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何もできないけど挑み続ける人生の記録


みらいスクール

カンボジア小学校建設の始まりから開校までがわかる話。

更新日:

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3年かけて実現したカンボジアの小学校建設プロジェクト。

 

伝えなくちゃって思いながら、伝えることのできなかったぼくの大切な仲間達へ、いつも応援してくれている皆様への感謝の気持ちと。

 

急にこのブログを見てくれた方々へ。

 

カンボジアに小学校を建設するってなった時のことから開校までをまとめてみました。





何にもなし得ていない時代から一緒にいてくれる人たち

3年前、突然思い立ったかのように「カンボジアに小学校を建設する」って言い出した時、反対されたり、バカだって言われたり、いろんな意見をもらいました。

 

今振り返れば、それまで海外への視野なんて持っておらず、英語もしゃべることができなかった26歳。

 

厳しい意見の裏には、ぼくの将来や生活を心配してくれていた愛情もあったのかなと今では思います。

関連記事:仕事も収入も失うのが怖い?3年前の今日ぼくは仕事も収入もどちらもなくなった

 

それでも、スタートと同時に理由もなく「お前がやるなら」と、20名くらいぼくの周りで同じ目線で動いてくれる人がいました。

 

Googleのハングアウトを活用しながらテレビ電話でみんなで打ち合わせ。

 

あーでもない、こーでもない言いながら、みんなが自分にできる何かを探してくれました。

 

イベントの出店、募金箱の設置、広告やポップのデザイン、ライティング、趣意書などぼくの想いがなるべく効率的に広まって、お金を集めることができる仕組みをみんなで話し合っていたのが、3年以上昔のことのように感じます。

 

同時に、ぼくのカンボジア渡航もペースが上がったものの、資金面の調達が十分ではない 状態では現地で具体的な話が進むはずもなく、村人には「もう少し待って」と言い続ける日々。

 

動いているように思えても、中身は大して進まず、仲間とのテレビ電話も次第に数が減り、参加人数が減っていった時に感じた自身へのイラだちと無力感はこの先も忘れることがないと思います。

 

少しずつ現地へ足を運んでくれる人が増えていく

でも離れていってしまった仲間に変わって、新しい応援者が増えてきたのもこの頃でした。

 

いろんな方面からの視野も持ち、まだお金もないのに、学校が建った後のことまで考え始めていました。

 

「水汲みしていた子ども達が学校に通ったら誰が水汲みをするのだろう?」

「雨季になると冠水してしまう道の先に学校があって本当に子ども達は毎日通うだろうか?」

 

そうやって、新しく見えてきた課題に、少しだけ貯まっていたなけなしのお金をつぎ込んで井戸を掘り、道をつくり、学校建設後に子ども達が通わない理由を潰していこうとしていた時期もありました。

 

初めての井戸掘りの時は宿で出会ったたかこが。

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(まだ村っ子幼い!!)

 

2回目の時はずっと応援してくれている大学時代からの仲間の将太、彼女(今は妻)の眞紀、友人の紹介で知り合ったかおりも来てくれました。

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あっという間に1年が経ち「このままのペースじゃ絶対に資金調達は無理」って思えてきて、ぼくはクラウドファンディングへの挑戦を決めます。

 

2015年1月のことでした。

 

企画をクラウドファンディングの運営者に提出し、プロジェクト掲載に向けて中身をブラッシュアップしていく。

 

PR動画(これはもうお蔵入り)も撮ったし、これまでの写真を振り返ってなるべくリアルが伝わる文章を、飾らず、ありのままに詰め込んで。

 

学校建設のためのクラウドファンディングなのか、クラウドファンディングのための毎日なのか、ミッションが見えなくなってきたり、自分の生活すらも危うい時期があって、何のためにやってるんだろうって落ち込んだりもしました。

 

それでも何もなし得ていないぼくを支えて、応援してくれて、頑張ってこいって送り出してくれた人たちがいたから、そして、村に行けば「ゆすけー!」って走ってきてくれる子ども達がいたから、続けてこれたのだと思います。

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2ヶ月でクラウドファンディングは成功し、結果3,095,111円のお金が集まりました。

 

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

関連記事:カンボジアの小学校建設費用はクラウドファンディングを活用したよ

 

増えていく仲間とその先の未来を

この辺りから、次第に自分がやっていることに自信が持てるようになって、胸を張って話ができるようになって、その話に釣られて新しい仲間が加わっていきました。

 

「何かあったら手伝いますね」

 

出会った人の中には、そうやって声をかけてくれる人もいたけど、本当に手伝いに来てくれた人が現れた。

 

一緒に道をつくってくれたのは哲哉と颯太だった。

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そして、そんな道づくり中の期間に出会ったくるみもまた、この後の井戸掘りで戻って来てくれた一人。

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こうやって少しずつ、ぼくが通いつめたロンデン村に足を運んでくれる人たちが増えていった。

 

まだ学校も建ってないのに、講演の依頼も舞い込んで来た。

 

カンボジアの井戸掘りに興味を持っていた、匠さんの当時の勤務校だった。

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高校生を前にこれまでの活動を、洗いざらい話す。

 

すると、ぼくの話を聞いた子ども達が立ち上がってくれた。

 

「カンボジアに井戸を掘るための募金」を行なってくれて、高校生が集めてくれたお金を全額預かり、当日の講演費用としていただいたお金を足して、また一つ井戸が掘れた。

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実は今、この井戸は故障中なんだけど、ぼくはこの時の高校生がいつかカンボジアまで来てくれて一緒に直すのが夢の一つだったりする。

(追記:2017年8月6日佐久間高校のOB達と井戸を新設しました!)

