【学生時代のアルバイトで学んだこと】働くことの意味も考えず世の中をナメていた若造の話

こんにちは、北川勇介です。

世の中の一部には、「時給換算のバイトなんかしていないで自分で稼ぐべき」みたいなそれっぽい意見もありますが、個人的には学生時代のアルバイト経験は宝です。

職種にもよりますが、アルバイトって誰かと一緒に頑張るっていう社会性が磨かれる場でもあると思っていて、そういう社会性やコミュニケーション能力の低い人にはキツイ場所かもしれませんが、働くってことを体験するにはこれ以上ない経験値を詰める場所だと考えています。

 

とはいえ、学生時代にぼくはそんな前向きなこと考えていたかといえばそんなことはありません。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]いかに楽をするかばかり考えていた[/say]

よくいう「ナメたやつ」だったので、店長クラスからのお怒りも買ったし、なんかこう「みんなで頑張ろうぜ」ってのが苦手な時期もありました。

嘘ついて休んだり、何度ばっくれてやろうと考えたことか。

それでもやっぱり「働く」という基礎を教えてもらった体験は宝です。

 

学生時代のアルバイト先の選び方

大学3〜4年生の2年間、ぼくは横浜市内のとあるガソリンスタンドでアルバイトをしていました。

バイト求人雑誌の中に近所のガソリンスタンドが2件出ていて、正直どっちでもよかった。

その頃気にしていたのって、勤務条件とか時給くらい。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]できるだけ楽なシフトで時給がいい[/say]

そんな場所を探していました。

2件のガソリンスタンドへ電話をして、1件目は電話がつながらず、2件目に繋がって「今から面接来れる?」とすぐに呼ばれた場所に縁があって、そのままお世話になることになったんです。

 

間違えた?業界日本一の売り上げを誇るお店

電話が繋がって、すぐに面接に呼ばれて、「ラッキー!」くらいな感じで面接を受けに行った。

すぐに採用してもらい、最初の勤務日に顔を出したそこは、なんと!!

 

業界日本一の売り上げを誇る、超ゴリゴリのガソリンスタンドだった。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]あれ?間違えた?[/say]

 

挨拶、掃除などの徹底ぶりはもちろんのこと、社員とかアルバイトとかそんなの関係なく、社内で決められた月の目標は絶対で、ただシフトの時間そこで作業していればいいわけではないという環境に後ずさりした。

理不尽なお怒りもそれはそれは多かった。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]今Twitterとかで働き方に文句言っている人には絶対耐えられない環境[/say]

 

ギャップがお客さんの失望を生む

「たかがアルバイトにそこまで求めないでよ」

と何度も思った。

でも、バイト代はお客さんが使ってくれるお金から出ているわけで。

人を相手にしている以上「社員ならここまでできて当たり前」「バイトはここまででよし」ってのは、ただの自己中心的な意見であり、お客さんからしたら、接客してくれた人が社員なのか、アルバイトなのかそんなことはどうでもいいことですよね。

 

もちろん難しい作業やお金の管理とか、そういう部分は社員にしか任せられないとしても、誰にでもできる作業をアルバイトがする、楽しそうな仕事、華やかな仕事を社員がする、というものでもなかった。

お客さんがいつ来て、誰が出勤していても、同じように満足いくサービスを施せる店。

それが当時から言われていたことでもあった。

 

「店長だったらここまでやってくれたのに、何でこの人だとやってくれないの?」

そう思わせた時点で、お客さんは失望する。

「ぼくアルバイトなんで…」

がいかに通用しなくて、逃げの発言であるかを教えてくれる場所だった。

 

誰にでもできる地味なことを誰にもできないくらい続けること

当時、社員・アルバイト関係なく全員が徹底して行うのが、現金会員カードの販売と告知用のチラシ配り。

これは絶対だった。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]地味だけど心折れそうになる仕事だった…[/say]

「チラシを渡す」「100円の会員カードを売る」ためには、何の知識もいらない。

ベテラン社員にもバイト初日君にもできること。

そのために必要なのがとびきりの笑顔と、最高の挨拶。

これだけだった。

でも当時のぼくは「そんなこと言って雑用やらせて配らせたいだけだろ」って心の中で思いながら、どこか全員に与えられた仕事を斜めに見ていた部分があった。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]そんなことよりタイヤ交換とかできるようになりたいな[/say] [say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]洗車やっているほうがまだマシ[/say]

そうやって、生意気にも、「仕事を選ぶ」ようになった。

ただ、洗車やタイヤ交換、オイル交換をお客さんに営業しようにも、気持ちのいい挨拶が笑顔でできなかったら、頼みたいものも頼んでくれない。

挨拶もできないような奴に、大きな仕事が入ってくることなんてありえなかった。

「誰にでもできること」をやらないやつには大きな仕事なんて任せてもらえないんだってことを知った。

 

地味だからこそ楽しみを創る

チラシを配る、会員カードを売るってとっても地味な作業の繰り返し。

だからもちろんつまらなくもなるし、飽きたり、意味ないとか言い出しがちだった。

そんなネガティブな感情が入ると、誰にでもできることすら、続けるのが難しくもなる。

だけどやらなくてはいけないその作業の中に、ちょっとした楽しみを生み出すことができると、作業の質は高まってくる。

ぼくの場合はそれがお客さんとの会話だった。

「お得な情報乗ってまーす、チラシどうぞ!」

って言ったって「いらねーよ」って言われて話しかけるのも嫌になるのなら、チラシを渡すのではなくて、会話を楽しもうと思った。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]これから家族でお出かけですか?いいな〜[/say] [say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]お仕事お疲れ様です!最近おそいっすね〜[/say] [say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]車かっこいいですね〜ぼくも就職したらこれ乗りたいって思ってるんですよ〜[/say]

