ぼくは2013年の3月末で教員の仕事を辞めました。
なんの計画も、見通しもなく。
参考記事:3年前の今日、仕事も収入も失った話
クビになったわけではないですが、独立することを視野に入れて辞めたわけでもないです。
いわゆるノリと勢いってやつでした。
そこで、ヤフオクを活用して私物をお金に変えるところから始めました。
「そんなに高く売れそうな高級品ばっか持ってねーよ!」って人はこちらの記事を御覧ください。
高級品や有名ブランドがなくても大丈夫!ヤフオクの売り方のコツを大公開しています。
やばい、生活できない・・・
ぼくよりもっと前から変な生活をしていた大学時代の友人、将太に相談してみました。
ぼく「ね〜やばい!人生の中で一番お金がない・・・」
将太「まずさ、毎月ゆーすけが払わなきゃいけないもの書きだしてみ!」
当時のぼくは退職と同時に乗っていた車を売りさばきました。
が!!
売れたお金で返済しても仕切れないほど身分不相応な車に乗っていました。
毎月2万円のローンの返済があった。
それから大学時代の奨学金。
毎月10万円を有利子で、48ヶ月借り続けたぼくは、大学卒業と同時に500万を超える返済を迫られることになったのです。
これまた毎月2万円以上の返済がある。
そして携帯。
今でこそ格安SIMだとか幅広いプランが選べるが、当時は仕事の諸連絡も携帯でかけ放題なんてプランもなかったです。
毎月1万〜1万5千円くらい携帯代でかかっていました。
もうこれだけでキツイ。
合計で6万円近いお金が、無職のぼくにはかかっていたのです。
とりあえず海外出るまで実家にいさせてもらえたのが、救いでした。
ヤフオクやってみたら?
将太の一言で始まったヤフオク生活。
まずは身の回りの不用品たちを売りに出すことにしました。
教えてくれるって言ったくせに、登録方法しか教えてくれなかった将太。
「そうは言っても誰が使ったかわからない中古品が売れんのかな〜?」
ぼくは半ば疑いながらヤフオクを始めました。
当時は毎月発生するヤフオクの月額料400円すらも惜しかった。
開始から1週間。
初めてマネーラインを超えました。
初めて売れたのは、もう見なくなっていた音楽グループのライブDVDだった。
2枚出品して1800円と、1500円で落札されたんです。
3000円稼ぐことがこんなに嬉しいなんて!!!!
取引の仕方とか最初は全然要領がつかめなかったけど、とにかく量をこなしました。
ぼくは完全にヤフオクにはまり、のめり込んでいきました。
毎週月曜日を出品日にあて、ありとあらゆるものを出品。
量が多い時には火曜日まで出品作業にあてていました。
締め切りを日曜日の夕方まで引っ張って、少しでも値が上がるのを待っていた。
(最近はめんどくさいので2日くらいで締め切るようにしています)
>>>ヤフオクのコツはこちらの記事で書いています。
そして翌週月曜日に再度別のものたちを出品しながら、落札者たちと連絡を取り、入金の確認や配送手続きを進めていく。
大体水曜日や木曜日を配送日にしていました。
結果、毎週4〜5万程度の利益が生まれていた。
高級品を持っていたわけじゃない、高く売る方法を考えただけ
別の記事でも書いていますが、ぼくは高額な商品や誰もが知っている有名ブランド品を持っていたわけではないんです。
数をこなしていく中で、どうやったら「お金を出したくなるか」「落札したくなるか」という落札者真理を考えていました。
昔1万円くらいで買ったジャケットが1万2千円で売れた時には、さすがに衝撃を受けた。
もちろん騙したり、誇張表現をしたわけでもないです。
適切に買った時の状況や現状、汚れの程度や使用頻度を記載した。
いくら中古品でも、プレミアものじゃなくても欲しいものには人はお金を出す。ということを学びました。
あと3000円の商品券が3100円になった時はもう意味がわからなかったです。
ちなみに僕は基本的にどんなものでも100円をスタートにしてオークションを開始します。
そのまま100円で終わることもあれば数万円まで跳ね上がる時もある。
でも落札されないことはほとんどない。
大切なものは何を売るかよりも、どう売るか、誰に売るか、なんだなって思っています。
落札者のおかげで僕は今も生きている
ぼくにとって不要となったものを、誰かが価値を見出してくれて、使いたいと言ってくれる。
ぼくには現金が、落札者には商品が届く。
なんていい関係なんだと思いました。
そうやって必要としてくれている落札者のおかげで、ぼくは今日も生きています。
そしてぼくは今、ほとんど私物を持たない人になってしまいました。
と言っても困っているわけではない。
今あるものだけで十分豊かに暮らせることに気付いたからなんです。
ヤフオクの活用術や家の中をスッキリさせたい人向けのアドバイスもやってます。
最近は少しずつワークスタイルも変わってきたので、以前のようにヤフオクをガッツリ使い込んでいるわけではありません。
ですが、モノにしろサービスにしろ、何かを売るために必要なのは、直接的なものの価値よりも、その価値の伝え方なのだといい勉強になりました。
何が売れるかをもっと知りたい方は、オークファンを活用した方がいいと思います。
オークファンプロPlusは月額5,980円かかりますが、簡単にペイできますし、慣れてきたらやめたらいいだけなので、売れるものを知るためには便利なツールです。
ヤフオク以外にも、Amazonやメルカリのリサーチもできるので、幅広く展開したい人にもオススメですよ。
ご参考までに。
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