これまで二次会の幹事5回、友人代表スピーチは10回以上、余興は20回以上と、友人の結婚式ではかなり精力的に動いています。
この記事では「友人代表スピーチ」に焦点を当てて、そのコツや注意点をぼくなりにまとめました。あくまでぼく個人の経験からの意見になりますので参考程度で読んでもらえると嬉しいです。
読むのめんどくさいけどなんとかしてって人はスピーチ代筆をお願いしてみてはいかがでしょう。
友人代表スピーチは多くの人があまり聞いていないから安心してほしい
友人の結婚式で「友人代表スピーチ」の役回りが回ってくると「人前で話さなくてはいけない…どうしよう」というプレッシャーが迫ってきますが安心してください。これまでの経験上一番感じるのは、だいたいみんな聞いてない。
友人代表スピーチの出番は一番みんな集中力が切れた頃
結婚式の披露宴の流れといえば大体がこんな感じです。
- 新郎新婦入場&挨拶
- 新郎上司挨拶
- 新婦上司挨拶
- 乾杯
- 歓談
- 友人代表スピーチ←出番はココ
出番は早くてもココです。
みんな喋りたいタイミング
新郎新婦の入場を出迎えて、お偉いさんが3人喋って、ゲストからしたらこれだけで長いです。早く飲んで食ってはしゃごうぜい。ようやく乾杯して、一緒に円卓を囲む仲間達と会話しながら食事を楽しむタイミング。
こんな状態で話せって方が過酷です。いや、飯食わせろよってなりません?
みんな喋ってるから安心して
なのでほぼ誰も聞いていません。聞いているのは新郎新婦と親族と同じ円卓の仲間達くらい。
だからシーーーーンとした中で話すわけではないです。人の話聞いてるか?ってくらいガヤガヤしてたこともありました。
もしみんな聴いてたら
それはみんないい人たちです。
結婚式の友人代表スピーチで話すコツ
とはいえ、ある程度はしっかり喋れないと、指名してくれた新郎新婦の面目も立たないのでぼくなりのコツを伝授しますね。
短めに話した方がいいこと
トークの中であまり重点を置かない「短めに話すこと」はこんな感じです。
- 新郎新婦との関係性
- スベらない話
新郎新婦との関係は、話す前に司会の人が触れてくれることが多いです。
「新郎の高校時代の友人で…」
とか
「新婦の学生時代の部活仲間であります…」
みたいな感じで。
あと席次表みれば大体関係性はわかるので、ここあまり語って尺使わない方がいいです。原則短め。「スピーチとスカートは短い方がいい」と博多華丸さんも言ってましてその通り。
それからスベらない話は、大体がその場面やセリフをイメージできる仲間内しか伝わらないという感触があります。
詳しく話そうとすればするほど話は長くなるし、長くなるほど何の話かわかりにくくなります。
なので「せっかくなら大爆笑エピソードを話そう!」と意気込む気持ちもわかりますが、ここも経験上短めの方がいい。ぼくはあまり使わない。
しっかり話した方がいいこと
ぼくが友人代表スピーチの中で最も尺を使うのが、その友人との思い出の中で「友人であるぼくらしか知らない感動エピソード」です。言い方アレですけど、新郎新婦を持ち上げる話。
結婚式にはいろんな人がいます。
親族はもちろん、会社の人、学生時代の仲間。
その多くは、新郎新婦の一面しか見ていないことがほとんどです。
そしてぼくら友人も、見ているのは一面だけの場合が多いです。
みんなそうだと思いますが、家の顔、会社の顔、友達に見せる顔、きっと違いますよね?
だからこそ、友人は新郎新婦の意外な一面を語ることができます。
「ナヨナヨして見えるけどここ一番勇気を張った話」
「こいつのこの一言でぼくら友人は救われた話」
「誰にも弱みを見せないあいつが唯一泣いた瞬間」
などなど。
例えばですけど「部活の大会で優勝した」って実績みたいなのは、親も会社の人も知っているかもしれないけど、その時に言った言葉を知っているのは友人であるぼくらだけです。
普段は恥ずかしくて言えない「出会えてよかった」「お前がいてくれてよかった」「これからもずっとよろしく」をぶつけましょう!
結婚式の友人代表スピーチで言ってはいけないこと
逆に絶対に言わないことはこんなことです。
- 昔の悪事
- 変な武勇伝
- 昔の恋人
当たり前すぎますね。
要するに「それを知って誰も幸せな気持ちにならない話題」はNGです。スベるより恥ずかしい。
昔の悪事
「中学の時にみんなでタバコ吸ってたら〜」
「高校の時の飲み会で〜」
時効なのは身内だけで、みんなの前であえてする話ではありません。昔の悪い話が楽しいのは身内だけ。
謎の武勇伝
「昔、隣の〇〇中の奴らが乗り込んできた時に〜」
「一人で焼酎一升飲みきって〜」
何だよソレ。「お〜すげ〜!さすがだな」ってならないでしょう。
てかもっとあるだろ。
昔の恋人の話
その場にいる人全員絶句する。
結婚式の友人代表スピーチで考えるべき重要事項は2つです
何を話すか悩むと思いますが考えるべきは2つです。
- 新郎新婦が「この人に頼んでよかった」と思ってもらう内容
- 新郎新婦の親族が「いい仲間に恵まれたんだな」って思うような内容
友人だからこそ、親より知っていることあるかもしれません。
だからこそ、思い出を全力で振り返って「お前がいてよかった」「お前と出会えてよかった」という気持ちをぶつければ、自ずとオリジナリティあふれる心のこもったスピーチになります。
新郎新婦が喜んでくれたら大成功なのであって、会場の爆笑やスタンディングオベーションを狙いにいく必要ないわけです。誰のために何を伝えるか。ぼくは新郎に感謝を伝えます。
余談:準備する話題は一つでなくてもいい
ちなみにぼくクラスになると、話す内容は2〜3用意しておきます。
お偉いさんから出たエピソード、会場の雰囲気、親御さんのタイプなどを見極めて話す内容を差し替えることもあります。当日になってこれはダメだ!話せねぇってなった経験から、話題はいくつか用意するようにしています。
結婚式の友人代表スピーチに関するまとめ
ということでまとめます。
- 全体の尺は極力短めに
- 友人だからこそ知っている
- 感動するような話をする
「感動する話」って言うと重く感じるかもしれませんが、途中も書いた通りで「出会えてよかった」「いてくれてよかった」という気持ちを込めて話せば大丈夫です。
指名してくれた新郎新婦が「選んでよかった」と思ってくれたら全部OKです。
あなたに会えてよかった!と普段言えないことを堂々と言える結婚式が好きだ!
あなたにしか出せない言葉で、最高のメッセージを届けてあげてください。
そんな感じで。
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