カンボジアのシアヌークビルという街を訪れた際にトゥクトゥクに乗車しようと思ったら、いつも使っているGrabアプリが対応していない地域だったのでPassAppという配車アプリをインストールしました。
配車アプリを使うと
- 今いる場所に迎えに来てくれる:トゥクトゥクを探して歩かなくていい
- あらかじめアプリ上で目的地を指定できる:言葉が通じない人でも説明不要
- 値段が決まっているので乗車前の交渉が不要:ぼったくられたりお釣り問題を解消できる
といったいいことがあります。海外旅行の際にはとても便利。
また、支払い方法を現金以外にしておけば、降車時に「おつりがない」という理由で、余分にお金を持っていかれる心配もありません。ぼくはABA PAYを指定しておいて降車後に自分の銀行口座から引き落とされる仕組みにしておきました。
ところがどっこい!ぼくは今回シアヌークビルで3回PassAppを利用して、3回ともビックリすることがあったのでまとめておきます。シアヌークビル初心者の方は注意してください。
シアヌークビルでPassAppの支払いをABAにすると嫌がられる
実際にあった経験談3連発です。
1.アプリ上の金額より高値を払えと言ってくる
一回目。乗車した場所から指定した場所までは7,300リエル(約1.8ドル)でしたが、乗車してすぐに「10,000リエル!OK?」と言われました。「Not OK」と返すと「PassAppは安い!ガスは高い!」と言っています。まあ確かにね、わかるよと心の中で思ったので運転がよかったらチップで+2,000リエルくらい払おうかなって思っていました。
しかし目的地に着くまでの間、信号や渋滞などで止まるたびに「10,000リエル!OK?」と聞いて来ます。しつこい。で、断る度に運転が荒くなる。
到着してもまだ言って来ます。「10,000リエル!プリーズ」というので、「もうABAで払ったよ」と伝えたところ舌打ち。そしてすぐに「チップ!」と言ってきました。ごめん、チップを支払いたい気持ちはあなたの荒い運転でどこかへ落としてしまったのだよ。チップ支払うことへの抵抗はないのですが、チップがほしかったらそれなりの仕事してほしい。
2.ABAで支払うと言うとあからさまな態度に出される
続いての運転手。運転も態度もおとなしめで良かったのですが、到着してドライバー側のアプリを操作している間にお礼を言って立ち去ろうとしたら、不思議そうな目をしてこっちを見ています。
お金かな?って思ったので「もうABAで払ってあるよ」と伝えたところ
「ABA!!!!?????? OH!!!!!!!」
ってなって頭を抱えたり、おでこに手当てて首を振ったり、両手を開いて「ありえない」みたいなジェスチャーされたり睨まれたりしました。その後もしばらく降車した場所から動かず項垂れています。なんで?手に入れた現金でガソリンでも入れるつもりだったのかな?だとしたらごめん。
だけど客乗せる前に、その人が現金払いかABA払いなのかわかる仕組みをPassApp側が導入した方がいいと思う。
3.評価を星1つにされる
最後が一番衝撃だったのですが、乗車から到着までほぼ何も言ってこなかったドライバー。目的地へ着くや否や、振り返ってニヤニヤしています。
先ほどと同様にお礼を言って降りようとしながら「ABAで支払ったよ」と伝えたところ一気に表情が曇り、ため息をつきながら前を向いてスマホを操作。客がドライバーを星で評価するように、ドライバーも客を評価するんですね。迷うことなく星1つにされました。おめでとう、君も1だ。
シアヌークビルのPassApp体験談まとめ
普段暮らしているシェムリアップの街ではPassAppではなくGrabアプリを使っており、支払い方法はクレジットカード決済にしてあります。しかし今まで一度もそれによって嫌な態度を取られたりしたことはなかったので、今回は3回続いてちょっとビックリしました。
そんなドライバーばかりではないことを願うばかりですが、ぼくと同じようにビックリする人が減るように体験談としてシェアしておきます。
ちなみにGrabアプリはクレジットカードを登録しておくと、降車後にチップを上乗せして払うかどうかを決められます。PassAppもそうしたらいいのに。そしたら気持ちのいい運転には、気持ちよくお金を使います。