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大人になりたくないと思わせない大人でありたい

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先日、知り合いの学生の子がInstagramで「やりたいことやれるのも、行きたい場所へ行けるのも今のうちかも。大人になりたくない」みたいなことを書いていて、なんかこう…胸がキュウッとなりました。大人になるって楽しいことなのに。「大人になんてなりたくない」って思わせない大人でありたい。

大人になりたくない理由

ちょっと聞いてみたところ、大人になりたくない理由として「自由ではなくなるから」という答えが返ってきました。以前はぼくもそう思っていました。大学卒業間近の頃

  • 就職したら時間なくて遊べない
  • やりたいことやれないかもしれない
  • 今が一番楽しいかもしれない
  • 大好きな友達とも全然会わなくなるかもしれない
  • 疲れすぎて休日出歩きたくなくなるかもしれない

本当にそうでしょうか?

働いたら自由度が減ると思っているから

要するに、就職してしまったら働くことに追われて遊ぶ時間やまとまった休みがなくなるからと考えているケース。確かに働き始めたら勤務時間中は仕事に専念しなくてはいけません。だからと言って自由度が減るとは限らない。なぜなら学生は学校に行っている間、学校のことに専念しなくてはいけないはずだから。

学生の方が時間があると思っているから

でも確かに、学生の方が時間はあるのかもしれないです。もしかしたら

  • 学生の間にやり残しがある
  • 時間がないのではなくて時間を上手に使えなかっただけ

ってことを自覚しているから、働いてしまったら今以上に時間が使えない、やりたいことやれないっていう妄想が働くのかもしれません。

働くことへのプレッシャーを感じているから

もう一つ考えられるのは働くことへのプレッシャー。「お金をもらうということは価値を提供することである」みたいなビジネス書を読んで「やべぇ…なんか人に提供できる価値なんてあるのかな…無理かも…働くの辛い」みたいな。急に学生が呑気に思えてきたりする人もいるかも。

大人になると不自由は幻想

嘘だろって思うかもしれませんが、大人になる方が自由です。

学生は校則で縛られている

思い返してみてほしいですが「なんだよウチの学校の校則」って思ったことある人はいませんか?

  • 靴下は黒か紺にすること
  • ツーブロック禁止
  • アルバイト禁止

自由にさせてくれって思いませんでしたか?そのくらいガチガチで生きてきた人が多いはず。学生の方が不自由かもしれん。

大人になると誰も注意してくれない

で、大人になると注意してくれる人が極端に減ります。子どもの頃は親や先生に「あーしなさい」「こーしなさい」って口うるさく言われた人も大人になったら誰かから何か言われることはめっちゃ減ります。

減るから自分は間違っていないとか思い込むようになるけど、見ていてイタイ人も結構見かけませんか?あれは多分、誰にも何も言われなくなった結末です。

大人になるほど楽しい理由

最近は、歳を重ねれば重ねるほど、人生楽しいってことに気がつきました。やりたいことができる幅が広がるからです。大人になるにつれて、どんどん自由が増えていく。

  • 堂々とお金稼ぎができる:学生時代はアルバイト禁止の学校多い
  • 運転できる乗り物が増える:学生時代はチャリかスケボーですよね
  • 行動範囲が広がる:自力で移動できる物理的距離が広がる
  • 交友関係が広がる:地域や学校の幅を超えて付き合う人が一気に増える
  • 知らなかった価値が増える:場所や人が変われば価値も変わります
  • 積極的に勉強しようとする:あんなに嫌だった勉強なのに急に興味が湧くこともある
  • クレジットカードがつくれる:大人になると信用されます
  • タバコが吸える:無理して吸わなくていいけど法律違反にはならない
  • 酒が飲める:無理して飲まなくていいけど法律違反にはならない

つまり言語化すると「大人になるということは責任の範囲でできることが増えるから」です。大人になるにつれて果たせる責任が増えればできることも自ずと増えていくんです。

まとめ

自由とは「自らに由る」と書きます。いつから大人でいつまで子どもなんて正確なカテゴライズはないです。20歳超えても責任取れない人もいるし、未成年でも自立している人もいる。

わがままではなく、自分がやりたいことをやるために責任を果たせる力を高めていくってことが大人になること。今やるべきことから目をそらさずにやっていれば、楽しい大人へまた一歩近づけると思います。

「大人になりたくない…」って思わせない大人でありたいものですね。

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