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海外で働くなら日本のいい所を取り入れる前にその国の文化や風習を受け入れること

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カンボジア・シェムリアップで仲間達と経営しているカフェも早いもの4ヶ月を迎えようとしています。OPENが5月21日なので、毎月21日は何かイベントにしようかな〜とか。

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そんな4ヶ月目前の今日(9月19日)は、カンボジアのお盆の期間に当たり、街が祝日モード全開です。閉まっているお店も多い中、Felice Coffeeは今日も元気に営業中です。

スタッフが働きやすい環境を整える

先祖が家に帰ってくるカンボジアのお盆「プチュンバン」

祝日が多いと言われるカンボジア。何かにつけてみんな休みたがります。

でもそれって怠け者なのでしょうか?

日本もそうですが、祝日には何かしら意味があります。

このお盆の期間はカンボジアの言葉で「プチュンバン」と言われ、新月に合わせて行われます。

カンボジアでは月に込める思いが特別なものがあって、新月の日になると先祖が帰ってくると言われています。

もともと家族で過ごすことを大切にするカンボジア人達ですが、プチュンバンのように日本のお盆に当たるお休みは、特に家族の時間を大切にしている人たちが多いように感じます。

スタッフにも家族がいる

カフェで働いてくれているスタッフ達にも当然ながら家族がいます。

連日休みもなく働いてくれている彼女達に、少しでも家族の時間が増えたらいいなって思って今日明日は交代で休んでいいよって伝えました。

「休みにしたら誰が働くの?お店を閉めたらお客さんがコーヒー飲めないよ」と。

お店のことをとてもよく気にかけてくれる可愛いスタッフ達。

「ぼくがお店に立つから大丈夫。少ししか休みをあげられないけど家族で楽しんでね。」と伝え、今日と明日は1人で店番をしております。

関連記事:スタッフを雇うということはスタッフとその家族の生活を守るということ

海外で働くからこそ現地の風習は大事にしたい

「ユスケはプチュンバンは遊びに行かないの?」

ってよく聞かれましたが、そこは外国人なのであまりプチュンバンは関係なくて。

むしろカンボジアで働いているからこそ、カンボジア人達が休みたい時に代わりに働ければいいかなって。

個人的にはプチュンバンっていうよりも、カンボジアでは大切にされる日こそカンボジア人のために使いたいというか。

それがカンボジア人達と働く意義の一つでもあるかなって思うし、カンボジア人スタッフ達が外国人のぼく達外国人と働くメリットの一つでもあるのかなって感じます。

顧客満足度も大事だけど、スタッフ満足度も大事。

コーヒー業界では有名な「スターバックス」もスタッフ満足度を大切にしているそうです。

まとめ

店番していたら見慣れない姉妹が買いに来てくれました。

「どこから来たの?」って聞いたら、聞いたこともない村の名前で「とても遠いよ」って言っていて、きっと今日はシェムリアップに遊びに来ているんだな〜って思いました。

家族で出かけに来たのか、親戚がこちらにいるのか、その辺はわかりませんが外国人のおじさんが立つ店によく来てくれたなって思います。

スタッフにもきっとこういう時間があるんだろうなって思ったら休みにさせてよかったです。

ぼく自身も、普段お店に立たないと見えない景色もあって「あ〜しよう、こ〜しよう」がいろいろ見えて来ました。

事業としてやっている以上「利益の追求」は必須です。

ですが、目先の売上よりも大事にしなくてはいけないのは、売上を出すための準備。

それがスタッフの体調やテンション、モチベーションでもあると思っています。

対面でお客さんを満足させるのは彼女達なので、彼女達の働く環境を大事にしたい。

ぼくはそう考えています。

「ジャパンクオリティ」を追求する前に、いさせてもらっているカンボジアの文化や風習を大切にできる働き方をしたいと思います。

スタッフにはリフレッシュしてもらって、また休み明けからどんどんいいお店になるように改善を重ねていきます。

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