好きで暮らしているはずの家が「なんかこの家、落ち着かんわ」と感じるようになりました。原因を探っていくと、物が!いつの間にか!多くなっている!
だったら減らせばいいよね。人生はいつだってシンプル。
ということで今回は1日1つ何かを手放していくことを100日間続けてみた経験をもとに記事を書きました。アイキャッチ画像はぼくの作業デスク。常にこのくらいにしておきたい。
1日1つ何かものを手放すことを100日間続けた
家の中に物が多すぎるストレスを感じ始めた頃に、上記の本を見つけまして読みました。Kindle Unlimitedを契約している人は無料で読めます。お得。
知的水準の高いこのブログの読者の方々なら、本のタイトルを読むとだいたい内容がわかると思います。それをそのまま実践。
1日1つ何か物を手放すということを100日間やったので、ぼくの身の回りからは100個の物がなくなりました。
1日1つ何か手放すルール
著書の中では
- 1日1つ何か手放す
- 何もない日はレシートとかでOK
- 家族のものには手を出さない
などのルールがありました。
ぼくはこれに加えて、パソコンの中の不要なファイルやフォルダ、使っていないスマホアプリなどのソフトウェアを消すなど、物質的じゃないものもカウントするようにしました。
手放す時はなるべくシンプルに「今必要か?」で考えて、いつ使うかもわからない目的も見通しもない備蓄などはしないようにするとすんなり減らせます。
関連:日用品のストック管理は収納ケースに入る分だけと決めている
あと我が家にはもともと、捨てるか迷っているボックスが一つだけあるので「今すぐ使いはしないけど、だからといって今すぐ手放すのもちょっと…」みたいな物はこのボックスの中にひとまとめにしています。
必要があればこの箱の中から取り出して使えばいいし、この箱の中にあり続けるならやっぱり使っていない訳なので手放す踏ん切りにもなります。
関連:不用品をすぐに捨てられない時はとりあえずボックスを活用するようにしている
1日1つ何か物を手放すことを100日間継続した感想
これらを実践してみた感想です。先に一言でまとめるなら「暮らしが楽になる」でした。
- 掃除が楽
- 部屋が広くなる
- 探し物がなくなる
- 無駄遣いがなくなる
- 引っ越しが楽
- お気に入りを大切にする
- 選択肢が減る
- 自由な時間が増える
- 人と比べなくなる
- 帰りたい家になる
1.掃除が楽
部屋に置いてある物が少なければ掃除がしやすくなります。掃除がしやすいということは汚れが溜まりにくい、キレイが保ちやすいということです。家が快適になるし、家で過ごす時間の質が高まります。逆に家が散らかっていると、気持ちが落ち着かなかったりリフレッシュしたくなって不要が外出が増え、その結果想定外の支出につながったりしてあまりいいことがありません。家を快適に保つためにも、掃除しやすい環境ってのは大切。
2.部屋が広くなる
物理的に部屋が広くなることはありませんが、使えるスペースが増えます。物のためにあった空間がそこに住む人のための空間になるので、同じ部屋でも今まで以上に広く感じます。
実際に今は1LDKの間取りに大人二人で暮らしています。入居当初こそ「もう少し広い方が良かったか?」と思ったり、二人揃って在宅ワークする際には「部屋数足りないかも」と考えたりもしましたが、今となってはもはやちょうどいいサイズ感だと思うようになりかなり気に入っています。
先程の内容と重なりますが、家が広くなれば掃除も大変になるので単純に面積の広い場所に移るよりも、今の面積をより有効活用するには?という視点が大事だと思います。
3.探し物がなくなる
物が少なくなると探し物が減ります。単純に管理するものの数が減るので、あるのかないのか、どこにあるのかを覚えておきやすいからです。
既述の通り我が家には「捨てるか迷っているボックス」があって、見当たらない時はその中を確認します。その箱の中にあれば「やっぱり必要だった」と再確認ができますし、そこになければないので探すのはやめます。時間を浪費しないと得した気分です。
4.無駄遣いしなくなる
スペースが広がったことを実感すると、多くの人が「快適」と感じると思います。せっかく空いたスペースをまた無駄に埋めたくないので、買い物が慎重になります。減らした以上買うなとは思いませんが、買う時に「本当にこれが必要か」を熟考するようになるので、今まで以上に無計画な支出と買った後の後悔がなくなります。
5.引っ越しが楽
持ち物が少ないと引っ越しのハードルが下がります。多くのものを持って移動するより、少ないものだけで移動する方が労力もコストもかからないからです。
別に今のところ引っ越す予定がない人も持ち物が少ないことに越したことはありません。人生は何が起こるかわからないし、結局最後は誰かに後処理をお願いしなくてはいけないからです。
関連:住む場所を変えたら人生がさらに楽しくなったので引っ越して本当によかった
6.お気に入りを大切にする
不要なものを手放していくと、手元にはお気に入りだけが残るようになります。気に入ったものばかりが視界に飛び込んできたり、手にとって使ったりしていると本当に気分がアガります。
気に入っているので大切に使おうとして日常の所作が丁寧になったり、定期的にメンテナンスしたり、それによって心が落ち着いたりもできます。好きなものに囲まれて暮らすというのはとても気分がいいものです。
7.選択肢が減る
服を選ぶ、物の収納場所を選ぶ、使い道を選ぶなど日常には多くの選択肢がありますが、物を減らせば洗濯の回数も減ります。選択肢が増えれば増えるほど考えて、悩んで、迷います。物が少ないと決断も早くなりので、余計なことに悩んだり迷ったりしなくなります。
8.自由な時間が増える
物が減ったことで自由に使える時間が増えます。掃除、服選び、片付け、物を探す、買い物など今まで当たり前に使ってきた時間を、より自分の好きなことに使えるようになります。
空いた時間でやりたいと思っていた趣味を始めたり、資格の勉強をしたり、手の込んだ料理を作ってみたりできてさらに生活が豊かになります。
関連:今日からできる!人生を本気で変えたいと思って工夫した時間の使い方
9.人と比べなくなる
結局何を持っているかで人の価値はあまり変化しないことに気づきます。何か物を買い足すにしても、人からどうみられるかではなく、自分がそれを必要としているのか、心から気に入っているのかで選ぶようになります。
10 帰りたい家になる
家が整い出してから無駄な外出が減ったり、出かけても早く帰りたくなるようになりました。
帰りたくなるほど好きな家、心落ち着く空間に住んでいるというのはとても幸せな状態です。好きでいるためには、自分にとっての心地いい空間であること。いんすたぐらむで見た部屋を真似ても自分にとって心地いいとは限りません。
自分にとっての心地よさを実感すると、常にその状態を維持しようとする副次的効果もあります。
関連:早く帰りたい家に住んでから起きた心理状態や仕事の仕方の変化
まとめ
今回は1日1つ何か物を手放すという経験をもとに感じたことをまとめてみました。
こういう暮らしをしているのは、ぼくが几帳面でマメな性格だからではありません。むしろその逆で、めんどくさがりでズボラで楽したい人間だからこそ。同じような性格の人にこそおすすめしたい、物を減らす暮らし=楽する暮らし。いろいろメリット書きましたが、結局は暮らしが楽になることがやってみてよかった点でした。
自分の家なのに落ち着かない人、家だと集中できない人、家が狭いと感じている人などは物に支配されている可能性が高いので、1日1つ手放すことを実践してみることをおすすめします。
コメントを残す