カンボジアでやっていたお店を先月いっぱいで一旦休業したため、ぼくは日中お店の手伝いに行く必要がなくなり絶賛引きこもり中。彼女も毎日家にいるようになり、めでたく在宅ワーカーズとなりました。
このようにこれまで外で働いていた人が出かけなくなったことで、家族が家庭内で顔を合わす時間が増えた家は日本でも少なくないはず。そこで問題視されるのが家庭内でのストレスです。ネットの海を見てみると
「旦那 いるだけ 何もしない」
「嫁 在宅 うざい」
「家族 ずっと家にいる 無理」
など身近な大切な人たちが元凶となった不満が浮遊しまくっていてヤバイ。なんとかしましょう。
家族間でストレスを抱えないための在宅ワークの方法
楽しい二人暮らしを維持するために我が家なりに工夫していることです。
基本的に在宅になってうまくいかない原因は「相手の仕事への理解不足」「家事はどっちがやるんだ問題」だけだと思う。それ以外の細かな問題もこの2点を解決したら、そこまで大きく響かない気がする。
作業環境とか仕事のこと
なにはともあれ作業環境は大事です。
お互いの作業場所を確保する
できれば別室で作業できると理想的ですよね。
我が家は部屋数の都合上一人一部屋は持てないので、それぞれ一台ずつの作業台を用意しました。例え狭くても自分の空間を確保することで邪魔しないされない状況を作るためです。
自分専用の作業場所がないというのは、長期的に考えるとかなりやりづらいと思う。狭い家でも作業台を用意してお互い視界に入らないように背中合わせとかだと捗ると思います。
ウチは1LDKしかないので、ぼくはリビング、彼女は寝室の机をそれぞれの作業スペースにしました。
お互いの作業環境は口出ししない
同じ家に暮らしていても作業台だけは治外法権。
「散らかしすぎ」とか「片付けてよ」は相手の机には求めません。求められてもやりたくなければやりません。「作業しやすい環境」は人ぞれぞれだからです。
惜しみなく力を発揮するために、お互いのやりやすさを尊重したい。
相手の働き方にも口出ししない
やっていること別々なので自分が休みたい時に休みたいだけ休めばいいし、ダラダラしていても昼寝をしていてもマンガを読んでいても気になりません。むしろなるべく無理せずやりやすい方法でやってほしいと願うばかり。
こういう相手の態度にイラつく時は大体自分が思い通りやれていないだけ。羨んだり妬む前に自分を高めたい。
- どっちの方が頑張っているとか
- どっちの方が休んでばっかとか
- どっちの方が遊ぶ頻度が多いとか
- どっちの方が家事やってるとか
相手の現状と自分を比較していても、ちっとも豊かになりません。人と比較している時点で全然自分に集中できていない証。それぞれで頑張ろう。
影響されにくい工夫をする
相手に悪気はないのにちょっとした行動が気になってしまうこともあります。例えば生活音とかもその一つ。相手の所作に気を取られるくらいなら影響を受けない準備をしたらいい。
例えば音が気になるならノイズキャンセリングイヤホンを装着しておくのもおすすめの手段。音楽をかけなくてもあらゆる騒音をかき消せます。
相手がスピーカーで音楽を聴いていようがちょっと強めにドアを閉めようがオナラをしようが聞こえません。ただしニオイでバレたことがあるのでそこは注意です。
家事とか
我が家は以前からできる方がやるスタイルでやってきました。ただ、仕事と比べた際になんとなく軽視されてしまいがちなのが家事です。仕事が忙しいから家事ができないのは仕方ない的な。
二人でそんなことを言っていては埒があかないので、基本は分担。
きっちり決めているわけではないですが
- 料理しなかった方が皿を洗う
- 洗濯干してない方が取り込む
- 遅く起きた方が洗濯機回す
- 手の込んだ料理は一緒に作る
みたいな。こんな書き方しましたが実際はかなりアバウトです。
自分が料理したからって相手に皿洗いを押し付けたりはしません。要するに気持ちの問題。
「俺やるよ」
「お願いします」
「ごめん、お願いしてもいい?」
「まかされよう」
こういった一言が結構大事。
- 任せっきりにせずできることをやる
- できない時はちゃんとお願いをする
- やってくれたことにちゃんと感謝する
- 見返りを求めたりやってあげた感を出さない
で家事の不満は解決できると思います。
家族間でストレスを抱えないためのコツとかやってよかったこと
その他の細々したことでやってよかったなって思ったこととかです。
規則正しい生活をする
二人して出勤時間が決まっていないので、意識的に早起きをしています。どっちかが寝ているともう片方も「まだいいか」と思ってしまう性質だからです。早寝早起きを心がけて三食ちゃんと食べる。しっかり働くために、まずはしっかり暮らすようにしています。
ご飯はなるべく二人で揃って食べる
ご飯を食べている時が他のことを気にせず、一番コミュニケーションとりやすい気がするからです。
- お互いの仕事の近況
- 改善したいこと
- 少なくなってきた調味料や日用品の確認
- 観たい映画や出かけたい場所の共有
- ほしい物の相談
- 料理の味を伝える
- 近々食べたい物をリクエストする
など。
