今朝、孤児院の子どもにそう聞かれてハッとした。なんでだろう?
言葉が違っても伝わること
孤児院をサポートしている友人の勇太が子どもたちを連れて、ぼくが運営しているカフェに遊びに来てくれました。いつもなら明るく挨拶してくれる子どもたちが、今日はちょっと離れたところでニコって笑うだけだったのでなんかあったのかな?と思っていたら、あとで勇太が一人で来てこう言った。
「ここ最近、ユースケの顔が怖いから今日も話しかけられなかったってさ」
全くの自覚のないことだったので、ぼくはビックリした。
で、勇太とはもちろん日本語でそういう話をしていたのだけど、言葉が違っても何を話しているのか伝わってしまうのが人と人。何人かいる子どもたちの中でも、ちょっとお姉さん的ポジションのピアが近づいてきてこう言った。
ピア「何か嫌なことがあったの?」
ぼく「ううん、特にないよ。心配かけてごめんね」
勇太「ユースケはカフェの仕事が最近忙しいから疲れてるんだよ」
ピア「疲れているとなんで顔が怖くなるの?」
大人「」
ピア「ユースケ、カフェの仕事は好きで始めたことじゃないの?楽しくないの?」
大人「」
何か言い返せよ、大人!!!って思った?ぼくも思った。
生き方は顔に出る
どこで聞いたのか忘れましたが、本当その通りだよねって痛感した言葉と今日の出来事。
いろんな事情を抱えて孤児院で暮らす子たちだからこそ、余計に大人の表情や仕草には敏感になるのだと思う。いや、孤児院の子どもたちだけじゃなくて、子どもはみんな、大人のことを大人が思っている以上に見ている。
このカフェを立ち上げた目的の一つは、関わるカンボジア人たちが「働く場所を探している」と言った時のきっかけになれる場所にしたかったから。
それなのにぼくは好きな人たちと、好きな場所で始めた、好きなことなのに、ちょっとうまくいかないことが続いたくらいで顔に出ていたなんて器が小さいですね。お椀の裏かよ!
そんな生き方で、あなたと一緒に働きたいって言い出す子どもたちいるわけないよね。
また子どもに教えてもらった
今のぼくには、やりたいことがありすぎる。カフェで働く人も増やしたいし、そのためには2号店3号店と規模を拡大しなくてはいけない。取り扱う豆の数も増やしたいし、もっと生産者のところへ顔を出しにもいきたい。だけどコーヒー以外のこともやりたいし、新しいことへのチャレンジもしたい。もっとこのブログだって頑張りたい。
そして現実がやりたいことに全然追いつかないことに焦ったり、急いで結果を求めたり、思い通りいかないことにイライラしてしまっている。やりたいことがあって、やりたいことをやっている、という贅沢な状況の中でもそういうネガティブな思考や行動、表情が生まれてしまうことがよくわかった。教えてくれてありがとう。
最後にココ・シャネルの名言を置いておきます。50歳になる頃には、もっとイケてる男でありたい。いや、もっと早くなれるように頑張る!!!
20歳の顔は自然から授かったもの
ココ・シャネル
30歳の顔は自分の生き様
だけど
50歳の顔にはあなたの価値がにじみ出る
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