先日MacBook Airの液晶画面に入った縦線を直したお店でバッテリーを交換しました。MacBook Airのバッテリー交換はそんなに難しい作業では無く、自分で交換している人もいるくらい。そんなありふれた話を普通に書いたところで、溢れかえった情報に埋もれるだけです。なので交換に到るまでのストーリーを書きました。舞台はご存知、シェムリアップです。
MacBook Air2013のバッテリーを交換した経緯
前回の液晶修理時にお店の人から「バッテリーも古いから変えた方がいい」と言われていたのですが、まぁこれからまた何年も使うものでもないだろうから、必要があれば充電器挿しながら騙し騙し使えばいいと考えました。
ところがそれまで考えもしなかった「バッテリー交換」がたった一度脳裏に染み込んだおかげで「あれ?電池の消耗がまた早くなったかもしれん…」「さっき充電したのにもうこんな減ってる…」という思考が頻繁に湧いてくるようになりました。
- 充電器が届かない範囲で長時間作業できない
- ノマドに向かないMacBook Air…
- 作業効率ガタ落ちするかも…
- 貧困になるかも…
という負の感情のスパイラルを断ち切るべく、交換に踏み込んだ次第です。カンボジアでMacBook Airのバッテリーを交換するとこうなります。
MacBook Air2013のバッテリー交換の流れ
ということで、前回と同じカンボジア・シェムリアップの「iServices」というお店へ向かい、前回担当してくれたApple製品が大好きなんだろうなぁという雰囲気が出まくっているお兄ちゃんに相談。
ぼく「前言ってたバッテリー交換したいんだけどすぐできる?」
担当「OH!!! 今在庫がないからちょっと待ってくれ」
ぼく「次いつ入る?」
担当「すぐ電話して聞いてみる!座って待ってて」
ぼく「OK」
5分後
担当「今聞いてるからもう5分待ってくれ」
ぼく「OK」
5分後
担当「まだわからないからまた後で連絡する。電話番号教えて」
ぼく「まぁいいけど」
担当「MacBookは2011年の13インチだったよね?」
ぼく「違うよ。2013年の13インチ」
担当「もう一台持っているの?」
ぼく「いや一台だけ。前預けたのと同じだよ」
担当「前預かったのは2011年のだった」
ぼく「何言ってるの?2013だから」
担当「ちょっとパソコン見せて」
ぼく「今持っていない」
担当「じゃ後で写真送って」
ぼく「なぜ?」
担当「2011か2013か確認する」
ぼく「だから2013だって」
担当「わかったわかった」
帰宅後のSMS
担当「tomorrow battery arrive at 11:30」
ぼく「How much? and how long does it take?」
担当「$100 10min」
ぼく「Before you said $90.(これ本当)」
担当「$90 OK」
ナニコノ小芝居。以前バッテリー交換を勧められた際に値段を聞いたら「通常は95ドルだけど、お前は90ドルでいいよ」みたいなこと言っておきながら、こういう都合のいいヤツは後々何を言い出すかわからんと思って事前に再確認したところやっぱりね!な展開。通常より盛っとるではないか。
ちなみになんで値段を以前聞いたのにもう一回聞くのか?ですが、口約束は問題が起こるとわかっているからです。「言った」「言ってない」で揉めないためには、テキストや書面に残しながら繰り返し確認がマスト。
MacBook Air2013のバッテリー交換当日(作業方法・費用・補償等)
で、当日約束通り11時半にお店へ行きました。お店へ向かいながら「11時半とか言いながらどうせ届いていないだろうな」と思っていたら届いていてすぐ作業してくれました。カンボジアで暮らすとこういう当たり前にいちいち驚ける感性を持てます。
裏蓋を専用のドライバーで開けて
バッテリーを取り外して
サッと埃を掃いて
新しいバッテリーを装着して
表面の透明なシールを剥がして
裏蓋を戻して再び専用ドライバーでネジを締めたら完了。
こちらが取り外した古いバッテリー。MacBook Airのキーボード下はほぼバッテリーっていう構造なんですね。初めて知った。
バッテリー交換とか言いながら、本当はその辺のテキトーなもの持ってきて新しいものと見せかけて取り替えるだけなんじゃないかとか疑ったりしましたが、多分大丈夫だと思います。
その辺詳しくないのでアレですが、箱から出していたし新品っぽい見た目だったし、支払う前に「→このmacについて→システムレポート」で確認したところ充放電回数が0と表記だったので多分新品では?と思っています。
交換前はここにバッテリー交換を勧める文字が出ていたのでこれでいいんだと思います。
装着時は約7割ほど充電された状態でした。
補償期間は6ヶ月とのこと。最初は4って書いていて何も言っていないのに勝手に6にしてくれました。何もないに越したことはないですが、何かあれば遠慮なく言って追記します。
まとめ
ということでMacBook Airのバッテリー交換をしましたのでそのレポートでした。MagSafe2が壊れた時もそうでしたが、こういう大切な仕事道具は騙し騙し使うよりサッサと直した方がいいですね。「俺が仕事ができないのは調子の悪いMacBookのせいだ!」などと、自分のパフォーマンス不足を機材を言い訳にしてごまかさなくて済みます。カンボジア・シェムリアップでMacBookに不調を感じた人は参考にしてみてください。