こういうことを話すほど、一人では無理なこともカバーしあえるので仕事以外の日常の些細なことが滞りなくスムーズに回るようになる。これからもおいしいものを食べながらたくさん話そうと思います。
出た話題はリマインダーでシェアすると忘れなくていい。
あとテンションがアガるお皿とか食器とかを買うのもおすすめ。我が家は最近、オーブンで使えるココット皿と透明なガラスのボウルを購入しました。
予定をはっきり伝える
とは言っても、別々の仕事をしていればキリのいいタイミングも違います。一人がお腹空いていてもも一人は熱中しているかもしれない。そんな時は自分の都合を普通に伝えたらOK。
彼女「お昼ご飯の準備しようと思うけどどんな感じ?」
ぼく「15分あればキリが良くなると思う」
彼女「OK 準備するからやってていいよ」
ぼく「ひと段落したら息抜きに出かけませんか?」
彼女「もう30分くらいやってからでもいい?」
ぼく「がんばりたまえ」
予定が合わないのは当たり前なので、今どんな感じか?どのくらい時間があれば間に合うか?などを素直に伝えたらOK。
そのかわり伝えた時間で終わらない時は自分の見積もりの甘さ or 作業効率の低下なので、一旦切り上げて予定を合わせるようにしています。タイマーとかかけるとわかりやすい。
思ったことは普通に伝える
気になることや改善してほしいことなどがあれば感情を乗せずに普通に伝えます。どうなっていたら心地いいのか?どうなったらストレスを感じるのか?は人それぞれなので、お互いの基準みたいなのを知っておくことは非常に大事。
コレを言わずして「〇〇してよ」「こういうことやめてよ」「察してよ」は無理です。
一人の時間は自分で確保する
別に何の不満はないけどなんとなく一人になりたい時もあります。そう言う時は自分が家を離れてひとりになる工夫をしたらOK。
「ちょっと散歩してくるわ」
「集中力切れちゃったから切り替えるためにカフェ行ってくるね」
「買い物してくるけどほしいものある?」
一緒にいたくないわけではないので、外出理由と行き先を言えば問題なし。リフレッシュ大事。
二人の時間も適度に確保する
ずっと一緒の空間にいてもやっていることは別々なので、息抜きや休日に二人で何かする時間も大事。
- コーヒー淹れたけど飲む?
- 今夜映画でも見ない?
- 息抜きに買い物でも行こう
- 明日はBBQやろう
- 週末は〇〇でご飯食べましょう
など。
近未来に共通の楽しみを持つことで、多少のことも気にならなくなったり許せたりするもの。
褒める
- すごい集中力だね、さすが!
- 〇〇してくれてありがとう
- この味付けおいしい
- トイレめっちゃ綺麗になってる!
- 助かる〜
彼女は頻繁にこう言う言葉を投げかけてくれます。人は褒められたり感謝されたりして嫌な気持ちになることはないので、些細なことでも感謝の気持ちを相手に伝えられるようにぼくも意識してできるようになりたいなと思っているところ。
謝る
言ったことができなかった時、嫌な思いをさせてしまった時、ミスった時などは素直に謝るようにしています。これもお礼と同じくらい大事。
「だって〇〇だったから」と子どもみたいな言い訳や責任逃れををしたって仕方がない。やっちまった時はちゃんと謝れば大抵のことは許してもらえます。
ただ、ごめんねよりありがとうが増える家庭になったらより良いですね。自分のミスを相手がリカバリーしてくれた時は「助かった、ありがとう」って言った方がいい場合もある。
自分なりの発散法を持っておく
とは言えいろいろ工夫をしていてもストレスがたまる時はたまります。それは仕方ない。
問題なのはストレスをためることではなく、発散の仕方を知らないこと、もしくはストレスを相手にぶつけてしまうこと。
これを避けるためにストレス解消法や気分転換の方法を自分なりに持っておくのは大事。ぼくは煮詰まったらサウナへ行って整えます。
その他
我が家は部屋数が多くないのでアレですが、友達夫婦はお互いの作業部屋のドアが開いていれば話しかけてもOK、閉まっていたら作業に集中しているから今はほっといての合図にしていると言っていて、わかりやすくていいなって思いました。
在宅中の家族間ストレスを減らすために今後取り入れたいこと
もっとストレスフリーで楽しみが増えるように、今後取り入れたいなと考えていることとかです。
食が楽しくなるもの
燻製をやろう。
土鍋でご飯炊いたり、おでんを煮込んだり。
ミディアムレアのお肉が作れる低温調理器。
熱伝導がいいのでゆっくりじっくり熱が伝わり食材が煮崩れしにくい琺瑯鍋。ケトルとお揃いの色。
暮らしがラクになるもの
床掃除は機械に任せよう。
水拭きも機械に任せよう。
快適なベッドでゴロゴロしよう。
Netflix
Amazonのプライムビデオは海外では楽しみ方に限界がある。
Kindle Paper White
iPhoneでの読書がしんどくなったので眼精疲労を減らしたい。Kindle Unliited最高。
まとめ
そんな感じで今のところ嫌な空気になることなく、毎日楽しく暮らしています。少なくともぼく自身はこのまま二人で家にいながら働いていくのもありだなって思っているくらい。参考になりそうなことがあったら幸いです。
他にも「こんなのもおすすめ」「我が家はこうしてる」などあったら教えてください。皆様も快適で楽しい在宅ワークを。