カンボジアで経営しているコーヒー屋台Felice Coffeeの管理に関して、一番気を使っていると言っても過言ではない部分について。
飲食店でなくても、自分が働く周りで使うモノに気を配ることはとても大切なことです。
お客さんには見えていなそうで見えている部分のお話。
汚れをふくタオルやダスター
飲食店どころか一般家庭でも言えることですが、調理や食事の際には汚れを拭くためのタオルがあるはずです。それも一種類ではなく数種類は。
すごく当たり前のことですが、直接口に入れたり料理を並べるテーブルを拭くためのタオルやダスターが汚いとものすごく萎えます。
カップを拭くための茶色いタオル
何もかも一つのタオルで済ませようとする
店を立ち上げたばかりの頃は、床を拭いたタオル(もはや雑巾)でコップを拭こうとしたり、カウンターを拭こうとしたりといろいろテンヤワンヤがありました。
不慣れな人からすると「うっ!」ってなってしまうかもしれませんが、東南アジアではそんなに珍しいことではありません。
それがなぜダメなのか?をまず教え込むことに随分と労力がかかりました。
エスプレッソマシンを拭く紫のタオル
お客さんに見えていなそうで見えている部分
注文されたコーヒーをお客さんに提供するだけが、彼女たちの仕事ではありません。自分たちが使う身の回りのものを、常に清潔にしておく。
これって意外と見られています。(自分が気にして他の店を見ているってこともありますが)
どれだけ美味しいものが出されても、それを作っている器具が汚かったり、作業場が汚れていたりしてはすごくマイナスなことばかりです。
背筋が伸びる物の扱い方
せっかく良質なエスプレッソマシンやグラインダーを導入して、厳選した豆を使用しているわけだから、スタッフにはとことんかっこよく働いてもらいたいなと思っています。
コーヒーカップだって、お店のロゴ入りのものを特注で作っているわけなのですが、きっと表向きな見え方を意識する人はとても多いはずです。
ですが、それはある程度最低限というか一般的というか。だからこそ、サブプロダクトにもしっかりこだわりたいと思っています。それが働き方にも繋がると考えているので。
まとめ
いままで染み付いた習慣や常識を一気に変えるのも難しいです。
ウチのカフェも見直したいことは山ほどありますが、とにかく気が付いたところから一個ずつ改善していく。そして、一回やってよしとしない。
それが一番地道だけど、確実な道のりだと思うのです。
また、何かを改善しようとした時にお金をかけたら簡単かもしれません。
それも手法の一つですが、あくまでモノの力で変えることよりもアイディアで勝負をしていきたい。
そういう裏の部分こそ、ブランド力とか他の店舗との差別化につながる物事の一歩であり、屋台(ストリート)からこの世界で突き抜けようとしているぼくたちが目指す場所へ行き着くために絶対外せない部分です。
ロープライスでやっているんだからそこはいいでしょ?とはぼくは言う気はありません。
コメントを残す