Amazonのほしい物リストを公開したところ、連日いろんな方から支援物資が届きまして歓喜。
今回は充電式単三電池のPanasonicのeneloopとカシムラのマルチ電源プラグサスケをいただきました。シリアを中心に、中東を巡っていた旅人カメラマンおぐからの差し入れです。
おぐ!ありがとう!大切に使います。
カシムラの変換プラグとエネループがほしかった経緯
カシムラの変換プラグは全世界のコンセントの形状に対応しているからです。これ一個あれば海外旅行の際に、その都度渡航先のコンセントの形状に合わせて変換プラグを買い足さなくて良くなります。
一回行ったっきりになるかもしれない国のプラグが金輪際出番なく家の引き出しの中でゴロゴロしているの耐えられないので、あらゆる国に対応してくれるの嬉しい。
充電式電池は旅先だけでなく、日常生活に大いに役立つアイテムです。
充電しておいた電池で、スマホなどをを出先で簡単に充電することができるのはもちろん、使い捨ての電池を大量に持ち運ぶこともしなくていいし、電池の処分もしなくていい。
今これにソーラーチャージャーを組み合わせたら、電気の通っていない村でも太陽の力で発電し、充電ができれば、カメラもスマホもパソコンも半永久的に使い続けることができるということを目論んでいます。
必要な商品を購入することは欠かせないけれど、電池のような短期間の消耗品を大量にストックして持ち歩き、使い捨てていくのはとても本質的とは言えない気がします。
また電気が通っていない、もしくは少量の電力で賄われている地域に長期で滞在する際には、自ら電力を生み出すことで作業ができ、村の限られた電力にお世話にならずに済みます。
今自宅で使っている電池式の製品も、今ある電池の在庫を最後に、全て充電器で賄うように計画をしている最中。
ストック(溜め込む)することからフロー(流す)ことへシフトチェンジの最中。
これは限られた資源を守ることへの貢献にも繋がるとぼくは考えています。
カシムラの変換プラグとエネループをもらった
くれた人
おぐがファインダー越しに覗く世界は、これまたとんでもない世界であって、ぼくなんかが軽く言えることではないんだけど、生きるか死ぬかの人たちと関わっています。
そんなおぐから聞いたリアルな話で印象に残っているのは、難民キャンプに暮らす人たちが求めていたことでした。
(Photo by Masanori Ogura)
難民キャンプに暮らす人々が、外国人のメディアやカメラマン達に求めてくることは食料でも金品でもない。
リアルな情報発信をしてほしいという願いだったとおぐは言いました。
今目の前で起きている現状を、歪むことなく正直に日本で伝えてほしいという声が多かったそうです。
(Photo by Masanori Ogura)
そしてまっすぐ伝えた情報で、こんな出来事が世界にはあるということを知ってほしい。
もしできるならできることでいいから行動してほしい。というのが難民キャンプに暮らす人々の切実な願いだということを、教えてくれました。
おぐの話を聞いて
ぼくは、ぼく自身が見たり聞いたり体験したことを情報として発信しているが、この情報とは何だろう?と考えることもある。
SNSでよく見られる情報は「状報」ではないかと感じることもある。
何が言いたいかというと、状態を報じるという行為。
ぼくも旅のリアルを配信しているので、ぼくは状報を送っていることもある。
しかし、その先に本来の情報があるのではないだろうか?とも考えることができる。
ぼくが考える情報は、「情けに報いること」。
人と出逢い、人情に触れ、ご恩を感じて、それに報いることができるような発信と活動をしていくことがぼくの考える情報発信だ。
先日の記事でもぼくは、活動を続ける原動力について触れたが、出逢いによって人は変わることができる。そして自分が得たことをシェアしていくことで本当の情報になっていくのだと思う。
情けに報いることができなければ、とても人にシェアなんてできないと思うから。
今回も旅先でのご縁の一つから協賛をいただきました。
いただいて終わりでは意味がないんです。
「支援してよかった」
そう思われるまで、ぼくは活動を続けていきます。
[…] 難民キャンプに暮らす人々が、外国人のメディアや カメラマン達に求めてくることは食料でも金品でもない。 […]