一週間くらい前に自宅の引っ越しをしたのですが、飲食店をやっていることもあってかお客さんとか周囲の方達から引っ越しや新居のことをいろいろ聞かれますのでまとめました。カンボジアでの場合、というニッチなものですが何らかの参考になりましたら幸いです。
カンボジアでの賃貸アパートの探し方
日本と同様に不動産屋さんにおすすめ物件を探してもらって内見するというパターンもありますが、ぼくは基本自分の足で探すタイプ。その方が変な仲介料とか入らないし大家さんとも仲良くなれる気がしているので前回も今回も歩いて探しました。お忙しいビジネスマンは業者に頼んだ方が楽だと思いますが、ぼくみたいな暇人は歩いて見ると新しい街の発見もあったり歩数稼いで健康的になったりしておすすめ。

- 希望のエリアで
- いい感じの建物の入り口に
- FOR RENTの看板出てたら
- その番号に電話して大家さん呼ぶ
- 内見
という流れ。簡単です。場所によっては英語通じない場合もありますが、「ムイ カエ ポンマーン(1ヶ月いくら)?」でだいたいなんとかなります。内見したら契約するまで帰さないとか、連日激しい営業電話が鳴り止まないなんてことは全くないし、見るだけ見ても嫌な顔されないので、まずはお気軽にお電話ください。
カンボジアで入居の際に必要なもの
我々はカンボジアでは外国人なので契約の際にパスポートのコピーが必要になります。
場所によっては長期での契約を結ぼうとすると「本当に正式にカンボジアで働いているのか?」の確認のためにビザとかワークパーミットの提示が求められる場合もあります。特に個人事業主でオフィス兼自宅とかにすると、その場所の居住証明のための書類を大家さんに出してもらわないといけないのでいろいろ書類揃えるのめんどうですが、普通に自宅で借りる分であればパスポートのコピーさえ取っておけばOK。
あとは日本でいう敷金みたいな感じでデポジットを支払います。だいたい家賃の1ヶ月〜3ヶ月程度が相場かと思いますが日本のように退去時に必要な備品の交換や修繕をした差し引きが戻ってくるというよりは、退去前の家賃消化みたいな感じ。
例えば
- 家賃100ドルの家に
- デポジット1ヶ月支払って
- 12ヶ月住む
としたら、11ヶ月目までは普通に毎月家賃を支払うけど、残り1ヶ月はデポジットで支払いになるので契約満了時までに退去という流れ。
当然ですが1年契約したのに1年経たずに借りた人都合で引っ越す場合はデポジットは戻ってきません。逆に大家さん都合で止むを得ず出なくてはいけない時はデポジットの数倍が戻ってくることもあります。それは契約次第なので口約束で済ませず必ず書面で行いましょう。
カンボジアでの引っ越し費用
日本でもそうだと思いますが、自分でやるか業者にお願いをするかで異なります。我が家はいい歳した大人二人の荷物がそれぞれスーツケース一個ずつ程度の荷物なので簡単。ですが問題は家具家電などの大型のもの。
- 家具家電なしの家→家具家電なしの家:簡単
- 家具家電なしの家→家具家電ありの家:簡単
- 家具家電ありの家→家具家電ありの家:簡単
- 家具家電ありの家→家具家電なしの家:簡単
要は簡単なんじゃんって思いました?要するに身一つで移動できるなら簡単ですが、ぼくの家はちょっとめんどくさくて
- 家具家電がない家だったけど
- 自分たちで買った必要なものを
- 家具家電ありの新居に持って行きたかった
というちょっとイレギュラーな形態。ちなみに何もない家に何かを導入したい場合は買ったお店の人が運んで設置までしてくれるのがほとんど。
今回は具体的には
- 洗濯乾燥機
- マットレス
を自前のものを使いたかったので大家さんにお願いして洗濯機とマットレスは入居前に撤去しておいてもらいました。
ではこのように自前の大型家具家電を移動させるにはどうしたらいいのかですが
- お金かけたくない:自分でやる
- 自分でやりたくない:お金かける
の二択です。ぼくは自分でやりたくないのでお金を払って解決しました。

このようなルモーと呼ばれる乗り物に乗るおじさんたちに声をかけて
- どこからどこまで
- どんなものを
- いつ
- 何人で
運んでほしいかを伝えてやってもらうのが一般的だと思います。近距離の場合は15ドルから20ドルくらいが相場じゃないかなぁといった感じ。過去の二度にわたる店舗移動での体験を振り返るとシェムリアップ市内の移動であればそのくらい。
日本の引っ越し業者みたいに、迅速・丁寧・安心安全ってことはなくて、時間通り来ない・雑に扱うなど個人差ありますのであらかじめご了承ください。
ちなみにエアコンの移動・設置はもう少し高いイメージ。
カンボジアでは合鍵は1ドルで作れる
あとは酔っ払って鍵をなくすなどの粗相があっても安心できるようにスペアキーを作っておきましょう。カンボジアなら1ドルくらいで作れます。

このような。路上に鍵をチャラつかせた人たちがいるので「ソーム トブー サオ ◯(個数)」と言ったらOK。以前バイクの鍵を紛失してスペアも何もない無から再現してもらった場合ですら1.25ドルで済みました。
まとめ
そんな感じで必要なものはパスポート、引っ越し費用はデポジット+初月の家賃+ルモー代、さえ用意すれば場所によってはその日から入れます。
カンボジアでの生活は楽しいのでぜひお越しください。ポイントとしては歩いてある程度どこでも行けるアクセス良さげな場所を探しつつも、通りをちょっとずらすと非常に静かに暮らせていいと思います。