シェムリアップ市内から、少し足を伸ばした遠方の遺跡や観光地をまとめました。いずれも日帰りで行けますので、わざわざ別の地域のホテルやゲストハウスを探さなくてOKです。
記事の後半では、交通費をお得にする方法も紹介していますので、カンボジアに旅行予定のある人には参考になると思います。
シェムリアップから日帰りで行ける遺跡・観光地
シェムリアップから日帰りで行けるおすすめの遠方の遺跡たちです。実際に行ってみてよかった場所があれば随時追記していきます。
- プレア・ビヒア
- コー・ケー
- ベン・メリア
- クバール・スピアン
- プノン・クーレン
- サンボー・プレイ・クック
- プーン・タノン
- ロリュオス・トム
プレアビヒア
9世期末に、ヤショーバルマン一世によって建設された、ヒンドゥー教寺院。
2008年7月にカンボジアで2番目の世界遺産登録をされ、遠方の遺跡でぶっちぎりトップの人気を誇るプレアビヒア。海抜650mに位置する山岳寺院であることから「天空の遺跡」として、遺跡だけでなくそこから見渡す景観に魅了されて訪れる人も少なくありません。
タイとの国境に位置しており、領有権をめぐって銃撃戦が勃発した時期もあるほどのエリア。現在は緊張状態は緩和していますが、意図的に残された地雷があるので一般的な通路を大きくはみ出すようなことは控えましょう。
コー・ケー
10世紀初頭に、ジャヤヴァルマン4世によって建設された、ヒンドゥー教寺院。
コー・ケー遺跡郡の象徴でもある7段のピラミッド式寺院は、高さ35mもあり、頂上から見渡す周辺の樹海の景色が最高です。個人的には周辺にある、「象の墓」の物語も好き。ベンメリアの欄で話しますね。
ベン・メリア
11世紀末から12世期初頭に建設された、ヒンドゥー教寺院と言われているものの、創設年月を明らかにする碑文は発見されておらず謎に包まれた遺跡。
遺跡の修復が進んでおらず、発見当初のままの姿を味わえるのも醍醐味。よく「ラピュタのモデル」と言われていますが、遺跡が発見されたのはラピュタ公開の後という話も。
遺跡が破壊されているのは、捕らえられた娘を探し求めて境内で暴れ回った象によるものであり、その像はやがてコーケー付近で息絶えた(そこが象の墓)、という伝説が好きです。早起きすればどちらも行けるので、ベンメリア→コーケーをセットで行ってみてはどうでしょうか。
アンコールワットから東に直線距離にして約50kmの位置にあり、さらにベンメリアから東へ50km先にある大プリア・カンの3つが一直線上に存在していることも興味深い。
クバール・スピアン
11世紀初頭に、ウダヤーディティヤヴァルマン二世によって創設された、ヒンドゥー教寺院。
シェムリアップ川の源流であり、古来から人々の生活を支える起点とされた場所。川の中にある彫刻が魅力的ですが、あまりに寒気真っ只中に行くと水が枯渇している可能性もあります。
また駐車場から遺跡には30分くらい山道を歩く必要があるので、前日はよく寝る、こまめな水分補給をしながら、歩きやすい靴で行くなどの対策が必要です。
プノン・クーレン
9世紀頃に、ジャヤヴァルマン二世によって創設された、ヒンドゥー教寺院。
実は今回紹介している観光地の中で唯一行ったことない場所です、すいません。でもすごく行ってみたいので、おすすめに入れてしまいました。
アンコール王朝の幕開けとなった場所とも言われていて、先述のクバール・スピアン同様に川中に彫られた遺跡が魅力です。
大小二つの滝があって、遊泳スポットとしてカンボジア人にも人気ですが周囲は治安が悪いという噂もあるので行かれる方はぜひ注意してください。行ったらまた個別でレポートします。
サンボー・プレイ・クック
7〜9世紀頃に、イーシャーナヴァルマン一世によって創設された、ヒンドゥー教寺院。
2017年7月に、カンボジアでの3番目の世界遺産に登録された場所。見所の中心は、プラサット・サンボー、プラサット・タオ、プラサット・イェイという三つの遺跡。
