カンボジアに建設した小学校「みらいスクール」の3周年が終わりました。今年もご協力いただきありがとうございました。感謝です。
みらいスクールの3周年の振り返り
1年前に行なった2周年祭の夜に「やっぱりもっと人数いた方が楽しいよね」って話になって今回の日程を決定。1年越しの企画となりました。
【告知】
みらいスクール3周年は2019年10月27日(日)に決めました。今年来れなかった人も来年は来てくれるかな? pic.twitter.com/K6lkTBT9Rt
— 北川勇介 (@yusukeworld_) October 27, 2018
3周年祭の参加者は19名。シティゲストハウスの直前の怒涛の追い上げ集客力があったおかげでここまでの人数になりましたが、1年かけて呼びかけたんだからもう少し呼びたかったなってのが本音です。開校式の時くらいゲストハウス貸し切れるんじゃないかってくらいでやりたいですね。
なのでその分「やっぱり行っときゃよかった」って思わせるくらい特別な日にしようと決めていました。以下、今年の振り返りです。
肉いっぱい買った でも足りなかった
例年豚肉だけで行なっていたBBQでしたが豚の量も増量。さらに鶏肉も大量買いしたのに足りない感じでした。
- 子どもの数が増えた???(そんなバカな)
- 誰かがつまみ食い???(人を疑うのはよくない)
- 子どもがよく食べるようになった???(いいこと)
昨年の倍近く食に予算突っ込んだのにぺろっと食べられた。参加者のみなさんに毎度十分な量を提供できず子ども達優先になってしまいすいません。
ノベリティ作った
今年は参加者へ配る用のノベリティとしてTシャツを作成。なんかこういう「利益にはならないけどその時にしか手にできない価値」みたいなプロダクトを毎年作っていこうと思いました。なんて書いてあるかは来た人だけの秘密です。こういう製品のデザインとかを子ども達と一緒に何かをするのもおもしろい。
記念品
みらいスクールによく来てくれるマナミ、リョータ、ソウタが朝から記念品を包む作業をやってくれました。実に80名分。
- ノート(参加費から購入)
- 鉛筆(学校の倉庫にあるものを分配)
- 歯ブラシ(NEW)
今回はボブさんという人から差し入れでいただいた歯ブラシを同梱して記念品として贈呈。お母さんの中には「子どもの歯はどうせ生え変わるから虫歯になったって大丈夫」ということを信じきっている人もいるので、歯を磨く習慣を大切にする人が増えたらいいですね。
子ども達の様子
これは毎年参加してくれる人から聞かれた意見ですが
- いただきますまで待てるようになった
- ジュースを一気飲みしたりがぶ飲みする子が減った
- 肉だけでなく野菜も食べるようになった
- 食べたゴミをそのままにしなくなった
- ゴミ箱を活用できるようになった
など子ども達の成長が自分以外の人の口から聞けるのはとても嬉しい。
みらいスクールの周年祭の意味
開校から毎年ずっとこの10月末にイベントをやっている理由としては
- 当たり前をありがたいにしたい
- いつでも集まれる場を作りたい
という思いがあります。
当たり前をありがたいにしたい
学校のない村だったロンデン村で生まれ育つ子ども達にとって「村に学校がある」という事実はいつか当たり前に変わります。もしかしたらもう変わっているかも。
押し付けがましいことを言う気はありませんが、そういう誰かが自分たちのためにしてくれたことを当たり前にするのではなく、毎年なぜこの日にはこんなに多くの日本人がこの場所に来るのかってことを振り返る場にしたいのです。
カンボジア人だからとか日本人だからとかは関係なくて、人はいつか「当たり前の今」に感謝できなくなってしまう時が来ます。自分もそうならないための自戒も込めて、子ども達にも誰かに感謝できる人になってほしくて、これからもやっていこうと思います。
いつでも集まれる場所にしたい
いろんな縁からカンボジアとかロンデン村とかみらいスクールとかと関わりを持ってくれる人が増えました。
- カンボジアにまた旅行したいな
- みらいスクールに久しぶりに行きたいな
- 子ども達元気かな
会いたい人がいる、行きたい場所があるってのはすごく幸せなことで、そこに行ってみた結果やっぱり来てよかった元気出たって思える場所にしたくて、この周年祭が「今年はカンボジアにいくか」っていうきっかけになったら嬉しい。
人のことを思ってくれる人が集まる場は、やっぱりいつもあたたかい。
来年以降の課題
今後考えている課題です。
- 東屋ほしい
- カメラマンほしい
- 調理の方法要再考
東屋ほしい
焼いた肉とかは教室で食べるんですが、1教室には収まりきらないのでみんなで食べている感をもっと大事にしたい。バカみたいにデカイ東屋みたいなのを作って、長机を並べていっせーのーでで食べたい。4×30mくらいのつくりたい。
カメラマンほしい
これ毎年言っている気がしますが、
- 自分で企画したイベントを
- 村の人とかと連携して
- 子ども達とコミュニケーションとりながら
- 参加者とコミュニケーションとりながら
撮影まで気を回すのはどうやっても無理。今年はGoProをスマホと連携してInstagramとかで生中継しようとか、YouTube用の動画作ろうと思ったけど一人テレビ局はどう考えても厳しい。現場には来れない人にも生の情報出したいのでなんとかしたい。
今回の写真は参加してくれた方々からのいただきものばかりです。
Photo by わっちゃん(@watchan_1992)
調理の方法
村のお母さん達が手伝ってくれるのは嬉しいんですが
- 炭の起こし方に文句言う
- 道具の使い方に文句言う
- 肉の焼き方に文句言う
- 私たちがやってあげている感を出す
など、お節介がいきすぎる感じのシーンがあるので、ちょっと付き合い方考えないと手伝ってくれている日本人達が嫌な気をしそうで課題。
ただこういうイベントごとはママさんコミュニティにそっぽ向かれてもやりにくいのも事実。
まとめ
とはいえ、来てくれた人たちから「楽しかったです」って声が聞けたり、子ども達がおいしそうに食べ物頬張っていたり、もらった記念品見てニヤニヤしてたり、先生達から感謝されたりするとやっぱりやってよかったってなるので、引き続き10月末の大切な行事にしていきます。
そんな感じで今年も無事に終了です。
手伝いに来てくれた皆さんにおかれましては、こちらがありがとうを言いたいのに「ありがとうございました」って感謝されて、なんかもう頭が上がりません。これからもよろしくお願いします。
また来年も笑ってみんなで飯を食いましょう。
カンボジア行き飛行機
もうじき成田ーシェムリアップの直行便が就航しそうですが、今のところの個人的なおすすめ。
去年の
2周年の時の。