関連記事:静岡県立佐久間高等学校贈呈カンボジアの井戸復活!OB四人が来てくれました。

 

この井戸掘りの時は、大学野球の先輩が教え子を連れて、高校野球の仲間が奥さんを連れてやってきた。

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気付くといつも誰かいてくれるんです。ぼくの周りには。

 

この井戸が掘れてからから3ヶ月後、4ヶ月間に渡って行われた待ちに待った小学校建設。

 

建設期間中は123名の方が、お手伝いに来てくれました。

 

このためだけにカンボジアまで来てくれた人、こんなつもりじゃなかったのに同じ宿で出会って手伝いにくることになった人、世界一周やめて残っちゃった人、一旦日本帰ってお金貯めて戻って来た人、当初の予定より長くいたくなってチケット破っちゃった人。いろんな人がいました。

 

それから、井戸掘り手伝ってくれたくるみは「こんな経験、私だけがするのはもったいないから、みんなでシェアしたい。」って言って大学まで僕を呼んで、学生の前で話をする機会を作ってくれた。

 

結果、くるみは8人の仲間を連れて戻って来た。

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建設期間中は、みんなで賑やかに作業できる日が多くて本当に楽しかった。

 

佐久間井戸のきっかけをくれた匠さんも現地まで来てくれました。

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最年少3歳から、最年長62歳まで。

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みんなで飲み過ぎちゃった日も、立ち上がりたくないほど疲労困憊で嫁に怒られた日も、帰るのが嫌で泣き出す人見てもらい泣きした日も、大工さんに麻薬使用疑惑が出た時も、シェムリアップから120キロも離れた何にもない場所でバイクが動かなくなって途方にくれた日も。

 

何したとか、どんなことがあったかってことで一喜一憂してるんじゃなくて、毎日そこには誰かがいてくれて、結果腹抱えて笑って、酒飲んで、ご飯食べて、起きたらまた学校行っての繰り返し。

 

そんな日々が彩りで満ちていたのは、学校建設を通じて出会えた人のおかげなんです。

 

みんなが帰って行って、最後ぼくと嫁だけになって、それでもまだペンキが塗り終わってなくて。

 

ペンキを買い足して塗っておいてくれるっていった大工さんを信じて、ぼくらは日本に帰った。

 

ところが、トイレ・貯水タンクを設置するために戻った夏。

 

ペンキは塗られておらず、使える資材は持ち帰られて、使えないゴミばかりが乱雑に教室内に投げ込まれ、室内になぜか飛び散ったペンキと、タイルが剥がれてしまったしゅういちとしゅういちの仲間が買ってくれた椅子、立て付けの悪い窓、腐った木の影に潜む無数のサソリ。

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愕然とした。

 

だけど、そんな時も一緒に学校まで来てくれる新しい仲間達がいた。

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そして戻って来てくれた仲間も。

 

学校建設の時は、4ヶ月で123人。

トイレの時は3週間で65人。

 

自費で買い足したペンキを丁寧に塗り直してくれて、文句言わず毎日教室を綺麗にしてくれて、同時にトイレ建設が始まって、貯水タンクができて。

 

Bboothは世代交代して、メンバーが一部入れ替わって、それでも毎日一生懸命ついてきた。

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その頃、机・椅子・黒板をどうするかで頭悩ませてたんだけど、千葉県で塾を営む組田社長や、トイレ建設を一緒にしてくれた悠の援護があって、翌月無事に納品ができました。

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ありがとうございます。

 

カンボジアの小学校ついに開校!

そしていよいよ、開校式。

 

もう開校式のことは何度も書いているので深く書きませんが、本当に夢のような時間でした。

 

その三日後の授業開始。

 

涙が溢れることばっかりで、ぼくはぼくの幸せに気付かされた日々でした。

 

とまぁ。

 

つらつら書いて来ましたが、もちろんここには書ききれないほどの出逢いとドラマがあって、誰にどれだけお礼を言えばいいかわかりまへん。

 

お気付きの通り、お前なんもしてねーじゃんって話です。

 

みんなの協力があってこそ、一人ではできなかったことが、こうして形になったんです。

 

現地に来たとか来ないとか、お金出した出してないとか、ぼくと知り合ってからの期間とか、そんなものだけでは測りようもない大きすぎる愛と恩を感じています。

 

どれだけお礼を言っても足りないのはわかっています。

 

でも、本当にいつもありがとう。

この一言に尽きます。

 

この先のこと、いろんな疑問や不安を感じている人もいるかもしれませんが、ぼくのスタンスは基本的には変わりません!

 

みらいスクールの未来については、考えていることが山ほどあるので、決まったものからまた随時発表していきます。

 

みらいスクールでの次の大きなイベントは6年後の卒業式かな〜!

 

そこでまたみんなで笑ってご飯食べられるように。

 

子ども達が安心して学び続けられるように、もう一回ここから走り出します。

 

今後もみらいスクールと北川勇介をよろしくお願いします。

 

お世話になった皆様へ、愛を込めて。

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