サンボー・プレイ・クックへ行くための中継地点の町、コンポントムにはnapura-worksという友人の日本人夫婦が経営する旅行会社があるのですが、特に奥さんの方がサンボー遺跡に対して並々ならぬ思いがあるので、ガイドとして同行をお願いすると
- 強さの象徴としてライオンを像に仕立てたこと
- でもまだ見たことない人が想像で作ったライオン像だから鼻が変であること
- 四角い建物の壁に沿って4方向全てに像が設置されていたのではなく、方角によってなかった場所もある
- サンボーの歴史をちゃんと知っているローカルガイドは少ない
などの話を聞くことができ、素人がただ遺跡を眺めて終わるよりも200倍くらい充実します。
プーン・タノン
多分まだガイドブックに載っていない場所。そのため詳細は不明ですが、ガイドさんに同行お願いすると詳細わかると思います。ぼくはバイクで行ったので迷ったし何もわかりませんでした。
ロリュオストム
こちらもまだガイドブックに載っていない場所なので詳細は不明です。
タイとの国境沿いに位置している地層が大きく拓けたような場所。
シェムリアップで遠方の遺跡にお得に行く方法
基本的には、旅行会社やホテルなどでお願いをすれば大体どこへでも行けます。
相乗り
もしも、少しでもお得にするなら相乗りです。相乗りであれば頭数が多いほど、割り勘した場合の一人当たりの費用が減らせますよね。
交通費100ドルの場所に行く人を10人見つけたら、1人10ドルで行けます。
おすすめ
ツアーの相談に行くならおすすめは、日本人に人気のゲストハウス「The City Premium Guest House」。
理由としては
- 日本人に人気の宿なので日本人が多く集まる
- 日本人同士の相乗りで友達が増える
- 日本人スタッフが常駐しているので旅の相談にも乗ってもらえる
からです。
注意点
ただし、注意点があって相乗りできるかは確実とは言えません。
例えば自分が「明日、プレアビヒアに行きたいと」思っているとして、今日のツアーでゲストハウスの宿泊者たちがまとまって行ってしまっていたら、翌日も同じような人数で行ける確率は低いですよね。
あとは乗車定員の問題もあって、自分たちは4人グループだけど、ゲストハウスでの参加可能枠はあと1人だけという可能性もなきにしもあらずです。
なので、デメリットとしては自分たちの日程と合わせられない可能性もありますので、早めに確認するなどして対応しましょう。
一つだけお願いします
あと、本当はこんなことわざわざ言いたくないのですが、できない人が多いので言わせてください。ゲストハウスは宿なのでツアーデスクが専門ではありません。なので、訪問しても宿泊しているお客さんの対応に追われていれば、質問一個聞いてもらうのにも時間がかかる場合もあるかもしれません。
その場合は、コーヒーでもビールでもシェイクでも一杯頼んで、カフェ利用+相談みたいな感じがデキる大人の対応です。
そうすれば電源とかWi-Fiとかも気持ちよく使わせてくれると思いますし、仮に話を聞いてみたけどやっぱり気が変わってツアーに参加しないことになっても嫌な顔される要素がないと思います。
お弁当いりますか?
ここは完全に宣伝なのですが、シェムリアップで日本食屋を共同経営しております。遠方に出かけて行く際においしいお弁当必要あれば承ります。
ガイドブックのすすめ
ただ遺跡や観光地をめぐるだけよりも、ガイドブック片手に情報を集めながら歩いた方が絶対に楽しいです。定番ですが、地球の歩き方や、女子旅に特化したarucoなどがあるといいですね。
相乗りで行く場合は、The City Premium Guest Houseでも借りられるはずなので聞いてみてください。
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