皆さんは大きな家に暮らしたいですか?小さな家に暮らしたいですか?ぼく自身、子どもの頃はガッポリ稼いで大豪邸に暮らしたいと思っていましたが、今はガッポリ稼いで小さな家に暮らしたいと思うようになりました。
2022年現在はカンボジアのシェムリアップに暮らしていて、間取りは日本でいうところの1LDK。現在の家も暮らし初めてから2年半近くが過ぎました。
暮らし始めこそ、彼女と二人で暮らすにはやや狭いかなと感じることもありましたが、今ではこのサイズ感でよかったと感じています。
この記事では小さな家に暮らすことと、どんなに小さな家でもコードレス掃除機を持っておくことのすすめについて書いてみました。個人の価値観なので、大きい家か小さな家かどちらが正解ということはありませんが、暮らしの参考にしてもらえたらと思います。
小さな家に暮らすということ
小さな家で暮らすというと、モノがしまいきれない(あふれている)、窮屈、狭い、居心地悪い、貧しそう、というイメージが一般的には浮かびやすいのではないでしょうか。「小さい家」という言葉から連想されることは、あまりポジティブではないかもしれません。
しかし実はその逆で、小さな家に暮らしたことで暮らしが余計にスッキリして快適な毎日になりました。小さな家では置ける物の数や大きさに制限があるので、日々の買い物が慎重になったり、常に片付けておく習慣が身についたからです。
大は小を兼ねるとは言いますが、住まいに関してはもしかしたら大は小をかねないのかもしれません。
必要以上に広い家では、その分散らかりやすさもあると感じます。スペースが余ると、余計に物を置いたり買ったり、出しっぱなしややりっぱなしが増えてその状態が当たり前になったり、捨てられず無駄に取っておくことに繋がりやすいからです。もちろん広い家全てがそうとは言えませんが、家が広い分、物や空間の管理はしにくくなると思います。
小さな家で暮らすメリット
小さな家に暮らしてみた感想です。
家賃が安い
手っ取り早く節約したければひとまわり小さな家に住む、は割と真理だと思います。家賃を削るだけで年間十万円以上得をします。月々の家賃が2万円安くなれば、年間で24万円の節約です。
家賃に消えていたお金の使い道が増えれば、それだけ暮らしも豊かになります。
ただし、見た目の家賃だけを減らしても暮らしが不快でストレスがかかるならおすすめしませんが、同じような条件(築年数や駅までの距離等)で探した場合、狭い家なら広い家よりは家賃が安くなりお得です。
光熱費
広い家よりも狭い家の方が効率的に部屋を冷やしたり温めたりできるので、光熱費等の節約にもなります。
掃除が楽
広い家を掃除するよりも、狭い家の方が掃除が楽です。面積が少なければ時間も少なくて済みます。掃除などのめんどくさいことはいかに楽をするかでもあるので、狭い家に住むことで掃除に取り掛かる心理的なハードルを下げることもできます。
で、この狭い家を掃除するにも、コードレス掃除機を持っておくとさらに楽になりますって話を後述します。
管理が楽
入居当初はバスタブのある家、そして、できれば敷地内にプールのある家を探していましたがどちらもありません。これは入居時の妥協点でもありますが、結果的になくても良かったと思います。
あればあったでいいのかもしれませんが、必ずしも快適とは限りません。そして快適ではなかった時の使用頻度と、使用していなくても管理や手入れをしなくてはいけないことを考えるとなくて良かったです。お湯に浸かりたい時、プールに入りたい時はお気に入りの施設に行けばいいのです。
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余計なアイテムを買わない
家が狭いので買い物が慎重になります。見た目が良くて買おうと思ったけど「いや、待て!これ買ってどこに置くんだ???」となるので、無駄な出費がなくなります。
広い家の場合は多少ものが増えてもおけてしまうので、支出と物のための空間が増えていきます。
探し物がすぐ見つかる
家が狭いと所有するモノが少なくなり、保管している場所にも限りがあるため探し物がなくなります。
無駄な外出をしない
部屋が狭いと出しっぱなしややりっぱなしでは無理です。狭い空間を有効活用するために、使ったらすぐに片付ける習慣が身に付きます。結果として家が快適になり、家にいるのが楽しくなります。
散らかった部屋は居心地が悪いので、特に用もないのに逃げるように外出してリフレッシュしようとしますが、快適な家ならずっと過ごせます。
ちなみに我が家は二週間の自宅隔離も余裕でした。
引っ越しが気楽
今すぐ引っ越しの予定はありませんが、小さな家なら引っ越しの際の荷造りも簡単です。工夫次第では引っ越し業者を使わずに自力で行ってもそこまで手間がかからない場合もあります。
また業者に依頼をしても、ものが少なければプランも安いもので十分で費用の節約にもなります。
引っ越しは物を減らすチャンスでもあって、トレファク引越なら引越しの際に不用品の買取も行ってくれるので、ただお得に引っ越すだけでなく物を減らして現金が増やせます。
小さな家で二人暮らしは窮屈か?
