先日、とある起業家の女性が子どもを連れて、ぼくのやっている店にランチに来た。
好奇心旺盛なお子さんで、机の上にあるお皿やお箸を片っ端から触って遊ぼうとする。
料理が運ばれてくると、母親が小さな小皿にお子さんの分を取り分けた。
子ども用の小さなフォークを一生懸命使って食べるものの、途中から食べることに飽きたのか、食べ物をコップに入れて遊び始めた。
そんな様子を見て母親が一言…
コップにはコップの、お皿にはお皿の、雑巾には雑巾の役割
「なんでご飯をコップに入れるの?コップはお水がこぼれないようにするのが仕事でしょ?」
それを聞いて黙るお子さん。
「ご飯を置いておく仕事をするのは誰ですか?」
「…おしゃら(お皿)」
さすが起業家ママ。
子どものしつけにも、「個の役割」を意識させ、その物の使い方ややっちゃダメなことを教えている。
- コップの仕事…水がこぼれないようにする
- お皿の仕事…食べ物を乗せる
- お箸の仕事…食べたいものを口まで運ぶ
- 「それ以外の仕事はやらせちゃダメ」→「やってはいけないこと」の意
そんなやり取りをみていて、ぼくはふと数週間前の掃除を思い出した。
雑巾は雑巾。ボロ布なんかじゃない
床掃除用の雑巾を変えると掃除の質が上がる。
雑巾=ボロ布ではなく、雑巾にも雑巾の役割があって寿命がある。毎日たくさんの人が歩いてくれる床は常にきれいにしておくってのは、もはや当たり前のことで、きれいにしやすい工夫をしておくことが次のポイント。 pic.twitter.com/hh8dCPbYiz
— 北川勇介 (@yusukeworld_) 2019年1月16日
床掃除用の雑巾を変えると掃除の質が上がる。
雑巾=ボロ布ではなく、雑巾にも雑巾の役割があって寿命がある。
毎日たくさんの人が歩いてくれる床は常にきれいにしておくってのは、もはや当たり前のことで、きれいにしやすい工夫をしておくことが次のポイント。
OPEN前にお店を掃除するのがぼくの仕事です。お気付きの点はなんなりと。
カンボジアの物件の引き継ぎの多くは、日本のように清掃業者が一旦入るわけではないので、前者の使用状況によって衛生状況とかも変わる。
物件を引き継いだ時の状態は、衛生的とは真逆だった。
一度ではとても落としきれない汚れを、ぼくらは時間をかけて毎日少しずつ落として来た。
それでも、人が来てくれればそれだけで毎日汚れる。
それは嬉しいこと。だって人が来てくれているんだから。
そんな嬉しい汚れを毎朝、雑巾がけをして床を綺麗にする。
その雑巾を、ぼくはずっと古びた布でやっていた。
雑巾は雑巾なのに。
いろんな場所の汚れを落として来て、とっくにその役割を終えたような布を、ぼくは雑巾として使っていた。
物にも寿命があり役割がある
みんなが歩く床だから、どんな布だっていいってのは間違い。
汚れを十分に拭き取ることができないその布は、もはやその寿命をとおくに終えてしまっている。
それを使い続けても、掃除の質は高まらないし、床を綺麗にする効果は感じない。
場合によっては汚れを広げているだけの場合もある。
きっとそのタオルは嘆いている。
「俺の屍を越えてゆけ」と。
新しい雑巾のメリット
ある日、ぼくはボロボロになった先代の布を捨て、床用に新しいタオルを下ろした。
このタオルは、カラダやキッチンやトイレを拭くための役割ではなく、床を磨くためだけに、ぼくのお店で指名され今もその役割を毎日果たしてくれている。
新しい雑巾で磨く床は、汚れの落ち方がこれまで以上とは比べ物にならないくらい違う。
汚れを薄める、広げるではなく、確実に取っている。
当たり前だけど、店は前よりも明るくきれいになった(気がする)。
雑巾がけを日常の彩りに
もしも普段毎日掃除をしていて
「ちっとも綺麗にならないな〜」
と悩んでいるお母さんには、ぜひ一度、新品の雑巾を試すことをおすすめしたい。
古いタオルを掃除用にランクダウンさせるのではなく、掃除用の一枚を。
もしも
「そんなもったいない!掃除用なんて古いタオルで十分!」
とおっしゃるなら、お父さん。
普段の掃除をお母さんに任せっきりにしている分せめて、新品の雑巾をプレゼントしてあげてほしい。
「雑巾がけは腰が痛い」「冬場は手が冷たいからイヤだ 」
そんな方はぜひ、クイックルワイパーでから拭きと水拭きの両立を目指してほしい。
ぼくは家の掃除はこれで楽をする。
そして、めっちゃ落ちる。
感激しすぎてレビュー記事もある。
掃除を奥さんに任せっきりにしている世のお父さんは、ぜひこれをプレゼントしてあげてほしい。
なんなら一度自分でやってみてほしい。
掃除し終わった後のシート見たら
うほほーーーーーい!!
ってなるから。

まとめ
ということで、やや脱線気味なので終わります。
この記事で言いたかったことは
- 物にも役割がある
- 物にも寿命がある
- いつまでも使わない
- 新しいものの効果は絶大
- 毎日の掃除で日常に彩りを!
って感じでした。
また明日!
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