1年前の今日3月19日は、みらいスクールが完成して日本に帰った日。
2015年11月20日から始まった4ヶ月に及ぶ、工事がひと段落した頃です。
フライトが夜遅かったこともあって、当日ギリギリまで作業してバタバタと帰国した記憶があります。
建設中は123名の人が村まで足を運んでくれました。
関連記事:【御礼】モイ・ピー・バイ(1、2、3)!カンボジアに小学校を建設するために手伝ってくれた123名の方々へ
なんだかすごい昔のことのように感じるのに、まだたった一年前のできごとです。
みらいスクールが開校してからはまだ5ヶ月しか経っていません。
関連記事:【開校して5ヶ月】カンボジア・みらいスクールの様子
カンボジアに小学校を建設してからのこと
めんどくさかった建設許可も、公立学校の手続きも済んでいたので、学校が建ったら少し落ち着くと思っていたぼくの生活。
実際は真逆で、今尚目まぐるしく走り回っています。
「建てた責任」とか言ったらかっこよく聞こえるかもしれないけど、それは当たり前のこと。
「せっかく村に待望の小学校ができたのに、卒業した子ども達が進学のことで悩んだらどうしよう。」
そんなことを考え始めてました。
子ども達の未来を守るために、どうしたらいいか考え続けて出た答えが支援でもボランティアでもない関わり方。
関連記事:カンボジアでボランティア?ぼくらは支援でもボランティアでもない関わり方を選んだ
まさに家族のように。
困ったら無条件で手を差し伸べる。
そんな関わり方を目指しています。
無償の愛で向き合ってくれた親のように
飽きっぽいぼくは子どもの頃、親からいろんな習い事をさせてもらったけど、どれも大成しませんでした。
でも、親はぼくの「やりたい」に一切反対しなかったし、大成しないぼくに文句も言いませんでした。(言いたいことは今でも山ほどあるのかもしれませんが)
そしてお金のかかる私立の体育大学まで行って一人暮らしをして、野球も続けてこれました。
今、同じようにみらいスクールの子ども達にも挑戦するきっかけを与えたいという想いが、働く一番の理由です。
子ども達の「やりたい」のために、「お金がないからNo」は絶対タブー。
その実現のためにブランドを立ち上げたり、将来を見据えてコーヒー屋さん始めたり、カンボジアの旅行代理店と提携して業務契約結んだり。
あらゆる可能性を詰め込んで、今新しいことが一気に始まっています。
これからカンボジアで始めようとしていること
確かな自信を持つ商品開発『MIRAIブランド』
特にブランドの立ち上げに関しては、「子ども達が描いた絵が売れたら…」なんて同情を誘うような仕事はしたくなくて、物価が安いと思われがちな東南アジアの一国カンボジアでも、価格競争に巻き込まれた安売りはせず、きちんと適正な価格で販売をしています。
同情はいらないし、安い素材やテキトーなデザインや仕上がりでお金に変えるってのはどうしてもぼくにはできなかったんです。
だって、いいことしていたら売れるかって言ったら違うから。
そして、一商品として気に入ってもらえるっていう絶対の自信があるから。
身につける度に大切な誰かを思い返したり、カンボジアの子ども達のことを少し考えたり知ってもらうことができるものだと言い切れるからなんです。
関連記事:MIRAIブランドの立ち上げの背景と「月と太陽」というテーマに込めた想い
関連記事:【子ども達との約束】好きな色の新しい自転車を買おう
シェムリアップで小さなコーヒー屋さん始めます
コーヒー屋さんは、いつかシェムリアップに出て来たい子ども達の働き口を少しでも確保できたらと思って始めました。
もちろんまだ先のことだし、1店舗だけでは採用できる数に限りがあるので、これから少しずつ確実にいろんな事業を展開していきたいと思っています。
未来に備えるのはお金だけじゃなく、ヒト・バショ・コト・モノなど、アイデアが出るだけ形にしていこうと思います。
(追記)
2017年5月21日、カンボジア・シェムリアップで珈琲屋を開店させました。
関連記事:カンボジア・シェムリアップで日本人初のコーヒー屋台(Felice Coffee)をはじめました
カンボジアの旅行代理店との業務提携
そして旅行代理店と契約できたのが一番大きくて、実際にカンボジアに足を運びたいと思ってくれる日本の方たちを現地で適正にアテンドするためです。
催行資格があるのかないのかわからないような、なんちゃってツアーとはお話にならないくらい濃密な時間と体験をご用意しております。
お時間できた際には是非遊びに来てくださいね。
(追記)無事にツアーライセンス取得しました。
関連記事:カンボジアでツアー資格を取得。大手旅行代理店にはできない草の根のような企画を行います
まとめ
一年前は想像もしなかったようなことが、今形になっているのは、前から変わらず見守ってくれている人たちのおかげです。
本当にありがとうございます。
想像していなかったことですら形になるのだから、小さなことで悩んでる暇なんてなくて、今やれることを全力で動こうって改めて思いました。
ちょっと長くなりましたが、ますます大好きになったカンボジアから。
クレジットカードを全部失ってどうやって帰ろうか悩んでいる男がお伝えしました。
(追記)2017年11月、開校から一周年を迎えました。
関連記事:カンボジアに建設したみらいスクールの開校一周年を記念して
コメントを残す