タイトルは主観です。
今日、カンボジアで共同経営しているBASECAMP KITCHENで起きたできごとです。
今日実際にやって来た変な客
今日お店にやって来た自称アメリカ人が「今日のおすすめはなんだ?」と聞くので説明をしたら「豚が食べたい」と言い出した。
あいにく、今日は豚のメニューは用意できないので、代替えで用意できそうなものを伝えたら、結局カレーに落ち着いた。
で、作っている間にいろいろ言ってきた。
「Wi-Fiが繋がらない」とか
「ビールはなんで$0.5じゃなくて$1なんだ」とか
「ここはカンボジアだからカンボジアらしくしろ」とか(何について?)
なんかわからんけど、とにかく何かにつけて物申したい感じだった。
しまいには、カレーを作っている間に「ここ(店)では食べないで持ち帰る」って言い出した。
それならそれでめんどくさい話聞かなくていいので、持ち帰り用の容器を用意していたら「いくらだ?」というから先に会計を済ませた。
そしたら!!
「食べ物はどこだ?俺はお金を払ったのに、俺のカレーはどこだ?」
って言い出したので「今用意しているから少し待って」と言うと、「お金を払ったのになんで食べ物をくれないんだ」と。
本当どうかしていると思った。
もちろんだけど「持ち帰る」って言い出したのも、「先に会計しろ」って言ったのも、全部その人。
こっちは言われた通りにしただけ。
「お金は払ったのにカレーを渡さないなら警察を呼ぶ。2分以内にカレーを出せ。警察に電話する」
だって。
もうちょっとまともなイチャモンの付け方あっただろ
そういうから2分以内にカレーを出して渡したのに「二度と来るか!こんな店つぶしてやる!」みたいな言い方して去っていった。
と思ったら戻って来て「警察に電話してやるからな!」ってまた言いに来たので、もう無視して店のことを続けた。
二度と来ないって言い放ってからの二度目は早かったけど、後味悪い感じのお客さん。
何が気に入らなかったのか全くわからなかった。
で、愚痴が吐きたいのでもなく、どっちが正しい間違っているではなくて、この体験から感じたことがこの先のこと。
大切なものを不当な力から守る力
今日のできごとから痛感したのはこれ。
不当な力から大切なものを守る力を身につけることの必要性。
別にやられたらやり返すとか、売られたケンカは全部買うとかそういうことではなくて。
やっぱ海外にいるわけだから、言葉はめっちゃ大事。
自分が正々堂々とやっているからこそ、それを証明できるようにするためには、きちんと会話ができないと意味がない。
「話しても無駄」なこともあるかもしれないけど、それは話してみてわかること。
なのでまずは、きちんと話す語学力と相手の言っていることをきちんと聞き取る力が必要。絶対。
想像して。
海外の道を大好きな彼女(彼氏)と歩いていたら、相手が急に殴られた。
その事実を、その国の言葉で、英語できちんと説明できなかったら、泣き寝入りするしかないかもしれない。
10-0で悪くないことだとしても、もしかしたら痛みを負い損になってしまうかもしれない。
その時、戦うためのツールは拳ではなく言語だと思うから。
今日のその物言いおじさんはアメリカ人だったから、必要な言語は英語だった。
聞き取れても、自分が言いたいことを言えないのはもどかしい。
ましてやこういった場面で。
去り際、店の外観や看板を写真に撮っていたから、SNSとか口コミサイトとかに書き込む気なのかもしれない。
それはいい。いや、よくないけど、まだいい。
でも、本当に警察やお役所ごとになったらめんどい。
それがお役所に見せかけた危ない奴らだったらさらにめんどい。
さいごに
こんなことは頻繁にあったら困るんだけど、こういう事例から気づかされる自分を高める必要性の再確認。
自分が伸びるチャンス。
「お前、このままの自分で本当にいいんか?」
って試されているような体験。
ピンチはチャンス。
お客さんが全然来ないとか、商品が売れないとか、商売の本当のしんどさはそこではなくて、不当な力によって不要な時間や労力を使わなくてはいけないこと。
それは正々堂々やっていても、突然やってくる。
やっていることをどう思われるかは別にいいんですが、人がやっていることを本気で潰そうとしたり邪魔したりすることに時間や労力を使える人に絡まれると、意外と疲れるんですね。相手にしてもスルーするにしても。
この感覚久しぶりに味わったんで、そんなことに時間や労力を使う人が減ればいいな。— 北川勇介@シェムリアップでこだわりのカレーとコーヒー (@yusukeworld_) 2018年10月31日
別に自分がやっていることを万人に認めてもらいえるなんて思いもしないけど、 自分が大切にしているヒト・コト・モノ・バショが理不尽に傷つけられるのは気にくわないので、必要な力を持っておこうと思いました。
渋谷で軽トラひっくり返す力ではなくて、世の中の理不尽をひっくり返せる力。
そんなことを感じたハロウィンの夜でした。
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