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iPhone14発売間近の今、13Proを買った理由

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毎年9月頃に新型iPhoneの発売が行われる。2022年は9月23日にiPhone14が発売開始されると噂になっていて、この記事執筆時から約2ヶ月後となる。そんな時にぼくは、現行のiPhone13 Proを買いました。新しいiPhoneが発売される度に買い替えないと気が済まない人には意味のわからない奇行だと思いますが、ぼくは別に常に新しいiPhoneを持っていたいわけではない人間なのでそこはこだわりません。ではなぜ今、iPhoneを新調したのか。その理由を書きました。

動画用のカメラと写真用のサブカメラを探していたらiPhoneXsが不調になったから

ちょっと新しい仕事で動画用のカメラが必要になりました。以前提供してもらったGoProが壊れてしまったからです。これこれこれで、どれにしようか悩んでいました。

そしたら今度は、それまで使っていたiPhoneXSが不調になりました。フル充電にならなかったり、頻繁にアプリが落ちたり、LINEの通知が(ONになっているのに)届かなかったり。

iPhone13 Proのパッケージ

そういえばiPhone13シリーズは11や12と比べて、カメラの性能はかなり上がったらしい、という情報を思い出しました。ということはですよ。iPhoneでクオリティの高い動画を撮影できるなら、ビデオカメラとiPhoneの2台を買うはずだったお金がiPhone一台分でよくなって、浮いたお金でうまい寿司が食える。そう思って仕事用のビデオカメラが必要なこのタイミングでiPhoneを新調することにしました。

「14の方がカメラ性能はさらに上がるのでは?」と思われるかもしれません。確かにその可能性はありますが、今すぐに仕事で使いたいのであと2ヶ月は待てなかったので、今iPhone13 Proに手を出しました。

iPhone13 Proのカメラ

お目当てのiPhone13 Proのカメラ性能についてです。

シャッター音

iPhone13 Proのサイドボタン
※「シャッター音が消せる」と聞いて1mmでもイケナイこと考えた人は、買わないでください

いきなりiPhone13 Proに限った話題ではありませんが、海外生活者の特権とも言える海外版iPhone。日本版と異なり、マナーモードにしておけばシャッター音が消せます。iOS15からは日本で買ったiPhoneでも海外にいる場合は、同様の設定でシャッター音が消えるようになりました。

しかし、帰国して再びあのシャッター音が鳴るとシャッターを切った自分ですらビックリしてしまう。何もやましいものは撮っていないのに、公共の場で写真を撮るのが億劫になってしまう。そんな人は是非、海外旅行の際に現地でiPhoneを買うようにしましょう。新しいiPhoneで撮る写真は、最高に楽しい。だからこそバシャバシャ撮るためには、シャッター音が鳴らないことは重要なのです。

レンズ

iPhone13 Proのカメラ

iPhone13 Proのカメラは広角、超広角、望遠カメラの三眼構成になっています。ゴツい。

  • 広角レンズ
    • 前モデルではiPhone12 Pro Max限定だったセンサーシフト式光学手ブレ補正機能が搭載
    • センサーサイズはiPhone史上最大の1.9μmピクセル
    • ƒ/1.5
    • 明るさが足りない場所での性能は最大2.2倍に向上(iPhone12 Proと比較)
  • 超広角レンズ
    • オートフォーカス機能
    • ƒ/1.8
    • 最短焦点距離2センチまで寄れるマクロ撮影が可能
  • 望遠レンズ
    • 77mm相当の3倍光学ズーム

これだけの機能が揃ったレンズが、ポケットの中に入っているってすごいことじゃないですか?カメラ機能付き携帯電話が、いつの間にか、電話やネットができるいいカメラになっている。

