前回非常に好評だったみらいスクールの子ども達と行くアンコールワット遠足。

早速「次回はいつですか?」というお問い合わせを、子ども達からも日本人の皆さまからもいただいております。
ということで、第二回遠足は2017年5月5日に決定しました!

ゴールデンウィーク真っ只中のこの季節。
シェムリアップにいるよ〜という方、せっかくなのでこれを機に行ってみようかなって方、是非一緒にみらいスクールの子どもたちと遠足へ出かけませんか?
みらいスクールって?

みらいスクールは2017年の3月19日に完成した、カンボジアの小学校です。
カンボジア人の先生がいて、カンボジアの子ども達が通い、カンボジアの教育を受けています。
世界遺産アンコールワットのある街シェムリアップから、車でおよそ1時間ほどの場所にある小さな村に建てられました。
建設費用の多くは、クラウドファンディングによって資金を募り、多くの方々からご支援をいただきました。
また、校舎やトイレの建設、井戸の設置や道づくりなどの際に現地へお越しいただいた方々は200名を超え、まさに文字通り手作りの学校となっております。
2016年10月29日に開校式を行い、同年11月1日から正式に授業がスタートしております。

(開校式の様子)
(みんなでご飯を食べました。)
なんで遠足なの?
カンボジア国内には多くの観光地がありますが、その代表的なものがアンコールワットを始めとした、アンコール遺跡群です。
数年前には「行ってよかった観光地No1」にも選ばれたほどです。
そんなアンコール遺跡群ですが、我々外国人観光客は入場料として1日37$がかかります。
一方で、カンボジア人は無料です。
無料でありながら、都心から離れた場所で暮らす人々の中には、行ったことがないという人もチラホラ。
アンコールワットを見たことある人はわかるかもしれませんが、まずその壮大さに圧倒され、その隅々に掘られた繊細な彫刻は、その建設に関わった人々の伊吹を感じることができます。
また、途中で作業が止まってしまったような箇所や、首が取られた石像からは、当時の情勢やカンボジア国内で起こった紛争などの歴史が伺えます。
話を戻して遠足ですが、ぼくたちも子どものころ、遠足や社会科見学などという名目で、いろいろな場所へ出かけませんでしたか?
真面目に話を聞く機会もあれば、普段の学校という場所を離れて過ごす時間をとても楽しみに感じていたと思います。
そして、そういった「非日常体験」って意外と印象に残ってたり、そこから感じたことも多かったのではないでしょうか?
学校に通うことができなかった子ども達でしたが、現在は多くの方々に支えられて完成した校舎で毎日一生懸命勉強しています。

そんな子ども達の日常を、もう少しだけ彩りたい。
そして、遠足で感じたもの、学んだことを自分たちの将来へ繋げるアプローチがしたい。
そんな思いから、遠足という企画を始めました。
共に笑っている未来のために
日本の子どももカンボジアの子どももあまり大差はなく、どちらも笑顔は素敵です。
ただ、少しだけ違っているのは、少なくともぼくが関わっている村の子ども達は、ほんの些細なことで未来の可能性が途切れてしまうかもしれないということです。
選択肢を目の前に「やる」「やらない」の判断は自分次第ですが、「やりたいことがあるのにお金がないからできない」というのは、ぼくの中ではタブーなんです。
ぼくも親からはいろんな習い事をさせてもらって、いろんな視野を持たせてもらって、いろんな挑戦をさせてもらって来ました。
そのおかげで今があります。
どれも大成したわけではないけど、やりたい!って言ったことにいつも応援してくれました。例え結果が伴わなくても。
子ども達のやりたいってタイミングの時に、毎回ぼくがお金を出すことも少し疑問に感じます。
出すことは惜しまないけど、ぼくがいなくなったらできなくなることは本質的ではないなって。
そして、何かある度に「カンボジアの子ども達のために」って寄付を募るやり方はもっと本質的じゃないと思います。
「じゃ、どうする?」
それが子ども達と考えて出した今の関わり方。
学びの成果を、自分の将来につなげよう!
ぼくはそのお手伝いをするから!
そう言ってアクセサリー制作が始まりました。
子ども達は授業の中で絵を描くだけ。
見たもの、好きなもの、感じたものなど何でも自由に。
ぼくはその絵を持って帰り、シルバーのネックレスに変えて商品として販売をする。
その収益は全て施設維持はもちろん、メインは子ども達の未来のために貯金されます。
今の目標は、一期生の卒業式で、自分の好きな色の、好きな形の新品の自転車をみんなで買いに行くこと。
その自転車に乗って、遠く離れた中学校へ通うために。
世界を広げて想像力を養うための企画、そして関わり方も。
少し遠足から話が脱線しましたが、このような経緯から遠足という企画を元に、子ども達の想像力を養うことを一番の目標にしています。
観光には日本語も話せるカンボジア人ガイドさんが同行し、クメール語で子ども達へ話をするのはもちろん、カンボジアのことをあまり知らない人にもわかりやすく日本語で対応してくれます。
村には村のいいところがたくさんありますが、村にいただけではわからなかったこと、知らなかったこと、見れなかった世界をなるべく子ども達には見せたいと思います。
ぼくらも観光は行こうと思えば、いくらでも自由に行けるでしょう。
でも、行き方をほんの少し変えてみませんか?
ただ眺めて終わっていたものがガイド付きで楽しめて、カンボジアを学ぶことができて、子どもたちと同じ歩幅で歩いたり、木陰で笑ってお弁当を食べたり。
観光地へ行くことはできても、ここでしかできない体験とここでしか見えない景色があります。
興味のある人は是非、ご参加下さい。
バスの乗車定員があるので、参加者の人数も限らせていただきます。
今回の遠足
巡る観光地(予定)
・ベンメリア遺跡
・トンレサップ湖
・オールドマーケット
集合場所
集合時間
2017年5月5日
朝6:45
不明点等はお気軽にお問い合わせください。
内容等は変更になる場合もございますが、催行日は決定しました。
担当:北川勇介
主催:モンソティートラベル
企画:BORDERLESS
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