ぼくのような生き方をしていると「将来に関する不安」について尋ねてくる人がいます。
「不安定な生活に不安はないんですか?」
「挑戦して失敗したら、とか考えないんですか?」
みたいな。
きっと、そのような質問をくれる人たちは、何かに取り組んでみた結果に対する不安が先行しているのであって、自分がやってみたことがうまくいくかいかないかに注目をしているのだと思います。
それをリスクと考えているようなイメージ。
ぼくが考えるリスクは例えば、自分がやってみたビジネスがうまくいくかどうか?ではなくて、自分だけの力では防ぎようもない課題が降って来た時に選択肢があるかないか?ということです。
自分でやっている仕事がどれだけうまく言っていたとしても、それ以外のことで何が起こるかなんて本当誰にもわからない。
その時に、どんなことがあっても対処できる選択肢がないことの方がよっぽどリスクだと思うのです。
誰だって不幸より幸せの方がいいに決まっている
仕事がうまくいかないより、うまくいった方がいい。
人間関係のトラブルが多いより、少ない方がいい。
給料は少ないより、多い方がいい
自分のための時間だって少ないより、多い方がいい。
きっと誰しもがそう思うと思います。
満足を求めて「もっともっと」と、いろんなことを望んでいる。
その望んでいるものは、時に夢とか目標とか言われるものであったりして、何かを望むということは人間誰しもに当てはまることだと思います。
不満を抱えたまま生活を続ける人たち
もちろん、生きていると本当にいろんなことがあって、自分がやっていることにケチをつけられたり、邪魔をされたりすることもあります。
でも中には、あえてその不満を抱えた状態を自分で維持している人もいる。
ぼくはそういう人たちを見てきました。
そういう人たちの多くは
「今の現状に不満があるわけじゃないけど、もっとこうなったらいいのに・・・」
みたいな言葉を漏らします。
その人たちは、決して能力や才能がない訳ではないです。
望む未来を描きながら、望んだ選択をしないだけ。
そして、行動に移さないだけです。
なぜ、行動に移さないか?は、先にも書いたように「何かに取り組んで見た結果」をリスクとして捉えているから。
自分が望む未来を実現させようと思ったら、少なくとも今の生活を変えなくてはいけません。
その変化を恐れて、結局動かずにいれば、昨日と同じような明日しか来ないのに。
変化を怖がることがリスク
自分の生活を変えなければ、今ある生活はしばらく続くかもしれません。
そして、それなりに生活ができてしまうから「そのままでもいいや」ってなるのだとも思います。
ですが、世の中には自分の力だけではどうすることもできない問題も、時折降ってかかります。
例えばリストラとか、ケガとか病気とか。
誰も望んでもいないできごとが、いつ、どんなタイミングで起こるのかは誰にもわかりません。
100%満足いっていない生活。
それでも生活できていた日常が崩れかけた時、突然やってきたその出来事に対しての選択肢がないと、人は激しく絶望します。
変化をリスクだと捉えて、現状を変えずに生活しているとその選択肢は増えません。
なぜなら動かないから。
リストラされても、ケガをしても、その時の人生を楽しめる備えがあれば、トラブルが起きても絶望することはない。
その時に、対処できる選択肢をもっておきたいから、ぼくは今動くし備えます。
変化を恐れて現状を変えようとしないことがリスクだと感じているから。
まとめ
ぼくは昔から「人生はリスクがあるからおもしろい」と思って生きてきました。
どうなるかわからないから、どうなってもいいように動き続けることが大切だと今でも思っているし、どうなるかなんてわからないから、逆にどうにでもできるのだと信じている。
要は自分の心持ち次第。
関連記事:「センスや才能がない」とかいう前に凡人に足りていないのは考える量と動く量
不満を感じながら今の生活を守るのか。
今、常に満足度100%を更新していきたいから動くのか。
それは、才能でも能力でもセンスでもなくて、やるかやらないか。
本当にそれだけの差。
もちろんぼくも悩んだりする時もある。
でも、時間が経っても同じ悩みをもって現状を変えられていないとしたら、結局何もして来なかった動かぬ証なのだと思う。
悩みを抱えることは誰にでもあるはずだけど、時間が経っても同じ悩みを抱えているってことは結局考えているようで考えていない。
考えていないから動くことができない。
つまりは何もしていないのだということ。— YUSUKE KITAGAWA (@yusukeworld_) 2017年12月4日
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