アイキャッチ画像はフリーター時代に友人に撮られた写真。
2017年1月に正式に個人事業主登録をしたことで晴れてフリーターからフリーランスになれました。
相談者「私もフリーランスになりたいです どうしたらいいですか?」
ぼく「フリーランスになって何やるんですか?」
相談者「え?」
ぼく「え?」
みたいな会話をすることがあるので、ぼくなりにフリーターとフリーランスの違いを考えてみました。
フリーランスになってみて思ったことはフリーターと変わらない
なってみて1年が経ったんですが、正直違いがよくわかりません。
まずフリーランスっていう仕事はないですよ。フリーターっていう仕事がないのと同じ。
フリーターがどんなアルバイトをするのかと同じように、フリーランスになってどんな仕事をするかなんですよ。
フリーターはアルバイトしないと仕事がないと思ってたけど、フリーランスになったからって仕事が舞い込んでくるわけではないんです。
知ってました?ぼくは知らなかった。
やりたいことやるための準備期間ならフリーターがいいぞ
ぼくが学校教員を辞めてからカンボジアに小学校を建設し終わるまでフリーターでいれたのは「本当にやりたいこと」があったから。そのためには例え収入などの条件が良くても時間的拘束の多い働きかたでは「本当にやりたいこと」ができなかったから。
ちなみに「本当にやりたかったこと」ってのはカンボジアの小学校建設のことですが、こうやって書くと「カンボジアに小学校を建てたかったんですか?」と聞かれるので、誤解のないようにこちらも置いておきます。
ぼくにとってのカンボジアの小学校建設は自分がやりたくてやったものではないのですが、いろいろな出会いの中で「よし、やるか!」ってなって始めたことなので、建て終わるまでは何がなんでもやったるぞって気持ちでした。カンボジアに小学校が建ったら、カンボジアへ行く機会も少なくなるだろうから、まずは建ててから次に自分が何しようか考えるためにずっとフリーターをしました。
フリーランスになっても自由とは限らない
で、ぼくは結局カンボジアに小学校を建設した後もどこかの会社に所属する道を選びませんでした。カンボジアに小学校を建て終わってもカンボジアへ行く頻度を減らしたくなかったからです。会社に所属してしまったら決まった勤務時間中は会社にいなくちゃいけない。まとまった連休も取れないかもしれないし。
だったら自分で仕事をとってきて働くしかないよね。時間的に自由を得るためにぼくは仕方なくフリーランスになってみました。確かに時間的な自由は得たけど、フリーランスという存在が果たして本当に自由かというとまだまだ疑問が残ります。
やりたいことだけやってられるわけじゃないのね、フリーランスって。
まとめ:フリーランスって凄くないぞ全然
学校をやめる、仕事をやめる。
それは、続けることを普通としている人からしたら、ちょっと変わった行為です。
ぼくは中退どころか、休学って選択肢すら学生時代はなかった。
それが今や休学なんて当たり前みたいになっている。
休学なんてしないで4年で卒業して働きなさいとは言わない。
でも、休学して何をする?
退学をして何をする?
それは仕事も同じで退職をして何をする?
辞めることを逃げだとか根性なしだとは思わない。
やる前から「お前には無理だ」ってコメントもしたくない。
ただ、辞めただけでは何も始まらないし、人と違うことをしてもおいしい飯にはありつけないのは事実だから。
辞めるって何も特別なことでもないですよ。
どうかそこを見失わず、フリーランスになることがすごいって感覚が薄まったらいいなと思って記事を書きました。
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