写真は人を笑顔にする。ぼくは昔からそう思っている。
ポケットから高性能カメラ付き携帯電話をスマートに出してささっと撮影。
加工アプリやら何やら親指一つで操作可能な時代。
そんな時代を僕は一眼レフ、三脚、プリンターを持って走り回っています。
え?時代錯誤?
本当にそうでしょうか?
カンボジアから帰って来る二日前、一日中撮影の仕事をしていました。
それも1日3件。
朝、夕方、夜とカメラと三脚とプリンター持って依頼のあった孤児院、スラム、一般家庭を訪問。
いや〜楽しかった。けど超絶疲れたっす。もうちょっと分散して仕事の依頼ください。
僕は特殊な撮影機材もスタジオも持っていない。
というか。
カメラの学校も出ていません。(えっへん!)
「あなたはトーシローですか?」
「はい、私はトーシローです。(てへ)」
カメラは昔っから趣味だったぼくも「写真で人を喜ばせてお金を稼ぐ」って決めてからのこの一年でたくさんの瞬間を納めて来た。
覚悟決めて動いたら、人生は勝手に動き出す。
ってことを身をもって味わった1年間でもあった。
「本当に食っていけるだろうか?」
って意見の反対は
「本当に食っていけるかもしれない!」
だから。
自分でやるって決めたことは、自分くらい信じてあげないと。
自分以外、誰が自分を信じてくれるかわからないんだから。
そんなこんなでたかが1年だけど「ゆーすけの写真綺麗だよね」から始まり、「ゆーすけに写真お願いしたい」って言ってもらうことが増えて来た。
ありがとうございます。
今回依頼をくれたのは、カンボジアで共に生きる相棒であり、ブラザーの後藤勇太と昨年カンボジアに住んでいた高崎由衣。
二人とも同い年の30ちゃい。
あ、誤解のないように言っておくと、僕はどれだけ近しい人にも値下げという形のサービスはしません。
成果に対する報酬以上のサービスをお届けする自信があるから。
そして手抜きしたくないから。
勇太は孤児院とスラムの子どもたちとの記念写真。
由衣は去年一緒に生活していたカンボジア人夫婦の結婚記念日。
そんな依頼でした。
ちなみに由衣は去年もこの夫婦の写真の依頼をくれて2年連続。
毎年誰かの記念日を写真で関われるのは嬉しいこと。
以前勇太が行っている孤児院でのBBQの時も集合写真を撮って、全員に印刷して渡した。
スマホの中にたくさんの写真を入れて持ち歩けるのもいいけど、僕はやっぱり現像した大切な一枚の方が好き。
ポケットの中に収まる高性能カメラで撮影し、その本体の中に大量のデータとして保管できる写真。
もはや写真は撮って終わりになってしまっている気がします。
でも僕が思う写真ってのは、ちょっと違います。
手にとって、その瞬間を思い返して、思わずにやけてしまうような、涙が出て来るような。
そんな大切な一瞬にこだわりたいと思っているからです。
カメラの学校も出ていない、特殊な機材も持っていない、スタジオなんて呼ばれた場所。
そんな僕でも、写真を通じて誰かを笑顔にできている。
本気は時に知識や技術を超える。
依頼をくれた二人、ありがとう。
そして、ソムロス夫妻。結婚9周年おめでとう!
撮影依頼はこちらから。
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