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独りよがりの強いこだわりは時に自分の首を絞めることを知っておけばもう悲しくない

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変なこだわりが強かった頃の筆者

読者の方々におかれましては「こだわってやっていることが理解されたり受け入れてもらえなかったりして困っている」という方はいらっしゃいませんか?自分が好きなこととか得意なこととかいいと思っているものだと、なおさらこだわりたくなりますよね。ぼくもこだわりが強い方だったのでその気持ちはとてもよくわかります。

だけどこだわってやっているはずなのに、全然人に興味を持ってもらえなかったり、商売事だったら売れなかったりすると、なんでわかってもらえないんだろうって気持ちになったりするものです。

世の中には差別化しろとかセルフブランディングが大切とか言う人もいますが、こだわりも同じ類だと思っていて、こだわることは大切だけど、やりすぎたり方向性をミスると自分を苦しめます。こう言うことを知っておいてこだわらないと、自分がやっていることで自分の首を絞めるので注意が必要です。

独りよがりのこだわりは時として自分の首を絞める

こだわりが強いと、自分自身を疲れさせたり苦しめたりすることがあります。こだわることで、選べる範囲が狭くなるからです。可能性が低くなることにもなるのです。

例えばぼくはカンボジアで一度、カレーとコーヒーとチーズケーキのお店をやったことがあるんですが、すぐにダメになり方向性を変えました。

カレーは1日に必要な量の野菜が取れるオリジナルだったし、コーヒーはカンボジアで取れた豆を独自にブレンドしていたし、チーズケーキは化学調味料などは使わず手作りでとそれなりにこだわっていました。

その当時はそんなお店がなかったから、絶対流行ると思ったのに半年も持ちませんでした。まずカレーが食べたい時以外は来てもらえないし、カレーだってそういう変にこだわったものじゃなくていわゆる普通のカレーが食べたいという人が多かったんだと思います。ケーキはいろんな種類から選びたいし、コーヒーはどこでも手頃な価格で飲めるから。きっといろんな理由で人が呼べていなかった。もしかしたら、ぼく自身の人間性もあったかもしれません。

自分ではこだわってすごいことやっているつもりになっていましたけど、街の人には全然必要とされていなかったんですね。だから流行らずに、毎日閑古鳥がなく店舗で、生活が徐々に苦しくなっていきました。

いいものと売れるものは別物だと理解した方がいい

歌手の甲元ヒロトさんが「売れているものがいいものなら世界一のラーメンはカップラーメンだよ」と言っておりました。こだわって手間暇かけて作ったものが必ずしもよく売れるとは限りません。

いや、お湯注いで3分待つだけで簡単においしいラーメンが食べられるカップラーメンの製造にも、かなり手間暇もこだわりもあると思いますよ。ただ、ここでいうこだわりっているのは麺が自家製だとかスープが無添加だとかそういう「店主がやりたいこだわり」を指します。

これに近いことは百獣の王の武井壮さんも「大人の学校」という番組で言っていて、価値とは人が求める数なので、どれだけすごい商品を作っても誰からも求められなければ価値がないってことなんです。

価値というのは自分が最高の品質のものを作ることじゃなくて、自分が作ったもので笑顔になってくれる人の数だということです。品質が高いことに越したことはないかもしれないけど、求められなければ価値はないのです。この動画を見た時にあーっと思いました。こだわりは自分のエゴだったと。

そのこだわりは誰のためか?

結局、ぼくのこだわりはぼくのためでしかなかったんですね。ぼくがこだわったお店に来てもらっても幸せになる人は多くなかった。だからリピートもされにくいし、クチコミにもならない。人のためにこだわっていなかったからです。

「こだわってやっている俺かっこいい」くらい自分勝手でふざけた思考回路だったんだと思います。それをやることで人がどうなるかを考えず、やっていることに満足してしまっていたからです。それじゃ人は喜んでくれません。うまくいかなくて当然。

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で、こういう独りよがりのこだわりはやめた方が自分のためにも人のためにもいいです。発想が自分のためになってしまっているから、仮にちょっといいものだとしても受け付けにくいものになっている可能性が高いのです。皆さんの近くにも「ちょっと気になるけど入りにくいお店」とかあるんじゃないでしょうか?尖ったコンセプトはインパクトあっていいですけど、それによって人から避けられてしまっては、やりたいことがやれない。結局は好きなことやっているはずが、知らず知らずのうちに辛い道へ向かっていたりするからです。

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こだわりはただのやらず嫌いだったりもする

何かにこだわるというのは、何かをやるだけでなく、逆に「やらないというこだわり方」もありますよね。人生は何かを付け足してばかりいくと、いろいろ回らなくなるのでやらないことを決めるというのも大事です。しかし、やってみてからやらないと判断することと見た目や第一印象だけでの判断でやらないのでは大きく異なります。

例えばぼくの場合、読書の仕方がその例です。ぼくは大学生くらいから読書にハマってよく本を読むのですがずっと紙の本で読むのが好きでした。いや、正確には紙が好きなのではなく、なんかタブレットとかで読むのが気に入らなかっただけです。もしくは電子書籍の時代に紙の方が好きっていう自分が好きだったのかもしれません。アホですね。

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しかし海外生活が長くなったことで紙の本がすぐに手に入らなかったり、持ち運ぶのがかさばったり重かったりして電子書籍デビュー。端末の中に何冊持ち歩いてもカバンは重くならないし、家の中のスペースは埋まらないし、Kindle Unlimitedなら月額980円で本読み放題とか、価格設定がバグってません?一冊読んだら元取れますよ。結果として大満足でした。

あの時に「紙で読む方が好き」「電子書籍なんて無理」とやらず嫌いなこだわりをしていたら、今も新しい知識や教養に出会えないまま、学びの幅が狭くなっていたと思います。

とは言っても電子書籍を推すわけではなくて、要するにやったことないのに謎にこだわっていると自分の可能性を狭める例として挙げただけです。やってみてそれでも紙の本が良ければそれで全く問題ない。

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無駄にしている様子

まとめ

今回は魅力を伝えるはずのこだわりが、いつのまにか自分の首を絞めることになるという話を実体験に基づいて書きました。人と同じことをしてもつまらないし、自分にしかできないことも追いかけたいし、人が知らない魅力を届けたくなる時もあります。しかしそのこだわりが、誰のためなのかは考えた方が自分の為にも相手の為にもなります。こだわることがダメなのではなく、誰のために、なんのためにやるのかが大事。自分のためだけのこだわりだったら、ひっそり自分だけで楽しめばいいと思います。独りよがりのこだわりとは、お笑いで言うところのスベっている状態。求めてもいない人に届けようとしても笑ってもらえず悲しみに暮れますのでご注意。

お店は、やり方を変えて今でもこだわって続けています。

週末だけ飲食店をやって良かった

お店の公式HP:https://ohana-siemreap.com/

料理長のブログ:https://junkosawamura.com/

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