アイキャッチ画像は実家に住んでいた時の自分の部屋。せめえ。
- クローゼットの中には服がたくさんあるのに着る服がない
- 下駄箱にはいろんな種類の靴が入っているのに履いていく靴がない。
これ実は5年くらい前のぼくの心理状態です。
所有するTシャツは500枚を超え、靴は20足以上。
顔は一つしかないのにサングラスが5つ、腕は二本しかないのに腕時計が10本以上。今思うと完全に異常な状態。
それなのに…
- 少しおしゃれをしようとすると着る服がない
- おしゃれしようと思わなくても日頃仕事に来ていく服がない
という謎の現象が起きていました。不思議。
だから次から次へと新しいものに目移りして、給料が入ったら次は何買おう。
そんなことばかり考えていました。当時のぼくを思い切りグーパンチで殴りたい心境です。
それから数年かけて、持ち物を減らして行き、今ではリュック2つで日本と海外を行ったり来たりしながら、各地で仕事をして暮らしています。マキシマリストからミニマリストへ。
ぼくの生活がどう変化したのかを紹介します。
欲しいものを買うから長く使いたいと思えるものを買うへ
当時、給料的にはそこそこもらってたこともあって、ある程度値段も見ずに欲しいものを買っていました。
現在は、何か買おうと思う前に、ほしいとか必要とかではなく考えるようにしていることがあります。
それが「長く使いたいと思えるものかどうか?」ということです。
別に今、お金がないから買えない。
とか
ケチってる。
とかって訳ではないです。
長く使いたいと思える大好きものを、ずっと使いたい。
そう考えるようになったんです。
だから、迷う理由がお金ならぼくは大概買います。多少高くても。
でも、買う理由がお金だったら買わない。どんだけ安くても必要ではないお金の使い方だからです。
荷物で溢れた部屋を片付けて後悔したことは何一つなかった
所有しているモノを手放すようになったもともとのきっかけは定職から離れたことで収入がなくなり、部屋の中の私物をお金に変えるためにヤフオクを活用し始めたことがきっかけでした。
無計画に仕事を辞めたから、本当にお金がなかったです。恥ずかしながら。
ぼくより少し早く独立して生活していた大学時代の将太に、どうやってお金を稼いだらいいか相談して、最初に取り組んだのがヤフオクでした。
今まで欲しくて買ったはずのものたちを、使わないものから順に必要としている人たちに売っていったんです。
不思議と、「あ〜売って後悔した〜〜!!」
ってものは一つもありませんでした。
本当に一つも。
今でも定期的に荷物を見直して、必要のないもの、使っていないものは定期的にヤフオクに出している。
定職がなくなっても食っていけるようになった今も、食えなかったあの頃も。
関連記事:お金がなくなったのでヤフオクを活用したら月収が15万円くらいになった話
ヤフオク出品に関して今でも共通している意識はいくらで売れてもいいというスタンス。
その方が高く売れたりするんです。不思議なことに。
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好きなものに囲まれて暮らすことの幸せ
徐々に部屋の中にあったものが減っていき、残ったものだけで生活をすることが当たり前になりました。
お気に入りの中のお気に入りだけが残っていて、好きなものに囲まれて生活していることの心地よさに気付いたのです。
そうなると「次に欲しいもの」って実は生まれにくかったりもしました。
買う理由を、以前よりも考えるようになるから。
そうなると、支出のロスを防ぐことができるようになりました。
例えば毎月2万円洋服などの装飾品にお金を使っているとします。
でも物欲がなくなってくるので、消費がなくなって2万円を使わなくなります。
そうなると年間で24万円が浮きますよね?計算上は。
24万円の支出を抑えたことって、24万円年収が上がったことと同じことなのだと思うのです。
まとめ
多くのモノで溢れかえって生活を改めたことにより、大きな発見もありました。
モノが減っていく一方で、大切なことを学んだり得たりすることができたから。
今までほしい、必要、大切と思っていたモノのほとんどは、別に大して重要なものではなかったんです。
今、部屋の中には好きなもの、お気に入りが残っています。
その好きなものを見ると心が弾む感覚を覚えます。
着たい服も、履きたい靴も、カバンもすぐに決まって時間の短縮もできます。
心がニュートラルな状態になるので、フットワークは軽くなるし、行動範囲や想定外に対して対応できることも増えました。
モノの購入に関しては、すぐに飽きちゃったり、流行りに流されたり、時代によって変化するものは10円でも選びたくないです。
「今年のトレンド」とか「春の流行」ってことは、その時期が過ぎたら流行らないってことでしょ?
流行っているから買ったのであれば、流行らなくなったら着たくないってことでしょ?
そこに自分の心から湧いてくる「大好き」はないだろうし、長く使うこともなければ流行に左右されてしまっている自分がいる。
つまりモノに支配されて、心がブレブレの状態です。
50年前のものだってかっこいいものはかっこいいし、50年先だってかっこいいものはきっとかっこいい。
長く使いたいと心から思えるもの選んでずっと使う。
実はこれが一番お金がかからなくて、環境にもエコだったりするんじゃないかなって思うようになりました。
マキシマリストだったぼくが多くのモノを手放してみて感じたことは、モノの多少ではなく人生にとって大切ことを教えてもらう機会だったのだと感じます。
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