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人に読んでもらうブログを書くためのライティングスキルの高め方。具体例を添えて

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以前、旅人やノマドワーカーならブログを書くことをお勧めする理由について書きました。

>>>その時の記事はこちら

今回は、実際にブログを書くにあたり必要なスキルでもあるライティングスキルの高め方について、ぼくなりにまとめてみました。

ぼくもまだまだ拙い文章ではありますが、どこまでやったらいいってものもないと思っているので日々勉強です。

実践に勝る修行はないとはよく言ったもので、まずはどんどん書いてみた方がいいですが、あくまでブログは人に読んでもらってナンボなので、闇雲に書いていても意味がありません。

まず心構えというか、ブログを書く上で大事にしておきたい要点からまとめています。

1 人に読まれる文章になるための要点

1 何のためにブログを書くのか

2 SEOに頼るよりも大切にしたいこと

3 良い文章とは何か?を考える

1 何のためにブログを書くのか

一番の理由は自分のためだと思います。ブログを書くことで多くの人の目に触れて、広告収入を得たり、アフィリエイト収入が見込めます。

ただ、ブログを書く上で大切にしなくてはいけないのは、相手の気持ちになって書くということです。

相手とは読者のことです。

読んでくれた読者にどんな気持ちになってもらいたいのか?を意識することがブログを書く上で最も大切だとぼくは考えています。

どれだけ役に立つ有意義な情報を書いていても、相手の気持ちに立っていなければ読んでいていい思いはしないはずです。

また商品を買ってもらいたいのであれば、単純に商品を進めるのではなく「買いたい」という心境になってもらう必要があります。

そして、相手の心を動かすには共感・好意・思考・感情のいずれかをテーマにしたほうがいいです。

「あ〜わかる」という共感。

「親切に教えてくれている」という好意。

「言ってることわかる。その通りだな」という思考。

「やばい、やらなきゃ」という感情。

相手を不安な感情にさせて、行動させるというのは詐欺師がよく使う方法らしいですが、ブログではあまり効果はありません。

読まれなくなるのがオチだと思います。

「もっと勉強しないと成績が落ちるよ」

と親にうるさく言われて、どれだけの人が勉強への意欲が湧いたでしょうか?

不安な心境に追い込んでも、ぼくらのやる気というものは起こりません。

なぜなら人はワクワクする方へ動く習性を持っているからです。

ネガティブな感情で揺さぶるよりも、ポジティブな情報へ人はついてきます。

2 SEOに頼るよりも大切なこと

検索で上位に来るためにSEOを意識しましょうという人が多いです。

あながち間違いでもないですが、あまりSEOを意識しすぎると書きたいことが却って書けなくなったりします。

以前のぼくがそうでした。

検索して自分のサイトや記事が上位にあれば当然クリックして閲覧してもらいやすくなるとは思いますが、一回読んでもらって終わりでは意味がないので、また再び自身のサイトへ戻ってきてもらう必要があります。

そのためには適切なキーワード選定が必要になってきますが、このキーワード選定は実は最初書いた「相手の気持ちになる」ということにも繋がってきます。

例えば「ダイエット」というジャンルに対して、あなたが知識を持っていた場合、ダイエットに関する知識を記事にしていけばいいのですが、ダイエットのことを書いていたつもりが、いつのまに違う内容になっていることに気づかなかったりします。

効率よくダイエットするためにサプリの押し売りを始めたり、栄養学のうんちくを語ることにずれたりといった感じでしょうか?

