ぼくは2013年3月に高校教師の仕事を辞めたんですが、辞める際に正当な理由が必要ではありませんでした。
必要なのは「やめます」の4文字だけ。
ついでに言うと「辞めてどうするの?」に答えられなくてもOKです。
この記事では実体験に基づいて、何かを始めたり辞めたりするのに、それっぽい理由や根拠なんか示さなくたっていいんだよって話をしています。
動き出すのに、わざわざ理由を探して動き出せずにいる人の背中を押せたらなと願いながら書きました。
仕事を辞めるのに正当な理由は必要ない
繰り返しですが必要ありません。
就職試験でもあるまいし、人にPRしたり説き伏せる必要はありません。
一生懸命答えても疲弊する
転職する気も、独立する算段もない。
そんな、正当らしき理由を持っていないぼくに「辞めてどうするか?」「辞めてどうするのか?」という質問は、拷問のようでした。
人間って不思議なもので、考えが全てわかりあえるわけないのに、わかり合おうとしてきます。
相手に理解されない返答を返しても相手の疑問が増えるか、ダメ出しが始まるかだけなので一生懸命答えるだけ疲弊します。
続ける人間に辞める人間の気持ちは理解できないことが多い
例えばですけど「仕事辞めてどうするの?」に返した時の返し。
- 「独立して事業を始めます?」→「それ儲かるの?」「うまくいくの?」「それがやりたいことなの?」
- 「決めてないけどなんとかします」→「人生ナメてね?」
真面目に答えたら「ダメ出し」をされ、適当に流そうとしたら「考え甘くないか」と言われ、もうなんなの?って感じでした。
そんなことが山積みで、途中から答えることに疲れたり、聞かれることに対して億劫になったりしていました。
この、正当らしき理由を求められる風潮。
これこそが、やりたいことをやろうとしている人への、悩みの種だったりするのかなって思ったりしました。
仕事を辞める時に正当な理由がない時のマインドセット
人生は異文化理解
例えば、ぼくは今カンボジアで生活しているんですが、よく考え方や価値観の違いに触れます。
そんな時に、合わないカンボジア人一人一人に対してイライラしていても仕方がないです。
あ、あなたはそういう人なのね〜
で終了です。
自分も相手も、考えが合わないことを何の気にも止めません。
全員異文化を持っているからわかり合えなくて普通
同じ国籍だとしても、隣の誰かは自分とは違う異文化を持っています。
例えば同棲とか寮生活みたいな共同生活がいい例だと思いますが、それぞれ小さな頃から無意識に築いてきた生活習慣があります。
そんな異なる習慣を持った人同士が急に共同生活をしたら、自分とは異なる面をいくつも垣間見ることになりますが、これもいちいち突っ込んでいたらキリがないわけです。
仕事を辞めることをやけに心配してくる人への対策
行動を制限しようとしてくる外部の人間として、やけに心配そうに声をかけてくれます。
一見、自分を気遣ってくれているように感じるので、この人のことを考えると躊躇する気持ちが出たりします。
ですが、基本的にその心配すら、自分を苦しめているので言い方悪いですがスルーして大丈夫です。
心配そうな人は自分が安心したいだけ
実は自分が安心したいだけの人。
- 子どもをイイガッコウに入学させ(て自分が安心し)たい
- 子どもをイイカイシャに就職させ(て自分が安心し)たい
- あの人が頑張りすぎて(イイケッカ出して自分が取り残されるのが嫌だから)心配している
このケース、結構多いと思います。
人の心配と見せかけて、自分が安心したいだけの人。
本当の心配はもっと別のことだと知る
本当の心配は、字の通りで相手に心配りをすること。
「体だけには気をつけなさい」
「法律に触れるようなことはするな」
「人をわざと傷つけることはするな」
「人を下げて自分を上げようとするな」
全部、小さい頃から親が口すっぱく言ってくれていたことでした。
心配してくれた人のせいにしがち
「あの人、心配してくれてるしな…」
って気持ちで自分の行動を制限したり、行動を変えても長続きしないことが多いです。
理由は、その人は言っているだけで、別に責任まで取ってくれないから。
人が言う通りやって、やっぱり嫌な思いをしたり、思い通り行かなかった時って人のせいにしがちです。
まとめ
ということでまとめですが、誰かを説得しようとしなくても、自分で考えて行動したほうがいいですね。
- わかり合えないのにわかってもらおうとしなくていい
- それっぽい言葉を探しても答えはない
- 心配してくれている人が全員味方とは限らない
めんどくさい質問に答えることができなくても、それっぽい理由がなくてもOKです。
自分の選択に責任が取れる覚悟さえ持てば、ぼくらはいつだって自由になれる。
責任を果たすことって、結構かっこいいことだとぼくは思いますよ。なので、自分の人生くらい人のせいにしないで、自分で決めて生きていきます。
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