そんな感じで話しながら、一回チラシを配ることを忘れて、人と話すってことを心がけてみた。

 

すると、たまたまも重なってか

「それ何持ってるの?」

「最近車洗ってないな〜」

「ちょっと点検してくれない?調子悪くて」

と営業していないのに、思わぬ反応が返ってくることが多くなった。

もちろんそんなこと計算外だったし、そのつもりもなかった。

だけど会話を楽しんだら、急にお客さんとの距離が縮まって、車に関して抱えている悩みとかを打ち出してくれるようになった。

販売までいかなくても帰り際に「あ、これ来月のお知らせです〜」っていうだけでチラシをもらってくれる人が増えたり、「今忙しいから明日またくるわ!車洗って」と頼んでくれたり、何だか知らないうちに仕事が好転するようになった。

[say img=”https://yusukekitagawa.com/wp-content/uploads/2018/10/jikoji.jpg” name=”ゆーすけ”]そして時給もジワジワ上がって言った[/say]

 

どんな物を売るにも、人と人のコミュニケーションがあってのことだということを知った。

 

仕事をナメてた若造が働く基礎を学んだ場所

振り返ると、バイト先がきつく感じたのは、それだけぼくが「働くこと」をナメていたからなのだと思う。

社員だろうが、アルバイトだろうが、お金をもらうってどういうことかも考えずに。

1円でも発生したら、責任が付いて回るのに、なるべくちいさな責任で、たくさんお金をもらえる仕事ばかり探そうとしていた。

そんなことありえないのに。

安いから責任がないわけでもないけど、金額が増えたらそれだけ責任が増えることもある。

そんなこともわからず、見た目が楽しそう、華やかそう、かっこいい仕事ばかりに目が行って、「大切なことを疎かにするんじゃねぇ!」と力づくでも分からせて卒業させてもらえた環境には感謝しかない。

 

バイトに行くことが苦痛なこともあったし、今でもたまに当時のようにチラシを配っている夢は見る。

でもあの時の経験がなかったら、今でもぼくは「きつい」「しんどい」「だるい」「意味わからん」「めんどくさい」と目先のことだけで判断をして、作業を選んで都合のいいことしかせず、逃げ続けた人生だったかもしれない。

あの時味わった達成感が仕事をする楽しさを知るきっかけにもなったし、あの時の苦しかったことがあるから、今は大抵のことがしんどいと思わなくなった。

そしてお店としても、誰にでもできることを他のお店が真似できないくらい徹底したから、業界日本一という少し華やかな結果までたどり着けたのだとも思う。

 

アルバイトをしている人からしたら、お店の売り上げがどうでもいいとか、そんなことぶっちゃけ気にならないって人も多いと思います。

だけど、その積み重ねた数字は、会社のエゴではなく、社員さんが会社で怒られないためでもなく、自分の力で人(お客さん)を満足させた一つの数字だと思ったら、自分がやって来たことが間違っていなかったかもっていう小さな自信にもなる。

 

日本一になったからぼくの時給が上がったのかと思ったけどそれは違った。

ただ日本一を目指して、スタッフみんなでできることを積み上げて、目の前の人(お客さん)に喜んで帰ってもらう過程を繰り返す中で、知らない間にぼくの時給は900円が1,700円になっていた。

「日本一になったから」ではなく「日本一を本気で目指したから」、時給というわかりやすい数字の一つが大きくなっただけのこと。

時給上げるためにやっていたら、振り向いてくれたお客さんはもっと少なかったと思う。

お客さんを満足させた結果、得られた給料をぼくは胸を張って受け取れたし、その後の卒業旅行で胸を張って使い切った。

 

あの時のスタッフを超えているか

当時20〜22歳だったぼくを育ててくれた社員のみなさんは当時28〜32歳。

この記事を書いている今のぼくの年齢くらい。(2017年現在)

今のぼくは、あの頃のスタッフを超えられているのかなとたまに思ったりもする。

 

どうしたら超えたって明確なものでもないし、比べるものでないのだろうけど。

だけど、一つ言えるとしたら、胸張って会いに来れることは大事かもしれないなって思った。

ぼくは超怖かった当時のマネージャーに会うのに、卒業から7年かかった。笑

 

いくつになっても会うのは緊張するし、酔っぱらえないけど、今の自分は何に夢中になっているのか、これからどうしていくのか。

その軸となる働くことの基礎は、「間違いなくあなたの元で働かせてもらったからです」ってことを、当時の楽しかったこと、ふざけてたこと、気に入らなかったことなんかを交えて楽しく話ができるなら、十分アルバイトをさせてもらった意味があるんだと思います。

上司の言っていることとか「意味わからん」「マジ意味ない」って思った時、本当にそうなのかもう一度考えてみてほしい。

自分にとって都合が悪いだけなんじゃない?

理解できないのは上司が悪いのでも、会社が終わっているのでもなく、自分が未熟なだけじゃない?

 

働くって、思っている以上に奥が深い。

大人って、思っている以上に思慮深い。

どうせ働くなら、時給以上の知識や技術や価値観までもらえたほうがよくない?

 

そんなぼくのアルバイト回想録でした。

そんな感じで!

また明日!

 

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