もちろん関連する内容に触れることは、中身が増していいかもしれませんが脱線しすぎずに、何を一番伝えたいかを忘れてしまっては、元も子もないですね。

3 本当に良い文章とは

これらをまとめたような内容にもなりますが、良い文章とは、ずばりわかりやすい文章のことです。

文字数をむやみに増やした文章や、回りくどい言い方が続いたりしていると読みのが嫌になってしまいます。

伝えたいことに対して、シンプルに飾りすぎずに伝えるのがいいですね。

相手の気持ちに立ってわかりやすい文章を書き、ファンを生む。

これが人に読んでもらうブログを書くために必要なことだと思います。

2 文章能力を高める5つのテクニック

ここからは、そのために必要なスキルというかテクニックを5つまとめておきます。

個人的にはあまり小手先のやり方は好きではありませんので、この5つのテクニックよりは、最初に書いたような要点を大事にしています。

繰り返しにはなりますが、書く以上は読んでもらわないと意味がないのでそのために必要なスキルも身につけておいて損はないです。

1 アウトラインの作成

アウトラインとは目次であったり、文章構成のようなものになります。

何を伝えたくて、そのためにどんな小見出しを用意するのかと言ったことを、ぼくは一度紙に書き出して全体図を把握してから書くようにしています。

例えば今回の記事で言えば

記事の概要

1 記事を書く上で大切にしたい要点

(1)相手の気持ちに立つ

(2)SEOを意識しすぎない

(3)良い文章とは

2 文章を書く上でのテクニック

(1)アウトラインの作成

(2)主語・述語のねじれ

(3)修飾語・被修飾語の距離

(4)同じ語句を繰り返していないか

(5)接続詞を入れすぎていないか

3 まとめ

こんな感じです。

そんなこといちいち書き出さなくても頭の中でできるよって方は、別に書き出さなくていいと思います。

ぼくの場合は、そうしないと何が書きたいのか脱線してしまうので、やっているだけです。

同じように、書いている途中に迷子になる人は一度アウトラインを書き出してみることをお勧めします。

2 主語・述語のねじれ

言いたいことは、主語と述語の結びつけで正確に伝えることができます。

「私は、男です」

このような短文ならいいいですが、文が長くなると知らない間に主語と述語がズレ始めることがあります。

「このケーキは、雪国をイメージして作ったそうです。」

この場合の主語は「ケーキ」、述語は「作ったそうです。」になります。

簡単にいうと

「ケーキは作ったそうです。」

という意味のわからない文章になります。

ケーキは何かを作らないので、この場合作ったのは人です。

オーナーなのかパティシエなのか料理好き女子かはわかりませんが。

パティシエは、雪国をイメージしてこのケーキを作ったそうです。

となると少し自然になりますね。

誰が作ったのかが、前後の文脈からはっきりするのであれば、これくらい省略できます。

このケーキは雪国をイメージして作られました。

このような主語と述語のねじれは意味が伝わりにくい文章になりますので、気をつけたいですね。

3 修飾語と被修飾語の距離

修飾語は「言葉を詳しく説明するもの」で、被修飾語とは「修飾語によって詳しく説明される言葉」です。

わかりやすく言うと、「いつ、どこで、誰(何)が、どのように」といった言葉が修飾語になります。

残念ながら、憧れの甲子園にぼくらの母校は出場することができなかった。

この場合は修飾語が「残念ながら」、被修飾語は「出場することができなかった」なので、もっと近づけたらもっと意味がわかりやすくなります。

ぼくらの母校は、憧れの甲子園に、残念ながら出場することができなかった。

また、修飾語と被修飾語が離れてしまうと、こんな誤解も生まれます。

超厳しい北川勇介と行くインドの旅

これだと、「超厳しい」のは「北川勇介」になってしまいます。

それは誤解です。

北川勇介と行く超厳しいインドの旅

超厳しいのはインドの旅です。

不思議ですね。

ちょっとした違いで、意味が簡単に変わってしまいます。

4 同じ語句を繰り返していないか

ぼくたちは、カンボジアの子どもたちがデザインしたネックレスを販売しています。このネックレスはカンボジアの子ども達が描いた絵を元にタイで製造されたシルバー素材のネックレスです。このネックレスの収益は、カンボジアの子ども達のために使われます。

うざいですね。

よくこんなにも「カンボジアの子ども達」「ネックレス」というワードを多投したものです。

引きます。自分に。

ぼくたちは、カンボジアの子ども達が描いた絵を元に、シルバー素材のネックレスを製造し、販売しています。この商品の収益は、カンボジアの子ども達の将来に役立てられます。

言いたいことは同じですが、かなりスッキリした文章になったと思います。

5 接続詞はむやみにいれない

今夜は一緒にいよう。なぜならあなたのこと離したくないから。

もうムードもクソもあったもんじゃないですね。

会話の中でこんな接続詞を入れる人は少ないかもしれませんが、文章の中では結構見かけます。

今夜は一緒にいよう。離しくない。

十分ですね。

接続詞なんかなくても、言いたいことは伝えることができます。

文章の切り返しや付け加えなど、接続詞が必要なこともありますが、省くことでテンポのいい文章にも仕上がります。

まとめ

紹介した方法のように、ガッツリとライティングスキルを高めようと力まなくても、自分の文章をちょっと冷静に読み返すだけで改善できる箇所があります。

「何が言いたいのか?」と言うことを、文章を書く前にきちっと把握していれば、難しくはないはずです。

途中にもあったように、ほんの少しの差で誤解して伝わることのないように、丁寧に言葉を書いていきたいものです。

ってな感じで。

ライティングスキルを高めるのに参考にした書籍

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