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カンボジアの小学校建設から2年経って目の前のセカイはどう変わったのか?

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2016年3月19日、カンボジアの小さな農村部に一つの小学校が建ちました。ぼくらが関わっているみらいスクール(@mirai_school)です。

カンボジアの小学校建設から2年が建ち、目の前の世界は一体どうなったのでしょうか?ぼくらにとって大切な節目の日に、現状とこれからのことをお話しようと思います。

学校がないから学校を建てたらみんな通うという幻想

建設する前からわかっていたことですが、小学校のない村に小学校を建設したからといって子ども達全員が学校に通えるか?というとそうでもありません。

開校当初、50名弱の子ども達が姿を見せたみらいスクールも、現在はコンスタントに通っているのは30名弱。

理由は一概に言えませんが、人々の生活や習慣は簡単に変わるものではないのだと感じます。勉強が嫌とか、学校に行きたくないとか。きっとそれだけではないいろんな理由があります。

無責任な聞こえ方するかもしれませんが、それはぼくらにはどうしようもない世界の事実の一つです。学校へ通うことを強制できる訳ではないです。

それでも通えない理由は、例え少しずつでも解決できるものはしたいし、今通っている子ども達にはより良い学習環境のサポートを行いたいと考えています。

何かを始める責任を追いかけて

これまで何度もブログで書いて来ましたが、小学校建設後にはカンボジアへ来るペースは少なくなると思っていましたが、実際はその真逆。

今では日本の家も引き払って、カンボジアに住むようになりました。

この先、学校で何があっても対応できるように子ども達とブランドを立ち上げて、将来の働き口を確保する為に仲間達と珈琲屋を立ち上げて。そんな怒涛の2017年を経て、2018年現在も、ぼくは新たなプロジェクトを立ち上げました。

学校を建てた責任を、もう少しだけ果たそうと思って事業を始めたら、その事業に付随する課題も見えてきてしまったから。

学校がなかったロンデン村と出会った時のように、その事実は置き去りにできませんでした。特に、将来の働き口として考えていた珈琲屋のスタッフ達も、個人の努力だけでは解決しにくい問題を抱えていたりして。その為にまた新しい仕事を作りました。それがBASECAMP SIEMREAPという企画です。

まとめ:途上国と呼ばれる国で何かすると抜け出せなくなるよ

以前、途上国に小学校を建設することそれ自体は夢にも目標にも値しないという記事を書きました。途上国で何かすることが夢であるなら、課題を抱える国や地域がこれからも存在しなくてはいけません。

ですが、関わってみると、思っていた以上に根深い事実を知ることになります。

ぼくの場合は、抜け出したいのに抜け出せないという現状ではなく、自ら選んでこの環境に身を置いている訳ですが、何か一つ成し遂げたらそれで終わりではないのです。ただやっとスタートに立つだけ。その時に何を考えて、どんなアクションを起こすのか?

だから学校を建てて終わるはずだったぼくのカンボジア生活は、まだまだ続きます。

ただ、世界を変えるとか、カンボジアを変えるっていう身の丈に合わない大きすぎる野望はなく、あくまで自分の目の前で起こっている現状を少しでも明るくすることを目標に。

小学校のなかった村に小学校を建てたことで、小学校に通える子ども達が少しだけ増えました。

その子達の未来を守ろうとしたら、また大切な人たちが増えました。

そして、今自分にできることと、少し努力したらできそうなことがたくさんあったので、せめてそれだけはやり切ろうかなと。

今はそれしか考えられません。

そして、自分が倒れたら、自分を信じてくれている人を守れなくなるのは嫌なので、それだけの準備をして、多様な働き方でやりたいことをやりながら大切なヒト・コト・モノ・バショを守っていきます。

理想的なライフワークスタイルの実現のために参考にした本

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