フォトグラフスタイル

iPhone13 Proのフォトグラフスタイル

iPhone13 Proのフォトグラススタイルを設定しておけば、いつもの写真が好みの明るさや色のトーンで統一できます。ぼくは最初「鮮やか」というスタイルがいいかもと思いましたが、やっぱり標準かなと思って戻してあります。撮影した画像のスタイルを後から変えることはできないので、早めに自分の好みの設定を見つけておくとよさそう。

Apple ProRAW

iPhone13 ProのApple ProRAW設定

iPhone13 ProはRAW撮影ができるので、撮影したデータをCAMERA RAWやLightroomでより細かく補正することができます。普段一眼レフやミラレースカメラをつかているけど、ちょっと今は取り出す暇がない、今日は持ってきていない…けどちょっと本格的に撮りたい人にはおすすめの機能です。Apple ProRAWで撮影した画像は、もう少し増えたらまた別でまとめて紹介します。

シネマティックモード

これは結構楽しみにしていたものの、期待は超えないというか、ちょっとガッカリだった。思えば、ポートレートモードが初めてiPhoneに搭載された時も、被写体の縁が霞んだりボケたりして「これ本当にいいか?」と思う機能だったので、これから少しずつ改善されていくのだと思います。当分は標準のビデオモードで撮影していく所存。

iPhone13 Proのストレージ

iPhone13 Proのストレージは128GB、256GB、512GB、1TBの4種類が用意されています。ぼくは一番容量の小さい128GBにしました。理由は以下の通り。

iPhoneXSのストレージ
iPhoneXSのストレージ

これは以前使っていたiPhoneXSのぼくのストレージ。256GBの容量に対して、ぼくの使用しているデータは50GB未満。ストレージに関しては完全なるオーバースペックなので、一番小さい容量で事足りるだろうという判断です。

ぼくは写真や動画を頻繁にクラウドストレージや外付けHDDへ移行しているので、iPhone本体にはそこまで負担がかからないのです。ちなみに写真をいっぱい撮るので、すぐに容量不足に陥るぜって人には充電するだけでiPhone内の画像をMicroSDカードに保存できるQubiiがおすすめ。

iPhone13 ProのデメリットはLightning

Lightningケーブル

iPhone13 Proのデメリットは充電用のポートがLightningであることくらい。こうやって書くと「あなたもiPhoneをUSB Type-Cにしたい派の人間ですか?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。LightningがiPhone13 Proにとってデメリットになるのは、iPhone13 ProがAppleProResフォーマットの撮影に対応しているからこそです。

ProResとはAppleが開発した、高画質で映像を圧縮できるコーデックの名前であり、限りなく忠実に再現される色と低い圧縮率が特長。最近の動画編集界隈でも「納品はProResでお願いします」となることも珍しくありません。

撮影した動画を自分で見返したりSNSにアップするだけならProResで撮影する必要はないですが、iPhone13Proの最高画質で撮影した動画をMacBookで高度な編集をする人には大きな意味を持ちます。そう、今回のぼくです。

iPhone13 ProのProRes設定

しかしProResで撮影した動画は1分間で6GBほどの容量になります。それなのにiPhone13Proは、従来通りLightningポートなのでデータ転送に関しては抜群に力不足。ぼくはProRes対応という響きに飛びついて購入を決意したものの、Lightingの転送能力を見落としていました…。みんな一体どうやってProRes動画をMacBookに送っているのだろうか?

新型iPhone発売前に現行モデルを買った理由まとめ

iPhone13 Pro

ということで今このタイミングでiPhoneを新調した理由を書きました。ビデオカメラがほしかったタイミングでiPhoneに不調を感じたので、現時点で一番新しいものを選んだ感じです。

新しい物が出たら買うというのもいいですが、必要な物を必要な時に躊躇なく買うという選択もなかなかいい気持ちになれます。安い買い物ではありませんでしたが、自分にとって本当に必要な物なら金額を理由に迷いません。こういった物には、これからもガンガンお金を使っていきたいと思います。

前回のiPhone

iPhoneXSの箱