みらいスクールにゴミ捨て場を兼ねた焼却炉的なものをつくりました。これでもう校庭のゴミはゼロですね。ポイ捨てした人には握りっぺします。
ゴミ捨て場兼焼却炉を作った経緯
先日カンボジアにいる1人の女の子から連絡をもらいました。
- 話を聞きたいって言っている人がいる
- せっかくなので村まで一緒に行きたい
- みらいスクールの様子をみたい
- 別の団体で活動していたけど不完全燃焼
ってことだったので、人手も揃うし何かやるか!って感じです。最近の悩みのタネでもある「ゴミ集積所」を一緒に作って来ました。
ゴミ捨て場兼焼却炉を作ろう
その日は朝から小雨が降っていて「セメントとか使えないかもな〜」って感じだったのですが、村へ着くと小雨がさらに弱くなったし、来てくれた子たちの姿勢も前向きだったので実行することにしました。
村へ着く直前に「ゴミ集積所ってどんなのつくるんですか?」って言われたので「それをみんなで考えてもらいます!」と笑顔で返しました。これがいつものスタンスです。
原則お任せのスタイル
せっかく遠くまで来てくれるので、指示だけ出して「ぼくが思うもの」を作らせてもおもしろくないし、こういう作業はみんなが思ういいものでやった方がいいのでお任せです。
お金をかければいい訳でもないし、自分たちが作りたいものだけ作っても意味がないってことも考えながら、どうしたら今よりもう少し良くなるか?をみんなで考える方が豊かだよね。
レンガを積もう
ということで形も決まったらしく作業スタートです。
モルタルをみんなで作って。
レンガを積んでいきます。
「どうせ作るならポイ捨てしたくなくなるようなものがいいよね」って言い出した子がいて「お〜いいぞいいぞ!その発想!」って思いながらおじさんは眺めていました。その結果、彼女たちが考案したのが「ハート形」のゴミ集積所。
もちろん、おじさんにはない発想です。
試行錯誤しながらもみんな頑張りました。
みんなで作った証を残したかったようです。
せっかくだしゴミ拾っていく?いいねぇ!って流れになりました。みんなありがとう。
いいか悪いかどうかは別として、カンボジアでは基本的にゴミを燃やしまくります。なのでここに集めて燃やしてしまおうという作戦です。落ちているゴミがここに集まって学校がもっときれいになるといいですね。
大変よくできました。ひゃくてんまんてん。いつでも遊びに来てね。
焼却炉づくりを見ていて感じたこと
もしかしたら・・・
- ゴミ集積所があっても作っただけではゴミはまた散らかるかもしれない
- ハート形にしたところで「ポイ捨てしたくなくなるかどうか?」はわからない
- 初心者で作ったものが本当に長く使えるものかどうか?はわからない
それを「意味ない」と言う人もいるかもしれません。でも、ぼくはこれでいいと思っています。
「自分たちで考えたことが形にできた」って自信を持てる子が増えたなら、世の中のいろんなところで違う形になって生かされると思うから。
正解かどうかなんてやってみなきゃわからないし、ダメだと思うなら軌道修正すればいいし、壊れたらまたみんなで作ればいい。必要なら。
やってみて「失敗だったね」ってことがあったとしても、やっていない人にはわからない「学び」と「発見」がある訳なのでいいと思ったことは全部やる!ってくらい人生欲張ろうと思いました。
まとめ
このゴミ集積所を活用して「ゴミが一箇所にまとまっていると学校が綺麗だね」って子ども達が言い出すようになるまでぼくはゴミ拾いを続けようと思います。
彼女達が目指した「ポイ捨てしたくなくなるゴミ捨て場」になったらいいですね。
資材買う場所とか
こういう作業する時、どこで買ってますか?とか聞かれるのでまとめました。
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