こんにちは、北川勇介です。
今日の記事は、昨日の記事の続きになるので、いきなりこのページにたどり着いた人は、こちらから読んでいただくことをおすすめします。
関連:できるかできないかばかりを考えて挑戦することができなかった少年の話
前回は、野球でも勉強でも、相手のことを気にしすぎて、勝負する前から勝手に諦めて挑戦すらできなかった話を書きました。
そんな当時のぼくも、高校卒業後のシーズンに直面します。
この記事では
- 自分のやりたいことやるのに
- できなかったらどうしようって考えて
- やらずに逃げたら一生逃げる人生だぞ
って話を実体験に基づいて書いています。
やりたくないことから逃げまくった結果
前回の記事通り、中学受験では野球推薦から逃げ、志望校の事件から逃げ、高校入ってからも勉強から逃げ続けました。
「勉強したくないから働く」
今思えば、馬鹿げすぎている。
就職したら勉強しなくていいし、お金ももらえるって思っていた。
グーパンチしてやりたい。当時の自分に。
だけど、高校二年生の時の担任の先生が、三年生に上がる直前の面談で行ってくれた「東京行け」って言葉で、ぼくは急遽大学進学を決めました。
(野球引退してから本気出すって決めた)
当時の周囲の反応まとめ
「は?お前大学行くの?wwww」
「あら?参考書もってどうしたの?」
「今日の模試、大学受験用で就職模試じゃないよ」
これは高校三年生の頃に、学校の先生から言われた言葉の数々です。
バカにしやがって…絶対こいつら見返してやる。
そしてそして、ついに高校野球を引退。
本気出すぞ〜と思いきや。
全然わかんない。
ちょっとわかんないとこあるな〜じゃなくて、何言ってるのか全然わかんない。
先が思いやられるぜ。
当時の周囲の様子を見てまた諦めそうになる
ぼくが進学した高校は、そこまで大学進学者が多いわけでもないし、お勉強ができるいい子ちゃんたちは「内申点」っていう手札を持っていたので、指定校推薦やAO入試などで秋から年内にはみんな進路を決めていった。
進路が決まった人たちは、自動車学校へ通い始めるし、禁止だったけどアルバイトを始めたりしてた。
バイトして原付買って乗り回してる人もいたし、なんだか見た目すごい楽しそうだった。
弱すぎる自分の心が簡単にゆらぐ。
俺も…やっぱ推薦で今行けそうなとこ行こうかな…
でも、幸いなことに、ぼくは推薦では行けなかった。
なんせ、内申点が足りなかったからな。(えっへん)
こうなりゃ当日の一発勝負。
どんなヤンキーだろうが、内申点低かろうが受かる。
まさに平等。それが大学受験だ。
諦めるって選択肢は消えていた
途中何度も受けた全国模試では、毎度毎度これでもかってほどの力不足を痛感させられ。
同級生たちが浮かれて行く様子を横目に見ながら。
それでも負けずにやり続けた。
気づけば諦めるとか進路変更なんて選択肢は消えていて、第一志望の入試その日まで勉強を続けた。
時間にして平日(学校がある日)は8時間、休日は13時間やることが普通になっていた。
もちろん、受験勉強し始めた当初からこんなハイペースでできたわけではなかったけど、毎日継続して、クリスマスも正月もずっと勉強してた。
彼女も作らなかった(←ただできなかっただけ)。
で、結果としていうと第一志望の日体大に合格した。
結果が伴ってるから、言うのもアレだけど、本当に諦めなくてよかった。
やってよかったって本当に思った。
人生、学びに終わりはないけど、本当に「一生分」って思える量の勉強をした。
当時は本当にそう思うほどやりきった。
そんなぼくには、「落ちたらどうしよう」って思考もなかった。
そんなこと考える暇がないほど、やりこんだからだと思う。
一度逃げたら簡単に逃げる癖がつく
第一志望の学校に入れたことももちろんよかったのだけど、本当によかったのは自分で決めた目標から逃げなかったこと。
途中何度も逃げたくなったし、やっぱやめたくなったし、どうでもよくなりそうなこともあった。
学校の先生からも「お前には無理だ」って言われて、やっぱ無理かなって思いかけた。
そんな時に、蘇ったのは、中学生時代の二つの挫折だった。
もう絶対、自分の目標を挫折しないって決めたことを、最後の最後まで突き通せたのは、簡単に逃げた過去があったから。
でも、一度逃げると、本当にずっと逃げ続けそうになる。
逃げて逃げて、なんかそれっぽい理由も探して、逃げていない風を演じ始める。
でも、心の奥底ではわかっている。
本当はそうじゃない。
自分がやりたいのはもっと違う。
ってこと
だから逃げ続けた自分を知って、逃げ続けたらどうなるかを知って、もう逃げないって決めて、逃げずにやりきれれば結果はその後だと思うんだ。
「お前は第一志望に受かったからそう言えるんだ」
って思う人もいるよね。
「ほんと、そうだと思う」
でも、「落ちたとしても、受けもしなかった頃よりも可能性にあふれた未来を生きることになるだけ。それが今の過程とは少し違うだけ」なんだ。
やってみたことが思い通りの身を結ぶ。
これは本当最高の形かもしれない。
でも、やってみても思い通りにいかなかったことにも、やりもしなかった人には語れない体験がいっぱい詰まっているんだよ。
受験とか就活とかには、合格・不合格って見えやすい結果が伴うから、余計ビビるかもしれない。
でも、やらなかったら落ちないかもしれないけど、受かることも絶対ない。
絶対に。
その時は超ビビりながらの挑戦に思えるかもしれないけど、振り返るとめっちゃ笑えるくらいの思い出になる。
でもやらなかったら、笑い話にもならない。
だったら絶対やったほうがいいよね。
思えば、中学時代に所属した競合チームの合言葉は「challenge(挑戦)」だった。
でも、挑戦できなかったぼくは、挑戦する大切さを別の場面で思い知らされて、大人になった今でも、日々いろんなことに挑むことを生きがいにしています。
いつ、どこで、誰から聞かされることが、どのタイミングで自分の人生に影響をもたらすかはわかりません。
だから、この文章も今すぐにはどうこうならなくても、いつかどこかで思い出してもらえたら嬉しいっす。
内心は超ビビっててもいいから、見た目だけでも胸張って「これだ!」てことに一歩踏み出したら、もうさっきまでとは違う世界にいるから。
夢を叶えるための挑戦はビビるかもしれないけど、未来で後悔したくない気持ちが強ければ、きっとできる。
共に挑む人へ、届いたらいいな。
二日間に渡って突然綴った、ぼくの甘酸っぱい少年時代の記憶でした。
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