普段住んでいるシェムリアップからおよそ150km。いい感じに言うとカッパドキアとかグランドキャニオンみたいなとこ、普通に言ったら切り開かれた地層を見に行ってきました。2019年末現在まだガイドブックに載っていないし来年もまだ多分載らないと思う。
ガイドブックに載っていないカンボジアとタイの国境の場所
ここ。行き方の大雑把な説明をするとシェムリアップから国道6号線をタイ方面→クロラニュの市場を北上→オースマイとスリンの国境手前のソムロンという街を北西へ逸れると着きます。ちなみにHADA800号(HONDA125ccのDREAM)で行きました。片道3時間ちょい。お尻から何か出るかと思いました。出ませんでした。
大きさが伝わらないと思いますのでこのくらい。
出入国をする場所としてのピンポイントの国境ではなく、地図上で確認できる国と国の境目の国境の近くにあります。この下の写真の山がカンボジアとタイを区切る国境ライン。
国境付近は電波がなくなりスマホが圏外になるので到着手前で詳細の場所をGoogleマップで確認できない、緊急時に電話もできない、いんすたばえも自慢できないなどいろいろ困ります。あと軍隊さんもいてちょっと緊張感高まる場所。
国境、うっかり超えてしまった!!!なんてことはないってわかっていてもどこまで行っていいのかいつもドキドキするし、この日はカンボジア側の道路をタイのナンバープレートつけた車が爆走して行ってついに超えてしまったかと焦りました。
看板から読み取った感じ、ここはរលុះធំ(ロリュオストム)という名前らしく、រលុះ(ロリュオス)ってのは「貫通して穴があく」みたいな意味、ធំ(トム)は「大きい」という意味があるので、多分大きく拓けた場所っていうそのまんまの意味かなと思います。
あとこの地層以外にも周辺には滝とか森林などのスポットがあるらしく、自然リゾートとしての開発が進んでいくのかもしれませんね。こんな感じでだだっ広い駐車場や飲食スペースになりそうな東屋がありました。ここへいくまでの道がビックリするほど整備されていて走りやすかったのもそのためかも。
ここへ向かう途中にあるソムロンという街には独立記念公園があり塔も立っていました。勝手な推測ですがそういう物があるってことは「この周辺は内戦時に受けた被害が多かった地域なのかな?」とか「この国境への道を何人もの人が生き延びるために走ったのかな」などを考えながら走りました。
あと全然関係ないですが、この公園にあった魚のモニュメントのコンセプトがわからず「産卵」以外の言葉が出てきませんでした。あと松本人志の声で「産ませてよ」が脳内で再生されました。
まとめ:ロリュオストム行ってきたぞ
ということで長距離ツーリングでロリュオストムへ行ってきました。
バイクで長距離を走ると、当たり前ですが「安全運転」以外にやることがないので、走りながらいろんなこと考えられるいい時間でもあります。普段考えられないことがいっぱい浮かんでくるので長距離ドライブって全然苦にならない。最後に帰り道で見た夕日です。ご査収ください。