バックパッカーといえば、背後に大きなメインバッグと前面に普通サイズのリュックが定番スタイルではないでしょうか?これ実際一度やってみたんですが、激烈おすすめしないのでこの記事を書く決意をしました。誰か一人くらい「あの背負い方やめたほうがいいよ」とか言わないのかな。
ということで今回は結論を先に話すスタイルです。バックパッカースタイルを選ぶなら「バックパック+サブバック」という組み合わせではなく、「サブバッグ×2」がいいと思います。
この理由を、リュック二個に入りきる荷物を持って日本と海外を行ったり来たりしている実体験に基づいて語ります。
大きなバックパックをおすすめしない理由
理由は主に3つです。
- 動きにくい
- 動きにくいぜ
- 余分な荷物が増える
大切なことなので二回言いましたが、実際は二個でした。
大きなバックパックは動きにくい
当たり前ですが、カバンは大きくなればなるほど動きにくくなります。実は、ぼくはグレゴリーのバルトロ75というバケモノ級にデカイバックパックを持っているのですが、今はもうほとんど使っていません。理由はめっちゃ邪魔になるから。
かつてのぼくは、「このカバンに全てを詰め込めばめっちゃ楽!」と思っていましたが、それは勘違いです。
例えば日本の自宅から新幹線に乗って都内へ、電車を乗り継いで成田へという旅程の場合。成人男性の腰くらいまでの高さの20kgの物体は、移動に関して邪魔でしかありません。リュックですら満員電車で幅きかせるのに大型バックパックでは日本出る前に疲弊します。
余分な荷物が増える
カバンが大きいと、出発前についついアレもコレもと余分な荷物を足してしまいカバンを重くしてしまう傾向にあります。カバンそのもののサイズを制限すれば、この中に入る分だけで行こうと開き直れるので無駄な荷物を持ちすぎなくておすすめ。
毎回荷物が多くなってしまう…って人ほどカバンの大きさを小さくしたらいいと思います。
30L程度のサブバッグ2つがおすすめの理由
メインのバックパックと少し小さめのサブバッグを前後に背負って持ち歩くスタイルを取るならサブバッグ2個がおすすめです。容量としては1つ30L程度。
理由は主に3つです。
- 動きやすい
- 何がどこにあるか明確
- あらゆるシーンでカバンを使い分ける
今度はちゃんと三つありました。
動きやすい
先ほどの真逆です。30L程度のリュックなら一つ一つが重くなりすぎず身動きも取りやすいです。
特に海外では、重たい荷物を持って身動きが鈍っていると犯罪のターゲットになりかねないので、気をつけましょう。
何がどこにあるか明確
生活に必要なもの(宿に置きっぱなしにする荷物)と外出に必要なもの(町歩きや観光時など)に分けておけば、何がどこにあるか明確です。
ぼくはデイパック(33l)と3wayバッグ(26L)を併用していますが、生活に必要なものと仕事に必要なもので使い分けています。
あらゆるシーンで使い分ける
メインのバックパックが大きすぎると、どこへ行くにもサブバッグで出かけることになります。
繰り返しになりますが、ぼくはデイパックと3Wayバッグを併用しているので、カジュアルに出かけたい時とややフォーマル(?)に仕事モードで出かけたい時にカバンを使い分けられます。
また、デイパックは常に留守番ではなく観光に出かけたり、数日の出張ならこれ一つで出かけられるので旅先でもカバンの選択肢があるというのは楽しみでもあります。
長期旅行者だから大きなバックパックが必要というわけではない
持って行くものはだいたいいつも同じ
「長期旅行だから」「全く日本に帰らないから」という人もいると思いますが、ぶっちゃけそこは荷物の量に関係はないかなと思います。
これはぼくの実体験なので恐縮ですが、6年間日本と海外を行ったり来たりして思うのは「持って行くものはだいたいいつも一緒」ということです。
1週間の旅行も1ヶ月の旅行も1年の旅行も、そこまで大きな変化はないです。
必要になってもだいたい揃えられる
また旅の途中で、必要になったものはだいたい変え揃えられます。
アジア圏であればタイのバンコクなどがまさにそうですが、各都市への移動のハブ的ポジションになっているだけでなく、物流の面を取っても近隣諸国では買い揃えられないものまである程度揃っています。
そのようなポジションの国や地域があるので、最初から備えすぎなくて大丈夫です。
まとめ
今回の記事の言いたいことをまとめます。
- バックパッカーに大きなバックパックは不要です
- 動きにくいし邪魔になりやすい
- 荷物が増えやすい
- 30L程度のリュック二つがおすすめ
- 一個一個が軽い
- 物の管理が楽
- カバンをシーンに応じて使い分けることも可能
といった点です。
「バックパッカー=メインバックパック+サブのデイパック」という概念に縛られることなく、より身軽な旅の準備の参考になりましたら幸いです。
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