日本に帰って久しぶりに友達と飲んだりしてると「カンボジアではどんな感じの家に住んでるの?」とよく聞かれます。高床式住居?って冗談半分で聞かれたりもしますが、高床式住居形態の家は今も普通にあるし、なんならちょっと「カンボジアでマイホーム建てるなら高床式住居もいいな」って思うレベル。とは言え今住んでいる家は高床式ではなく、読者の皆さんがいわゆる「賃貸アパート」を想像したら浮かんで来そうなものに近いと思います。
カンボジアに住み始めて2年ちょい。一度家も引っ越してそこそこまともな家に住み始めたので、カンボジア来たことない人やイメージわかない人にも一体どんな家に住んでいるのかわかりやすいように、我が家を公開しようと思います。
あとカンボジアに対してちょっとネガティブなイメージを抱いている人にも「一度行ってみようかな」と思ってもらえたら嬉しい。
カンボジアの住居や家賃はどのくらいか
冒頭でも触れた通り、我が家は 「賃貸アパート」と聞いてイメージするような感じの家です。間取りは1LDKで階は4階。家賃は月3万円くらい。入居時で新築物件でした。
玄関・キッチン
こちら玄関を開けてすぐのアングル。入ってすぐ洗濯機、キッチンがあります。
別アングルからのキッチンです。時系列ズレているので洗濯機が搬入される前の状態。一つ前の写真で手前に写っていた白い洗濯機がもともと備え付けであったのですが、ぼくは洗濯乾燥機を持っているので大家さんに言って入居前に撤去してもらい、自分で買ったものを持ち込む形にしました。
洗濯乾燥機があるとかなり家事を時短できるので、
- 共働きで忙しい家
- 小さな子どもがいる家
- 家事がめんどくさい人
- つまりは単純に全員
洗濯機ではなく洗濯乾燥機買った方がいいよって強めにおすすめできます。
キッチン周りは収納がシンクの上下についていてそれぞれ扉も大きくていいんですが、ざっくりとした作りなので空間を無駄にする恐れもあり。
リビング
少し進んでリビングスペース。風抜けのいい窓に面したカウンターテーブル。日中大体ここでパソコン作業しています。捗る。
ソファやテーブル、カーテンなどは備え付けです。何でもかんでも派手な色にしておけばいいと思っているカンボジアで、このおとなしめの色のチョイスは完全にアタリと言えるでしょう。
ソファ寄りの窓を右に曲がるとベランダです。あまり広くはないですがベランダはないよりあった方が絶対いい。
寝室
こちら寝室です。ベッドフレームやマットレス、枕も備え付けであるのですがマットレスと枕はいい感じのものに投資したので洗濯機同様持ち込み。入居時に大家さんに撤去してもらいました。奥の窓からもベランダに出れます。
ここから差し込む朝日が毎朝最高で、目覚ましかけなくても朝起きられるようになったのかなり大きなメリットだと思います。入居時に単に間取りとか家賃だけでなく方角考えておくの大切だと実感しました。
ベランダへ出る窓側から見た様子。クローゼットも備え付けで上まで使えるので十分な収納力。
バスルーム
こちらバスルームです。本当は300ドル出すならバスタブ付きの部屋がいいと思っていたのですが、最終的には「まぁなくてもいいか」と唯一目をつぶったポイント。そう割り切れたのもこのバスルームの作りが良かったから。
見てもらうとわかるんですがシャワー空間だけまた別の扉がついているんです。これによって誰かがシャワー浴びていてもうんこができるというメリットの他に、シャワー浴びた後にトイレ行こうと思って足を濡らすことがないんです。前の家はバスルーム内に仕切りがなくトイレ、洗面所、シャワーがあってシャワー浴びた後に歯磨きしようとして足が濡れると行ったことがありましたが今回はそれがない。素晴らしい。
あとシャワーヘッドがホテルみたい。テンション上がる。前の家みたいに給湯器を自分でつけたり、シャワーヘッドが暴走して壊れることもなさそう。
ちなみにシャワーから出た足元には日本から買ってきた珪藻土バスマット。これも最高。濡れたままここに乗ってもすぐ乾く便利アイテム。濡れたバスマットって放置しておくとめっちゃ菌が増えるのでこれは全家庭で導入しない意味がわからないほどの超衛生的アイテム。
カンボジアではコスパよく暮らせるけど必ずしも幸福とは限らない
ということでカンボジアで暮らしている家をさらけ出して、ぼくのリアルをお伝えしました。ご覧いただいた通りの間取りと快適な空間に月200ドル程度で住めるので、この部分だけを切り取ると東南アジアの暮らしのコスパは非常にいいです。
もちろんもっと値段が高くてゴージャスな物件もあれば、本当ワンルームの空間だけの安い物件もありますので、実際に住むとなったら自分の目で色々見てみるのが一番です。
ちなみに前回の家は家賃100ドルの家に暮らしていて、それはそれでミニマルな暮らしで良かったのですが今となってはやはりいろいろ難あったなと思います。それが値段の差というか、クオリティが違えば当然値段も変わるよねっていう普通のこと。なので100ドルでも暮らせるし固定費を抑えることは大事ですが、自分の最低限度の幸福度や満足度に嘘はつかない方がいいなと思いました。
近々YouTubeでも新居のルームツアー的な動画を出そうと思いますので、ぜひ今のうちにチャンネル登録しておいてください。 ※SNSやめました
前回のカンボジアの家
2017年10月からおよそ2年間住んだ100ドルの家。