2016年夏、ぼくらはカンボジアにトイレを建設しました。
これは3週間に及ぶトイレが完成するまでの作業の流れと、かかった費用をまとめた記録になっています。
カンボジアのトイレ建設活動の概要
建設期間
2016年7月27日〜8月18日
今回建設したもの
トイレ二部屋(男女一部屋ずつ)
貯水タンク二個
トイレ建設・貯水タンク費用
総額…$2,470(資材費・労働費込み)
トイレ…$2,000
貯水タンク…$270
労働費…$200(カンボジア人2人分)
カンボジア到着からの流れ

タイを経由してカンボジア・シェムリアップに着くと、優しい顔したダーブラみたいな人が待っていてくれました。

持っている札がおかしい。トイレの人って。最後ミスってるし。

久しぶりに村に行くと、子どもたちがすぐに集まってきてくれた。みんな元気そうだった。

しかし学校の中には使えない資材の山が・・・

レンガの中にはサソリが大量に・・・

そんなサソリから逃げるように悠は塗り残しのペンキを塗ってくれました。

いつもの資材屋さんに材料を購入しに行きまして。

測量が始まりました。

翌日からは大勢の人たちが現場に足を運んでくれました。

最初は仕事量よりも人出の方が多くて掃除をしてくれる人たち。

届いたレンガを仕分けしてくれる人たちなど、みんな指示なんか出さなくても自分で仕事を見つけてくれました。

測量が終わって基礎を固めるために岩を運びます。

途中スコールが来たので一時中断。みんな雨水で手を洗っています。

そういえば便器も届きまして。

お金も手間もかからない和式スタイルです。

やっと晴れたので、みんなで土台を作っていきます。(つっちー)

がっくん。

なっつ。
みんなレンガ積みやモルタル練ることなんてしたことあるはずないのに、交代で作業してくれてます。

この日来てくれた人たちで記念写真。

翌日はこの土台の中に砂を埋めていく過酷な作業。

よりによってこの日はゆうとと2人きり・・・。
ちなみにゆうとはほぼ毎日来てくれた影の立役者です。
イケメンでありながらいい男です。少し変わり者ですが。

頑張ってくれてます。

最後に岩を敷き詰めて・・・

出たーーー!
水で土を落としながら叩いていく作業。
土台を固めるのに最も大事で、最もしんどいこの作業。

体力に定評のあるムンさんもこの表情。

さらに翌日もゆうとと2人きり。
アクロバッティックな方法でドアの位置取りを決める。

こんな感じで固定。

足場を埋め込むための穴を掘ってくれています。

翌日はまた多くの人が来てくれました。

この日もペンキ塗り直したり。

掃除してくれたり。
日に日に学校が綺麗になっていくのがわかりました。

みんなで作った土台の上にいよいよ壁ができます。(めい)

もう1人のゆうと。

す、進んだ〜!!

その翌日、作業は内装に入っていく。

うっかり通気口は割っちゃうけど・・・
ちゃっかり補修するのがこっちっぽい。

ムンさんはちゃんと掃除をする人。

トイレで用をした後、流す水を貯めておくスペース。

その翌日はカンボジアのブラザー・勇太が来てくれた。

便器が設置され始めた。

男女を隔てる壁が積み上がっていく。
「俺たちしか知らない秘密の覗き穴作ろうぜ〜」なんてメンズトークしながらやってます。(もちろんそんな穴はありません)

ピロムさんは外の左官をし始めた。

ピロムさんもムンさんも超真面目に働く。

帰ったら日本から差し入れが届く。なんちゃんありがとう。

これで強気に草むらに入っていける。


悠がビビりながら岩をどけていると・・・

で、出た・・・
サソリくん(大)

僕らがサソリにビビっている間に、トイレは少しずつ進んで行く。

翌日からはまた新メンバー。メグとなんちゃんが登場。

唇に特徴があるからあだ名が「ビル」という何ともいじりといじめの境目みたいなあだ名を持つ男も参上。

ビルの唇。

トイレは屋根の骨組みが付いてきた。

早い・・・。

ゆうとは花壇を耕すことに熱中している。1日1箇所を確実に仕上げていく。

翌朝、Bboothの今回のリーダー2人がプノンペンより到着。

この日は先日のメグ、なんちゃん、ビルに加えてたくやがカムバック。

たくやのこのハンモックへの引っかかりようは、じわじわくる。

作業後はみんないい顔してる。

ゆうとはこの日も花壇を耕す。
before

after!!
さすがです。

トイレの方は、排水した先の排泄物貯蓄タンクを作り始めた。
ムンさんはそうとう疲れてきている。

一個一個が重い。
ちなみに写真だとわからないけど、下にも一個あって全部で三つ。

翌日は総勢20名越え。
男手も増えて安心。

手を挟まないように注意しながらふたをする。
排泄物の水分は地中に染み込んで、固形物が溜まっていく仕組み。
汲み取りに来てくれる業者がいます。

学校建設にも来てくれたみきとアキくん。
慣れてます。

トイレのフロアもついてそれっぽくなってきた。

なんか今回早いな〜。

Bboothのメンバーも新メンバー連れて来てくれました。
モルタル検定3級を受験中のまほ、りか、りこ。

ちなみにトイレの装飾はBboothのメンバーが仕上げてくれたもの。(ななみ、ゆきの)

配色は学校に合わせて、アイボリーと水色のツートン。

色がつくと全然違うな〜。

好評の配色。

Bboothのみんな、今回もありがとう〜!

アダルトチームももちろん、ありがとう〜!

この日の夜は七海のちょいと遅めのバースデーをゲストハウスにいた人全員でお祝い。
こんなんが急にあるのもゲストハウスのいいところ。

超重たいコンクリのサークルを積み上げて貯水タンク作り。
この日のために再び男手を集めました。

試行錯誤しながらみんなで持ち上げて。(汗臭そ〜)

間をモルタルで埋めていく作業。(あみ)

こちらはアンナ。

謎のポージングでハイポーズ。

続いてやってきたのは、大学野球の仲間のカジと奥さんのゆみちゃん。
2人が付き合うことになったのは、僕の存在なしでは語れないのはここだけの話。

Bboothのみんなが塗ってくれた壁は、見事に一度くりぬかれ排水パイプが埋め込まれた。
こちらではスクラップ&ビルドはもはや当たり前。
ってことで塗り直ししてくれてます。
Tシャツとペンキの色がマッチングしているのはたまたまでしょうか?

そういえばこの人も帰ってきました。
くるみパイセン。

午後からは、2月にそうた、つばさ、はるちゃんと作ったサッカーゴールが腐ってしまっていたので修理。

こんな感じに生まれ変わりました。

油性ペンで落書きしやがったので、自分で塗り直しさせました。

その後やってきてくれたのはけんちゃん。
カギを取り付けてくれてます。

なんか・・・ゴージャス・・・。

最後の仕上げの日は、さやかも来てくれました。
けんちゃんとさやかは、まだ学校建設が始まる前に出会った2人。

その時は日程が合わず手伝えなかったから、と戻ってきてくれました。
そんな2人が手がけてくれたのは、男女のマーク。
ありがとう〜!

クラウドファンディングのリターンで募集した教室の名前も日本語とクメール語で書きました。
イラストはメグが書いてくれたよ。

そういえばメグはサッカーボールまで買ってくれました。

ってことで、無事にトイレと貯水タンク完成!
写真は全員載せきれませんでしたが、来てくれた皆さん本当にありがとうございました。
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