これも家庭によって感じ方は様々あると思いますし、広い狭いの具体的な面積は個人差があると思いますが、我が家は大人二人が1LDKで暮らすことに窮屈感などはありません。むしろちょうどいい。
キッチンがもうちょっと広かったら料理しやすいなとか、バルコニーでもう少しゆったりできると気持ちがいいなとか思うこともありますが、それによって全体が8SLLLDDKKとかにサイズアップしてしまっては仕方がないのです。そんな都合よく全てが思い通りの物件には巡り会えないので、工夫して今この場所を楽しむようにしています。
寝ること以外にも、料理、食事、家事、仕事、遊びと全て一緒の空間でできるのはなんだか楽しいでものですね。お気に入りのキッチン雑貨や気分の上がる香りがする物などをそろえることで、おうち時間がより一層快適に楽しくなったりもします。
小さな家に暮らしてもコードレス掃除機があるといい
ここまで小さな家に暮らすことのおすすめを書いてきました。その中で「物を持ちすぎない」「物のための空間をなるべく作らない」といった趣旨のことを書いてきましたが、あえて持っておくべき物の話をします。それがコードレス掃除機。
小さな家に暮らすと掃除が楽になることは既述済みですが、楽だからといって全く掃除しなくていいわけではありません。掃除は必須。そんな時にコードレス掃除機があると手軽に掃除ができます。
少し前まではクイックルワイパーを愛用しており、それ一本で掃除していましたが、やはり取りきれない埃はあります。そしてその蓄積は暮らしのストレスになっていました。あと、ちょっと前まではルンバみたいな掃除ロボットがほしいと思っていましたが、結果としてコードレス掃除機にしてよかったです。なぜなら床以外も簡単に綺麗にできるから。
コードレス掃除機を選ぶポイントとしては吸引力はもちろんですが、個人的な重要ポイントは以下の3点。
- 機動力:取り回ししやすさと本体の軽さ
- 多様な吸引口:一台あれば家中どこでも掃除できる、布団やソファなども掃除できると尚いい
- ゴミの捨てやすさ:紙パック不要で捨てる時になるべく手が汚れない仕組み
コードレス掃除機はバッテリー持ちが短いとか、吸引力が劣るので取りきれない汚れがあるとかも言われますが、これらは毎日ちょっとの掃除習慣で簡単に解決できます。毎日ちょっとずつ掃除していれば簡単にキレイを保てるし、掃除時間も短くて済むから。毎日時間をかけて100点満点の掃除をする必要はありません。「毎日ちょっと」を積み重ねればめんどくささも時間も削減できます。
(2023年4月追記)
この記事からおよそ半年後。ぼくらは日本で暮らし始めました。新生活でもコードレス掃除機を愛用しています。
まとめ
今回は小さな家に住んでみた実体験から、小さな家に暮らすことのすすめについて書いてみました。最近は友人たちもマイホームを購入したりしていますが、あえて小さめの家を建てる友人も増えました。大きな家もロマンがありますが、使いきれないスペースやそこに暮らす人のためではなく物のためのスペースになるくらいなら、少し狭いくらいが実はちょうど良かったりするんじゃないかなと思います。引っ越しや家の購入を考えている人の参考になりましたら幸いです。
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