言うとそんなことありません。
ダメージデニムが嫌い、だけど今リアルダメージデニム履いています
ぼくはデニムを育てるのが大好きなのですが、あらかじめダメージ加工やビンテージ加工されているものが好きではありません。
自分で履き込んで、自分にあった色落ちやシワを経年変化で楽しむ。
男のロマンみたいなものが詰まっています。
ですが、ぼくの荷物の中の長ズボンはこのデニムのみ。
今、このデニムが破れに破れ、リアルダメージデニムになっています。
買った時はこんなに黒々していたササフラスのデニム。
今やここまで色落ちしました。
自分の好きな国にいる、だけどその国で自分が好きなものは売っていない
カンボジアに住んでいる現在、ここではぼくがほしいササフラスのデニムは売っていません。
以前、カンボジアに住んでいる日本人の方で「デニムを現地で修理に出した」という方がいましたが、直せど直せど再度破れる日はすぐだと言っていたので、どうせ直すならちゃんと日本で依頼したいと考えています。
好きな国に住んでいるのに、その国には自分が好きなものが売っていない。
だけど長ズボン1着しかないから、短パン履く日を増やすか、我慢して履くか。
100円玉くらいだった穴が、日に日に大きくなって来ました。
早く日本帰って直したい…(帰国日未定)
価値観の押し付けは嫌いだけど
自分がいいと思って実践していることを、誰かにごり押しするの好きではありません。
だけど、届けたいメッセージもあります。
その一つが「大量生産・大量消費の世の中って本当に豊かなのか?」ってことです。
だから、ぼくは何か買うときに長く使いたいものを選ぶようにしています。
そして、それが壊れても同じものを買うか、直せば使えるなら直してまた使いたいと思っています。
ですが、そんなぼくのライフスタイルだって別に押し付けたいものではないです。
でもちょっとだけ考えてほしい。
その消費は意味があるか、無駄か?ということ。
ぼくは「このデニム」をこれからも長く愛用したいんです。
大切なものをみんなに直してもらった事実
先日、フレンドファンディングアプリPolca(ポルカ)で、大切なデニムのリペア代を募集を開始しました。
実に1,680円。
「自分でやれや!」
「そんなカネもないのか!」
と言われてしまいそうですが、違います。
大切なものを、みんなに直してもらうことでぼくのデニムはさらに愛に溢れたデニムに生まれ変わります。
もう自分だけのデニムではありません。
このデニムの作り手がいて、販売者がいて、購入者のぼくが愛するこのデニムを、同じように大切に感じて直してくれた人たちがいる。
こうやって一つのものを愛する一人の男のライフスタイルが、目の前のことを丁寧に生きるってことを考えるきっかけに繋がったらいいなと。
それだけです。
目の前にあるあなたのモノたち、本当に愛せていますか?
この記事読んで、ハッとした方ぜひリペア代にご協力ください。
(追記)直しました!ありがとうございました!
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