レザーブーツが好きだ。買ったばかりの時はあんなに硬くて、靴擦れさせるほど突っ張ったヤツなのに。
履けば履くほど自分の足に馴染むあの革の感触が好きだ。
猛獣が自分にしか懐かない感じと言ったらわかるかな?猛獣懐かせたことないけど、あくまでイメージ。
そんな愛してやまないレザーブーツを履いて世界中を旅をしたい。でも…レザーブーツはメンテナンスが大変そう。旅に不向きかも。
そんな方へ向けて、海外でのレザーブーツのメンテナンス方法を紹介します。
せっかく大切な一足を買ったのに、好きなもの履かないなんて何のために買ったのさ。
物は使い倒してこそ物でしょ。
レザーブーツのお手入れをしよう
やることの大まかな流れをまとめておきます。
- ブラッシング
- 汚れ落とし
- オイル塗る
- 仕上げ
細かく見ていきましょう。
ブラッシング
レザーアイテムはブラッシング命。
一にブラッシング、二にブラッシング、三四もブラッシング、五にお出かけくらい、とにかくブラッシングですね。
力を入れてやる必要はなくて、柔らかい馬毛のブラシでとにかくこすって細かな汚れを落としましょう。
本格的なメンテナンスをしない日もなるべくブラッシングをしてあげると、余分な埃も溜めないし、自分も無になれるのでおすすめです。
汚れ落とし
せっかく新しいオイルを塗り込むのに、古いオイルや表面についた汚れの上に重ね塗りしたら意味ないですよね?
まずは、リムーバーでしっかり汚れを落とします。
レザー専用の汚れ落としで革の表面に付着した汚れ、油、ワックス、汗(塩分)などを除去してくれるステインリムーバー。革に優しい水性タイプを選ぶといいですね。
目に見える汚れだけでなく、ブラッシングで浮き出た余分な油分も落とします。
おすすめはこれ。
これすごい落ちる。特に古いオイルのごっそり感がすごい。
「オイルは定期的に塗るけど、古いオイルは落として塗っていないな〜」って人は要チェック。
オイルを塗る
汚れを落としたらオイルを塗り込んでいきましょう。革も人の体と同じで、栄養をあたえないとどんどん劣化してしまいます。
そして病気になってから治そうとすると時間がかかるのと同じで、事前にきちっと栄養を与える(オイルを塗る)ことで健康的な状態を維持できます。
ポイントは布やスポンジに少量をとって薄く伸ばしていく感じ。
以前までは手でオイルをとって、直接塗り込んでいましたが、これだとちょっと塗りすぎてしまう感じがあります。
塗りすぎてもよくないので、柔らかいスポンジで伸ばしていくほうがいいですね。
仕上げ
オイルを塗り込んだらもう一度仕上げのブラッシング。
そして、仕上げのブラッシングと合わせてやっておきたいのが防カビミスト。
日本で保管をする際にもそうですが、湿度の影響を受けやすいレザー製品は簡単にカビが生えてしまいます。
それから1日履き終わったブーツには消臭・調湿効果の高い珪藻土スティックを入れておきましょう。
こちらは効果抜群すぎてレビュー記事もあるので、合わせて読んでくれたらこいつの魅力がわかります。
本当は
本当はこの後、防水スプレーをしたり、型崩れ防止のシューキーパーを入れたり、ブラッシングだって汚れ落とし用と仕上げ用で使い分けてもいいのかもしれない。
いいんだろうけど、一応ぼくは野球部だったから革靴(スパイクだけど)に関しては20年以上触ってきている。
その体験から言えることは、あればいいんだろうけど、なくて困ったことないぞ?
というか。
これは野球部時代に毎日スパイクを磨いていた感覚の話なので少し抽象的ですが…
極端な汚れでなければ、ブラシの使い分けはそこまで関係ない。
という結論です。一つのブラシで丁寧にブラッシングをしていれば十分対応できます。
ファッションではなくスポーツとしての靴として、毎日過酷な使い方をしてきたけど、毎日細かな手入れをちゃんとやって入ればそれでほぼ十分。
大切に長く履くコツは、毎日自分の手で触れて状態を把握すること。
どんな道具がいいとか、どんな方法がいいとか言う前に全てはそこから。
実際今も、一足しかないこのレザーブーツをほぼ毎日履いている。
「毎日同じ靴を履いたら消耗も早いから買い替えコストが…」とかも聞くけど、だからと言って同じようなもの何足も買っても結局コストはかかっている。
消耗したらリペアに出せば長く履けるのがワークブーツのいいところなので、ぼくは今履いているブーツをあと20年くらい履きたい。
でも、20歳になった息子に譲るのが夢とか若旦那みたいなことは言わないぜ。
極度な汚れの場合は専門業者にお願いするのもあり
取り返しのつかない状態になってしまった場合は、専門業者に相談するのがいいですね。
くつの宅配クリーニングサービスなら自宅にいながら配送業者が集荷に来てくれるのでメッチャ楽です。
もはや何でも宅配で片付いてしまう世の中ですね。
スニーカーやサンダルなどから、革靴やムートンブーツまで幅広く対応してくれます。
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- 除菌消臭汚れ落ち度96%以上
- 職人が片足ずつ丁寧に手作業
- 靴に優しい環境下で作業
- 自宅にいるだけで配送から受け取りまで
まとめ
レザーブーツの簡単お手入れ方法を記事にしました。
- ブラッシング
- 汚れ落とし
- オイル入れ
- 仕上げ(ブラッシング、防カビ、消臭・調湿)
たったこれだけの作業で、大切なブーツをすぐに台無しにするか、長く使える良品にするかが分かれます。
まずは表面のブラッシングだけでもいいので、馬毛の柔らかいブラシでこまめにやってみてください。
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