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自己責任だけど簡単なしめ鯖の作り方

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居酒屋やスーパーの刺身コーナーにいると十中八九手が伸びてしまう「しめ鯖」。どうしても食べたくなって気が狂いそうだったので自己責任の元に自宅で作りました。

なぜ自己責任?

生魚に寄生する「アニサキス」という虫。特に赤身より白身、白身より青魚に寄生しやすいそうで、鯖を生で食べようとする時には特に注意が必要です。

特に鯖は誤魔化すという意味の「サバを読む」という言葉になるほど、傷みが早いので寄生虫も寄生しやすく状態も把握しにくいんだとか。

アニサキスに寄生された生魚を食べると食中毒を引き起こします。症状としては

  • 激しい腹痛
  • 嘔吐
  • 腹膜炎

など。アニサキスは人間の体内では成虫になれないので死滅するか体外に排出されるまで症状が続くらしいですが、通常の食中毒と異なり下痢になることがほとんどないので体外へ出す場合は内視鏡等で取り出すか死ぬのを待つしかないとのことです。つらい。適切に処理してから食べましょう。

自宅でしめ鯖を作る方法

3枚に下ろした鯖

まず鯖を3枚に下ろしました。彼女が。

鯖に大量の塩をかける

さばいた鯖に大量の塩を振りかけます。「さばいた鯖」は別にギャグではありません。

鯖の背面

両面にこれでもかってほどの塩をまぶしたらしばらく放置します。

段差をつけたバット

放置プレーをする時はこのように軽く段差をつけてバットを傾けておくと鯖が喜びます。

鯖から出た汁

なぜならこのように鯖から水分が出るからです。傾けておけば抽出された鯖汁が再び鯖に染み込まないぞ。わかった?

鯖の水分を捨てる

放置プレー終了と同時に鯖汁を捨てます。

水洗いしている鯖

軽く水で洗います。

キッチンペーパーに載せた鯖

キッチンペーパーなどで水分を搾り取ります。

キッチンペーパーに包んだ鯖

両面。

お酢につけた鯖

容器に移し替えてお酢まみれにしてやりま酢。当然のことながら酢の量は適当です。

お酢につけている鯖

思ったほど容器にすっぽり入らなかったのでひっくり返しました。皆様方におかれましては大きめの容器とたっぷりのお酢でお試しください。

ラップで包んだ鯖

お酢からあげた鯖をラップに包んだら冷凍庫で凍らせます。ここでほぼ全ての菌が死ぬはずという算段。おいしい未来はもうすぐそこです。

〜1日後〜

自然解凍した鯖

食べたいタイミングから逆算して鯖を自然解凍します。我が家は計画性のない家庭なので急に取り出してもどかしい思いをしました。

まな板の上の鯖

まな板の上の鯖です。

鯖の皮を剥く

鯖の表面の皮みたいなのを剥がします。

ズルムケの鯖

事前にネットで調べた際に頭側から剥がすと剥がれやすいという情報を得ましたが、剥がれにくかったので尻尾側からやりました。きれいにズルムケにしてやったぜ。

冷凍焼けした表面

鯖のシンボルである模様が一部ズタズタになってしまいましたがこれは冷凍焼けによるものらしいです。品質には問題ございません。

切ったしめ鯖

食べたい大きさに切って召し上がれ。

しめ鯖を炙りしめ鯖にアップデートしよう

このまま食べたてもおいしいのですが、お寿司屋さんでとかで見かける「炙り〇〇」という言葉に弱い人間なので、しめ鯖を炙りしめ鯖にアップデートします。冷凍庫で万が一生き延びた菌がいても炙られたら一溜まりもないはず。

こいつの出番です。

着火したガスバーナー

着火。

炙られている鯖

うえぇぇぇぇぇえぇぇぇえええいいい!!!

火で炙っている様子

火遊び楽しい!!!

炙られたしめ鯖

で、この後ステンレスのバットを素手で触って軽い火傷を負いました。火傷しただけ料理は上達する。

盛り付けた炙りしめ鯖

お気に入りのお皿に盛り付けてできあがり。

まとめ

ということで自宅でしめ鯖をおいしくいただきました。ちなみにお腹は痛くなりませんでした。よかったですね。

自宅でやってみたいなって方は参考にしてみてもいいですが、あくまで自己責任でお願いします。