ぼくにとって今年は2年ぶりの、たかが2年ぶりですが、冬です。すでに寒い。今すぐ東南アジアに脱出したい。けどすぐにはできない。
ということで寒すぎてアウターを一着買い足しました。
パタゴニアのベストを買った
これ。アウトドアブランドのパタゴニアのレトロXというシリーズ。ベストって袖ないから暖かさ半減するだろとか効率悪そうとか思っていたのですが、背中を温めると身体って暖まるんですね。すごい
patagoniaのレトロXベストがすごい
個人的にいいなって思った点を挙げていきます。
防風性能が高い!いや、高すぎる
外側の素材は肌触りの良いシンチラ・ポリエステル100%(リサイクルポリエステル86%)の6mm厚パイル、内側には吸湿発散性に優れた起毛ポリエステル・メッシュを採用。しかもその間には、防風性バリヤーを挟んだ構造になっているので、外気を遮断し暖かさを逃さない。逃さなすぎて、これを着て長距離を歩くと背中に汗をかく。そのくらい体が温まる。
首周りも暖かい
あと襟も首元まであるので、長距離歩かなくても体を温めてくれてとてもいいです。
動きやすい
ベストはその構造上、肩から先の腕の部分がない。その分寒いのではないかと心配しましたが、その心配は背中の暖かさで不要。しかも袖がない分体が動かしやすい。
アウターを重ね着して肩周りがごわついて可動域が制限されたり、脇の下がごわついて腕を動かすのが苦しくなる経験はないでしょうか?ベストにはその心配がありません。これは実際に使ってみて気づいたベストの利点。
軽い(400g台)
暖かくて動きやすい衣類が軽いって最高では?暖かいけど着ているだけで肩が凝りそうな重たいアウターってありますよね?フリース素材なので楽に着れます。
あとものすごいコンパクト!!!とは言えませんが、上記写真のように4つ折りにすると思った以上に厚みが出ないので旅行や出張の際にカバンに忍ばせておくの大いにありです。
ファスナー付きのポケット
これはレトロXのベストに限ったことではないですが、パタゴニアのアウターの魅力の一つは、ほとんどのポケットがファスナー付きということ。このファスナーがついているおかげで、無くし物が減ります。
ポケットに入れていた物が自然に落ちたり、突っ込んでいた手を出した時に一緒に何か落ちたり、人混みで悪いやつにスられたりすることがなくなります。安心。
そんなポケットが3つもある、しかも大きい
ポケットは両脇腹のあたりに二箇所と、加えて左胸に一箇所あります。特に両脇腹のあたりのポケットは広くて、Kindleの端末など小型のタブレットも余裕で入ります。
ぼくは三箇所それぞれに財布、iPhone、家の鍵を入れて出かけています。これ一枚で収納力が高いので、手ぶらで出かけたい人にもおすすめ。
家で洗える
アウターって家で洗えないのも多いですが、このレトロXのベストは家庭用洗濯機で普通に洗えます。なのでコインランドリーでも洗えるということです。つまり旅アイテムとしても最高のパートナーになってくれるでしょう。
着回しがきく
日本にいると10月から6月くらいまで出番があります。比較的暖かい時期のちょっと冷える時にTシャツやロンTの上に着たり、冬はシャツの上やアウターの1枚下に着てミドル層として使えます。
ちなみに愛用しているロンTはこちら。これもまた最高。
(追記)丈夫で長く使える
買ってから8年ほど経ちますが、全くへたらず現役で活躍してくれています。表面は毛玉が目立つようになりましたが、防寒着としての能力が落ちるわけではないです。それも味としてこれからもずっと活躍してもらおうと思います。
パタゴニアは買う時高く感じるけど、すぐ元が取れるので結果安いと思う話
ちょっと個人的な話ですが、ファストファッションと呼ばれるものが嫌いなのでパタゴニアみたいなブランドが好きです。
今更聞けないファストファッションとは?
ファストファッション(fast fashion)とは、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態をさす[1]。
引用元:ウィキペディア
低価格ってのは多くの人にとって嬉しいことかもしれないけど、大量生産・販売ってどうなんでしょうってぼくは思います。
大量に生産・販売された後、その商品達はどうなるのでしょう?
毎年毎年大量に生産して、やっと終わったと思え翌年は形や色が若干変わって…この先何年も、購入者が身に纏うものとして使われるものは全体の何%くらいなんですかね?
人の作った流行りに左右されたくない
安いものを大量に、それも毎年のトレンドに合わせて。トレンドから外れたら捨てられて。ちょっと考えただけでそんな働き方したくないし、そんな大量生産された消費に関わりたくないって思います。あとこの際書いておくと、衣類は旅先で買って捨てて帰るみたいな思考も嫌いです。
そうやって「誰かが決めたトレンド」の中で生きたり、そもそもなんでそんな低価格で実現できるのか?を考えずに見た目の価格で踊らされて物を買うのは、ぼくはつまらない人生だなって思うのでパタゴニアみたいに新年持ってて、ちょっとでも「お!」って思えるものから買いたいと思います。
パタゴニアは高いのか?
人によっては「パタゴニア?高杉晋作!!!」って思うブランドイメージの人もいるかもしれません。確かに衣類一着で数万円の買い物って買う時震えますよね。
でもぼくが初めて買ったパタゴニア製品のフリースパーカーは買う時1万8千円くらいだったんですけど、買ってからもう5年くらいお気に入りで着ています。なので1年間で3,600円。数千円のパーカーを毎年買い足すのと同じくらいの出費で毎年お気に入りが切れます。
しかもこの先も着続けるので、1年あたりにするともっと安くなります。今回買ったベストは2万円ちょいだったのですが、10年切ると思えば年間2,000円ほど。
- 毎年2,000円で
- 上記で紹介したような高性能なベストを
- 超お気に入りで探し続ける
のはなかなか手間も労力もかかってしんどいので、買う時は一見高いですがずっと使える良い物を提供してくれるパタゴニアは安いお得なブランドだと言えます。しかも修理もしてくれるし。
まとめ:消費は投資
急に雨が降ったらコンビニでビニール傘を買って晴れたらどこかに起き忘れるように、急に寒くなったらダウンを買う人いるのかもしれないですね。ぼくは大切なベストを酔っ払ってどこかにおき忘れるかもしれないので、ずっと着ていようと思います。泥酔と脱水でどこかで倒れていたら優しく起こしてください。でも、身包みは剥がさないでください。
コメントを残す